蜘蛛と蝶

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 34
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062196819

作品紹介・あらすじ

多岐川瑠璃子は実家住まいの歯科衛生士、33歳。家と職場の往復だけの単調な日々を過ごしている。離婚した妹が実家に子供を連れて戻ってきたので、自分が出て行かなければならないのか……と考えていたときに、同僚から聞いた出会い系サイトにアクセスする。同僚はそこで結婚相手を見つけたというのだ。ほのかな期待を抱きながら、気になる男に勇気を出してメールを送ってみた瑠璃子。程なくして、相手の男から返信が来る。舞い上がる瑠璃子。何度かのやりとりの後、二人は会うことになる。この男の名前は、佐々木一希。瑠璃子よりも7つ年下の商社マンだ。二人は急速に惹かれあい、やがて身体を重ねる――。瑠璃子は信じられないような幸福に身をゆだねつつも、一抹の不安を覚える。本当にこんなに幸せでいいのだろうか……。そう思いながらも、二人の間に、結婚話が持ち上がる。

感想・レビュー・書評

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  • 出会い系サイトで知り合った若い男(実は結婚詐欺師)にひかれていく三十路女の話で、ラストも思ったような展開で終わる。
    なのに、心が揺すぶられた。
    しょうもない男だとわかっていても、好きになる時ってこういうもんだよ。
    この後の瑠璃子と航平が上手くいかないとしても、この決断が間違っていたとは思いたくない。
    結婚式での瑠璃子の腹の括り方に拍手 でした。

  • 出会い系サイトで出会った、歯科衛生士の多岐川瑠璃子と瑠璃子より7歳年下の商社マンである、佐々木一希。出会い系サイトが2人の運命を大きく変える。そんな作品である。大石圭は好きなのだが、この作品はなぜか苦手で読了までに時間がかなりかかってしまった。『蜘蛛と蝶』というタイトルはピッタリなネーミングだなと思った。結局、恋愛というのは蜘蛛と蝶の関係なのかもしれない。

  • 結婚詐欺のお話。切ないしムカつくし、どんどんページが進んだ。
    女性に関する描写が生々しい。

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著者プロフィール

1961年、東京都生まれ。法政大学文学部卒。93年『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作を受賞してデビュー。著書に『アンダー・ユア・ベッド』『殺人勤務医』『湘南人肉医』『復讐執行人』『飼育する男』『檻の中の少女』『甘い鞭』『殺人鬼を飼う女』『殺人調香師』『あの夜にあったこと』『甘い監獄』『わたしの調教師』『優雅なる監禁』『百二十歳の少女 古美術商・柊ニーナ』『モニター越しの飼育』『溺れる女』など多数。2019年には『アンダー・ユア・ベッド』が映画化。同作は反響を呼び各地でロングラン上映された。

「2020年 『死体でも愛してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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