気付くのが遅すぎて、

著者 :
  • 講談社
3.10
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本棚登録 : 155
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062196666

作品紹介・あらすじ

「週刊現代」の人気エッセイ「その人、独身?」が、連載500回突破を機に、「気付くのが遅すぎて、」とタイトルを変えてリニューアル。2005年に『その人、独身?』が刊行されてから、本書で祝10周年&10冊目となるのを記念して、単行本もリニューアルしました!

有名人が結婚する“一般人”に思いを馳せ、敢えて体育会に所属するゆとり世代に感心し、セクハラヤジ事件に切り返し方を提案し、温泉で年の差カップルを考察し、冥界の女子会を想像する……。

下半身は“ありのまま”がいいの? 食事は女が取り分けるべき? 結婚した女友達は苗字で呼べない? 人生における様々な面で気付くのが遅すぎてあたふたする日々を記す、大人気エッセイ第10弾!

感想・レビュー・書評

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  • まあ、おきまりのエッセイ。
    だいぶ、お歳をめされてきました。

  • んー、あまりに素晴らしくてうなる。
    やっぱりエッセーの女王は
    酒井順子だな、とつくづく思う。
    目の付け所、予想してない展開、
    「そうきたか!」と思わず感嘆すること
    数知れず。
    んースゴイ!
    --------------
    P15
    「明治ブルガリアヨールと砂糖」は
    田舎のお母さんが用意する
    ちゃんちゃんこのような
    「昭和の深情け」を象徴する存在
    --------------
    松尾スズキの結婚した時のセリフ
    「普通の人です。
    勤め先に関東近郊の親元から
    通っていた女性です。
    コンサバな服着てます」
    「ああ。普通。普通がいい!
    と激しく思う自分になっていったわけです」
    「女優ってさあ、キスシーンとかあるじゃないですか⁉あれが許せないのです」
    「嫌だなあ。付き合っている人が
    人前で乳首出すのは」
    から
    P21
    自分と関係ない女が何かを
    さらけ出していたら
    見たくなるけど、
    自分の女がさらけ出すのは嫌。
    殿方とはそういう生き物で
    あることを
    もう少し早く気付きたかったなぁ。
    とつなげる
    --------------
    東京のお盆は7月であることと
    仏壇の花を生者側に向けて供えていることから
    P49
    我々生者は
    死者のためというフリをしつつも、
    実は自分達のために花だ、果物だのを
    供えていることが分かる。
    と指摘する

    んー感嘆!
    -----------------
    P74
    「女ってどうして、昔のこと覚えていて
    いちいち蒸し返すのか」
    とか
    「女ってどうして、話題を突然変えるのか」
    といっった「女あるある」の悪口

    P75
    「相手に共感する」というのは
    女性の得意技なわけですが、
    政治や経済の話よりも垣根が低く、
    かつ天気の話題よりは面白いという意味で、
    男性のこと、それも悪口というのは、
    最高の題材です

    P75
    女子会に入ることができる男子というのは、
    たとえ甘味喫茶に入っても、
    困ったような顔で
    ところてんやコーヒーとかを頼まず、
    「じゃあクリーム白玉あんみつ」
    とシレッと言うことができる。
    そして「ていうかー」よりも
    「わかるわかる」をよく使用し、
    いつまで話しても決して結論など出ない
    男女の話題にも積極的に参加。
    男子の悪口になっても
    ムキになって反論したりせず
    「男って馬鹿だからね」
    と鷹揚に受け入れてくれる。
    男だけど
    女子会に参加できるこの手の
    ”準女”的男性はモテる気がする

    P252
    重箱の隅はよく見えるというのに
    人生の対局観的なものが
    私からは抜け落ちている模様

  • 週刊現代に連載されているエッセイの単行本、これで10冊目だそうです!
    私は最近の3冊しか読んでいないのですが。

    初回からイラストを網中いづるさんが描いているそうですが、あれ?今までもイラストに酒井順子さんの似顔絵があったかなあ?
    いつも図書館から借りているので、確認できません。すみません。
    もし今回から始めたとしたら、中年になって(←私はそう思わないけど、ご本人がそうおっしゃるので)心境の変化があったのかしら?

