これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 550
レビュー : 68
  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062196772

感想・レビュー・書評

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  • 「食堂かたつむり」の作家、小川糸さんの生活にフォーカスを当てた本。
    今流行りのシンプルライフの先駆けでしょうか。シンプルライフの方法ではなく、考え方の部分がクローズアップされているので、シンプルライフ目指す人にもオススメの一冊。

    オシャレな人って何を考えてるんだろう?

    という往年の疑問が解消されました。笑

    気に入った道具を、多用途で使うことで、ものは減り、道具への愛着も湧く。ひと昔前なら当たり前の生活だったのに、それが当たり前にできなくなってしまったことに、改めて気づかされました。

    「食堂かたつむり」に描かれていた、食べ物への丁寧な態度は、小川糸さんの生活の核を成していたことがわかりました。

    自分の身の回りのものを、

    ここが好き

    とハッキリ言葉にできる愛着の深さがステキ。

  • 誕生日に友人がプレゼントしてくれた本。

    小川糸さんが書く小説の、ほのぼのしているのにしっかり芯が通っていて、読んでいると背筋がピンと伸びるようなあの雰囲気はどこから来るのか、これを読むことで少し理解できたような気がした。

    愛情を注ぐにふさわしいモノだけに囲まれた、素朴で、でもセンスのいい暮らしぶり。背伸びせず、自然体で居心地良くいられる暮らしの空間。それを保つには努力が必要だと知っていて、その努力を楽しみ惜しまない。

    私も自分の生活の中で、モノをこれ以上増やしたくないと思いながら、最近あるモノに心を乱されていたのだけれど、これを読んで、すとんと気持ちが落ち着いた。
    何かを買う前にいつも小川さんの言葉を思い出せたらいい。

    「ものを使うことは、ものに対して責任を持つということ。」

    「大切にしたいのは、そのものとともにする「歴史」です」

    「出合うまでのストーリーがある愛用品が少しづつ増えていくことが、年齢を重ねる楽しみなのだとも思います。」

  • 「ツバキ文具店」を読んですぐの頃、偶然本屋でこの本に出会いました。写真が多く、他人の暮らしぶりが分かるようなエッセイが大好きなので、迷わず購入。

    心地いい暮らしを求めるには、「不便」や「不快」に対して敏感であることが大事。
    「こんなものだ」と妥協して、小さなストレスを我慢し続けることが嫌。

    実際に我慢し続けている家の中の不便があるので、小川さんのこの言葉にハッとさせられました。

  • 小川糸さんの小説は優しくて癒される。その背景にはこんな風に自分やモノ、ヒトを大切にする生き方があったのですね。シンプルで、信念のある生き方に憧れます。

  • 情報からあえて「離れる」という決意。

    リアルな世界を見る楽しみを
    満喫したいから、これからも私は
    「ケータイなし」の生き方を
    貫くだろうと思います。

    (小川 糸/小説家
    『これだけで、幸せ』より)

    * * *

    あふれる情報 刺激的な広告
    すぐにつながる安心感は

    わたしのココロを
    豊かにしてくれているかな?

    ケータイの中の文章や画像
    メッセージに目を奪われて

    すぐ近くにいる人や景色
    大切な言葉が流されてく……

    誰かの時間ではない
    自分の時間を生きるために

    あえて通信から離れて

    季節の風 香り 大事な人
    今 この瞬間を感じよう

  • ベルリンに暮らすように滞在してみたい。
    心軽やかに人生を謳歌するための、、、
    一度立ち止まって考えてみます。
    「好き」の感覚を信じて。

  • この本を読んでいて、小川さんが作家さんだという事を忘れてしまうぐらい、物選びの際の基準というかルールが徹底されていて、ライフスタイルアドバイザーのようです。

    私も物を沢山所持するのは好きではないので
    小川さんの考え方に共感できる点が沢山ありました。

    ただ、私との違いを挙げるとすると
    小川さんは自分で決めた事を継続する力を持っていて
    常に自分と向き合い、自分の心の声に耳を傾け
    自分を大切にしているし、それが出来ている点が
    素敵だなぁと感じました。

    私は最近、自分を大切にする旅路の
    入り口に立ったばかり。
    自分を大切にするという事は
    なかなかどうして難しく
    すぐに出来る事ではありません。

    自分に出来るだろうかと不安を感じていた所
    この本と出会い、
    これは運命だと思いました。

    小川さんを目標にして、
    自分も自分を大切にしていきたいと思わせてくれた1冊です。


  • 2018.03.09.読了

    小川糸さんの小説の素がよくわかる
    ステキな本でした。
    この潔さが溢れているように思います。

    理想的な生活。
    少しずつ近づけたらいいなぁ

  • 今の自分の生き方を肯定してもらえたような気がした。シンプルで理想的な生き方の小川さん。小説は何冊か読んだことはあったけど、どういう方かわからなかった。いいエッセイでした。

  • シンプルな暮らし、なかなか真似できないけど憧れます。

著者プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

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