ヨーコさんの“言葉”

制作 : 小宮 善彰 
  • 講談社
3.86
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本棚登録 : 278
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062196550

作品紹介・あらすじ

NHKの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」が、大人のための絵本になりました!
この言葉を見事に絵で伝える北村裕花さんの250点近い作品もオールカラーで収録。

大ベストセラー『100万回生きたねこ』の絵本作家・佐野洋子さんが、シンプルな視点で教えてくれる、ほんとうの幸せのカタチ、人生を豊かに生きる秘訣。
ヨーコさんの、手加減しないけれど深いまなざしで綴られたエッセイにも多くのファンがいます。そんなエッセイから、選りすぐったのがこの1冊です。

ヨーコさんは本作で、才能神話や美容整形ブームといったものの本質を突くいっぽうで、個性や自由、愛情について、老後の幸せについて、日常生活の出来事をとおして気づかせてくれます。
そして私たちは、その言葉に触れると、何を手放したら豊かに生きられるかが見えてきます。
何につけクヨクヨしがちな人、自分らしく生きたいけれどなかなかできない人、もちろん人間関係で心が折れそうな人にも役立つはずです。

感想・レビュー・書評

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  • Eテレで『100万回生きた猫』で有名な佐野洋子さんのエッセイを、北村裕花さんの絵と上村典子さんの語りで5分の番組にしている。
    その番組を書籍化したもの。

    ヨーコさんの言葉にはいちいち納得。
    昔やっていた『美容整形の実験番組』に感じたもやもや感は
    「手術後はあいまいな同じような顔になる。ああ、世界は平らになる。デコボコがあってこそこの世と思うのである。気に食わん」
    という気持ちも確かにあったし、
    戦中の雰囲気の中「淡谷のり子さんのぎんぎらぎんのあの化粧と、どっ派手な洋服で、ちゃらちゃらしてそれで押し通したと言われて」いるまさに‘命がけ’の勇気には賛同と尊敬を覚える。

    エッセイのひとつひとつが味わい深く、ものがたりを読むような充実感がある。
    北村さんの絵は一見小学生が描いたようなラフな絵。
    でも人物の表情が生き生きしてて、エッセイに沿った絵の展開が素晴らしくドラマチックでした。

    すぐ読めてしまうのに心に残る本でした。

  • NHK日曜美術館の前に放送されていた“ヨーコさんの言葉”。最初はぼーっと見ているだけだったのに、いつしか楽しみになった。絵も素朴で味わい深いし、声も少しだけぶっきらぼうで味があって、大好きな時間だった。本が出たと知り、即買いした。9割はTVで見た記憶のあるものだったけど、相変わらず読んだ後に心の中を深い思考のようなものが広がる。この感覚が好きだ。出典が巻末に載っていたので、佐野さんの本を読んでみようかなと思う。

  •  TVで愛犬さんの回を見て、印象に残っていたので思わず読んでしまいました。
     肩の力を抜いてほっとできた1冊でした。<大多数>の意見に飲み込まれないで自分と誠実に向き合っていらっしゃる人柄と絵柄がマッチしています。

  • ダックスを飼っている人が
    まったくおんなじことを。笑

    偶然その方にこの本をお貸ししたら、お手紙にそのことが書いてあって、そういえばそんなことおっしゃっていたなと思い出した訳なのですが。

    ぬきんでて才能のある子
    特別に才能のない子
    そして凡庸と凡庸と凡庸と

    けれど不思議なことに、
    運動会で大人の涙腺をくすぐるのは
    凡庸の競い合う姿
    凡庸が凡庸と
    鼻の先ひとつで
    ゴールを奪いあう姿に
    誰の子とも知れなくても
    こみあげてくる

    圧倒ではなく
    凡庸に

    凡庸が
    世界を盛り上げる

  • NHKの5分番組を書籍化したもの。甘くはない、ビターな言葉で淡々と語られるヨーコさんのエッセイはどこか哲学的だ。さすが詩人の谷川俊太郎がヨーコさんと離婚したのち決して再婚しようとしなかったほど惚れぬいた女性なだけはある。「ピカソに子供時代はなかった。彼は生まれついてのプロフェッショナルであった。老いてのちようやく子供になることができたのだ」という章とお嫁に行き老いて亡くなった伯母さんの人生を描いた章がかなり涙腺にきた。全回収録されていないのでぜひ続編も刊行してほしい。北村裕花さんの味のある絵も最高です。

  • ビビッドな黄色いカバーが書店で一際目立っていた本。『百万回生きたねこ』で有名な佐野洋子さんが著者だ。いつも、佐野洋子さんと小川洋子さんを混同してしまうのだが、小川洋子さんは『妊娠カレンダー』や『博士の愛した数式』を書かれた方です(←当たり前)。