    それにしても2004年から10年以上も続いているというのはすごいことですね。
    たぶん、いろいろなかたの感想意見を素直に聞いて、いかしているのだと思います。

    なぜなら、今回ひとつ気づいたこと。
    ディズニーランドに行ったら、30年前と大きくちがったのは、外国人が増えたことだそうです。
    最近は「あちこちから知らない言葉が聞こえてくる、バベルの塔的な雰囲気に。」
    この表現の面白さに笑いました。
    ところが、その数か月後に京都に行ったことが書かれているのですが、やはり外人が多くて「旧約聖書におけるバベルの塔の話を思わせます。」とあります。

    もしかしたら一回目の「バベルの塔」のとき、意味わからない人がいたのではないでしょうか?
    そういう指摘があったから、二度目には「旧約聖書における」をつけたのでは?

    そう思うと、私はたまたま「バベルの塔」は知っていましたが、私の知らない高尚なジョークを書かれて、気づかずにとばしてしまったことが多々あったかもしれません。
    そうだとしたら、残念です。

  • 語り口があっけらかんとしてて好き。視点が日本人っぽくなくて面白かった。

  • 週刊現代の連載をまとめたものですねぇ…相変わらず面白かったですね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    新聞も気になるところしか読まない僕としましては酒井さんのエッセイを通して世の中を知るというか…世事を知るようなところがあって、そういうわけでこの連載は僕にとって重宝しているのです…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    女子高生がネットで会った男とトラブルになったり…まあ、悲惨な事件が続いた2014年~2015年くらいの出来事を中心に色々と語られております…。

    少子化についても…若者の童貞率とか述べられていてアレですね、男としては少々恥ずかしいような気にさせられもしましたけれどもまあ、全体的にはいつもの酒井さんらしい筆致かと思いました…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 何でだろう、このひとの本ってタイトルからして【お、読んでみよ】ってなるのに実際読んでると・読み始めるとすんげー退屈で全く進まないんだよね…なんでだろう…

  • やっぱり酒井氏のエッセイは最高。
    年齢的に近いこともあって、共感できるネタが多い。何より基本的な日本語の使い方がお上手なので、読んでいて疲れない。最近、日本語そのものがなっていない読み物のなんと多いことか。
    「昭和のヨーグルト」「アスリートの流行語」、共感した。
    2016/09

  • 時事や日常を、独自の視点で切り取るのは変わらず。
    「キャーキャーする才能」が印象に残る。
    筆者と同じく、この才能を持ち合わせていないので、熱狂する存在を持つ人々がうらやましい。
    嵐15周年のNHK特番も見ていたので、その感想にも共感。
    全体としては、いつもよりややトーンダウンな印象。

  • なんとなく手に取った酒井本。もう10年以上続いている人気連載だけあって、適度に毒を交えつつ、濃すぎない、重すぎない上品な口あたり。病院の待合室で重宝しましたありがとう。

  • 最後の方に乗っていた「動物園・水族館の是非について」の話が興味深かった。

    いくら学術的価値があるといっても元野生のものをこんな小さな柵で閉じ込めて見せ物にするほど人間はえらいのか?

    もし、この先もっと優秀な種が現れて人間を食べたり展示したらその時人は気づくのか?「自分たちはなんと愚かなことをしていたんだろう」と。

    あまりにもまっとうな意見に逆に新鮮さを感じた。

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著者プロフィール

1966年、東京都生まれ。高校在学中に雑誌「オリーブ」でコラムの執筆を始め、大学卒業後は広告代理店に勤務。その後、執筆に専念し、2003年に発表した『負け犬の遠吠え』では婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞。近年の著書に『子の無い人生』『男尊女子』『源氏姉妹』『家族終了』『ガラスの50代』『処女の道程』などがある。

「2021年 『ananの嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

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