    買おうか買うまいか手にしてから悩むが、最初の『才能ってものね』を読んでクスリ。絵は北村裕花さんという絵本作家の方が描いているのだが、この絵も佐野さんのことばにピッタリあっている。買うのを決めました。

    どの話しもクスッとしながらも、鋭い視点に感心させられる。世の中、ビジネスモデルとかコンプライアンスとかグローバル化とか、何かこっちの方向にいかねば! いや、当然行くよね! 的な雰囲気が充満しているけど、佐野さんの本を読むと、もっとゆっくり考えてもいいじゃないかと思えてくる。ときどき読み返したい本。

  • 佐野洋子さんの感性好きです
    凛としてて
    ご自分で言われるほど強くなくて
    でもやっぱり強い
    そうだよねえ、うんうん
    なんて言いながら読みました
    イラストもいいです
    ≪ 凡人の 中であがいて 歳をとる ≫

  • さらさら読めるのに、心を掴まれる一冊。
    ああ、人が感じることはそう大差ないのだなと。というか、わたしは佐野さんの感覚が好きだから余計にいいなと思うわけですが。
    価値観の話になるとどうしようもないけど、結局自分の人生は自分で決めていくものだから、必要に応じて選択をして生きていきたいなと、、選択の連続なのだなと思うわけです。
    大衆に押しつぶされそうになるけど、押しつぶされてしまうのかも知れないけれど、それでも、心を自由に生きていきたい気持ちなのです。

  • 背伸びせず、自分の言葉で語ることのカッコよさ

  • 2018/11/25読了

  • テレビで見ればそれでいいかな。

  • ぜんぜんむずかしい言葉や文章ではないんだけど、とても内容は深かったです。そーだそーだ、となんども賛同しました。

  • 力が抜けてく。絵があるから、楽に読める。

  • 北村裕花イイ感じですね・・・

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    NHKの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」が、大人のための絵本になりました!
    この言葉を見事に絵で伝える北村裕花さんの250点近い作品もオールカラーで収録。

    大ベストセラー『100万回生きたねこ』の絵本作家・佐野洋子さんが、シンプルな視点で教えてくれる、ほんとうの幸せのカタチ、人生を豊かに生きる秘訣。
    ヨーコさんの、手加減しないけれど深いまなざしで綴られたエッセイにも多くのファンがいます。そんなエッセイから、選りすぐったのがこの1冊です。

    ヨーコさんは本作で、才能神話や美容整形ブームといったものの本質を突くいっぽうで、個性や自由、愛情について、老後の幸せについて、日常生活の出来事をとおして気づかせてくれます。
    そして私たちは、その言葉に触れると、何を手放したら豊かに生きられるかが見えてきます。
    何につけクヨクヨしがちな人、自分らしく生きたいけれどなかなかできない人、もちろん人間関係で心が折れそうな人にも役立つはずです。
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062196550

  • 北村裕花さんの絵も素敵で、言葉とあっていて読み応えもあります。言葉は短いのですが、共感出来て、多岐にわたっていてうなずいてしまう。
    考えを持って観察力があってそして生きて来たおもみがあります。
    作者の佐野洋子さん2010年に亡くなていたんですね、でも、こうして亡くなられてから本が出ている。。。

  •  小学生でも読めそうな914の本を探していて、この本を発見。NHKの番組を書籍化したらしい。ルビはないが絵が多く文章も分かりやすいように思う。
     「その3 ハハハ、勝手じゃん」 正義、戦争、国防婦人会、淡谷のり子さん・・・の話が特に心に残った。

  • NHKで視聴して、興味を持ちました。

  • 人生誰しも孤独を感じるものだし、面倒な人間関係があるからこそ、人は生きられるんだなあと思った。

  • 大人の絵本と言っていい本である。
    「100万回生きたねこ」と、同様に、一人ずつ、受け止め方や、考えが違うだろう。

    才能のある者の中で凡庸な集団が、努力し、競争しながら、悲しみや喜びを見出していく姿は、私達自信を表している。
    「神様はえらい」の所で、姉妹が、金魚の墓を作るのに、どちらも言い分があって、なるほどと、思う。
    いい加減な人ばかりやくそ真面目だけでも世界は完璧にならないという言葉にも納得。

    腹がたった時の解消法として、手紙を書く、そして記念切手をなめながら、・・・貼って投函する。
    なんでも簡単にメールで、用事が、済むけれど、その人の字体が、人柄を表しているからいいかもしれない。
    先日、子供が海外出張の時に、メトロポリタンへ行ったよ!と、絵葉書を送ってくれた。
    なんだか、とても嬉しかった。

    最後に、伯母さんの話が、書かれていたが、私も伯母がなくなった90歳を超えていたが、伯父は、一番いい笑顔の写真を遺影にして、昔から、美人だった、、、と、語ったのが、印象的だった。

  • エッセイ。漫画。NHKで放送されてる「ヨーコさんの”言葉”」をまとめたもの。佐野洋子さんカッコいいし、淡谷のり子さんもカッコいいなぁ。

  • 三葛館一般 914.6||SA

    「自分らしさ それが大切」

    (保健看護学部 4年 Y.N)


    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=83411

  • 佐野洋子のエッセイだと知って読んでみたが、まさかNHKでやってる番組の書籍化だったとは、しかも2冊目だったとは。

    「せめてこれ以上、誰も何も考えないで」と「ビンボー人の品性」と「フツーに死ぬ」が良い。

    テント担いで山に行くと、携帯の電波が通じないとこが多い。財布にいくら入れてても、お店自体がほとんどなく、営業小屋で買えるものも知れている。人の少ない危険なとこを通るとき「ここで落ちて誰も助けが来なかったら一人で死ぬことになるんやな」なんて思ってしまう。

    それでも、山に居るのが楽しい。それは勿論、山が好きだからなんだけど、実は、「不便で、少ない物で生活して、人が少なくて寂しい」その状況自体を楽しんでいるって部分もある。
    「俺は少々捻くれてるのかなぁ」と思ったりしたんだけど、この本の上記3篇を読んだら、合点がいった。

    「便利で、豊かになって、人とずっと繋がっていられる」世の中である。昔は良かっただけとは思わない…。でも「せっかく便利なんだし、せっかく豊かなんだし、せっかく人と繋がるのがラクになった」んだから、「便利に甘えすぎず、使いこなす以上に持たず、過剰に繋がらない」ぐらいの節度を持って暮らす方が味わい深い日々を送れるんじゃないか。

    ヨーコさんはそう教えてくれている。

  • 肩の力が抜けて、気持ちがスーッと楽になる言葉

  • いいかげんなヤツばっかでも
    くそまじめだけでも
    世界は完璧にならない。
    神様はえらい。
    ー〔神様はえらい〕


    コインランドリーで乾燥待ち中にお店で発見し読んでみた

  • 佐野洋子さんの言葉を引用した大人向けの絵本という体の本でした。
    ほとんどが絵で文字は少ないのであっという間に読めちゃいます。

    絵は佐野洋子さんの絵でなく、北村裕花さんという方の絵です。
    あまりきれいじゃない、リアルな所がある絵(特に人間の顔)ですが、それが子供が描いた絵のようで味があります。
    上手に描いてあるのよりこういう絵の方が伝わってくるものはあります。
    段々畑の風景の絵や吊るし柿の絵なんて、やはりプロだな~、こういうのサラッと書いてる~と思いました。

    文章の方はというと、絵があるせいか、いつものちょっとキツい印象を受ける感じでなく角がとれた感じ。
    日々の生活の中でちょっと疑問に思ったこととか、感じた事を説教くさくなく正直に綴っているという感じです。
    同じことを他の人が言ってもこういう感じにならないんだよな~と思います。

    私が読んでてちょっと意外だったのは、佐野洋子さんが子供を保育園につれていった時、ミニスカートをはいて行ったら革新的社会主義的な政治思想をもっているお母さんから糾弾され、「すごく怖かった。それが多分個人のレベルではなかったので、怖かったのだと思います。」という文章。

    そんなのものともしないタイプだと思っていただけに、こんな人でも向こうが集団だと怖いものなんだ、ひるんじゃうんだ・・・と親しみがわいたし、却って勇気をもらいました。
    私ごときが怖いと思うのなんて当たり前なんだな~と思えました。

  • テレビ番組なのですね!
    それは知らなかったんやけど読んでとても心がすーっとした。すっきりした!とかそういう意味ではなく、なんだかすーっとした。
    絵がまた素晴らしい!

  • なんかとっても良かった。
    私もこんな感じが良いな〜

  • 心の内、自然目線。暖かい。

  • 文字数が少ないので、あっという間に読めるのに、
    すごく深い内容だなと思いました。
    本の帯に書いてある通り、
    ”大人のための絵本”です。
    時々読み返したくなる本だと思います。

  • 三葛館一般 914.6||SA

    思っている心の内をどれだけ素直に出せていますか?
    「こんなことを言うと、良く思われないかもしれない」と気になる・・・、相手に気を遣うあまり言葉にできなくて・・・。だれにでも心あたりがあることではないでしょうか?そんなときにはぜひこの本を開いてみてください。日常のなかの自分の気持ちに素直に、そしてはっきりとした佐野洋子さんの言葉に思わず「そうだよな」とうなずいてしまうページも。読み終えたあとは気持ちもすっきり、元気が補給されているはずです。
                                   (ゆず)
                                   
    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=83411

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著者プロフィール

1938年、北京生まれ。絵本作家、エッセイスト。おもな著作に、絵本『100万回生きたねこ』『わたしのぼうし』、童話『わたしが妹だったとき』、エッセイ『神も仏もありませぬ』など。2010年没。

「2019年 『はればれ、お寿司 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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