天と地の方程式 2

  • 講談社
4.07
  • (29)
  • (37)
  • (23)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 292
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062196888

作品紹介・あらすじ

「太陽系を見回してみてよ。七勝一敗で黄泉ツ神の勝ち越しでしょ?
ぼくたちは、めちゃくちゃ分の悪い勝負をしているけど、ここで黄泉ツ神に勝ちをゆずるわけにはいかないんだ。」

この世界に生命をもたらそうとする天ツ神。
反対に、生命を消し去ろうとする黄泉ツ神。
天ツ神にカンナギとして選ばれた
栗栖の丘学園の子どもたちは、
それぞれの神通=人間の能力を超えた不可思議な力で、
黄泉ツ神とのたたかいに挑む。
アレイたちは、黄泉ツ神がこの世に解き放たれるのを、本当に止めることができるのだろうか? 災いをくいとめることはできるのか。

古事記を下敷きにし、息つく間もなく展開される
学園異能ファンタジー三部作の第2巻!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • どんどんと広がっていく黄泉の世界
    そしてメンバーが揃った
    さてこれからどんな展開になるんだろうな

  • 残り二人のカンナギが見つかる。

    アレイたちも読者もゴールの見えない不気味な日常と非日常に緊張感が高まっていく。

    ピコと1年生ズがタンポポの綿毛のようにかわいらしくて、そこは緊張が緩んだ。

  • 黄泉ツ神のカクレドから抜け出すことに成功したアレイ、Q、ヒカル、ハルコ。
    再び猿から天ツ神からの言葉を受け取る。
    神がこの地に下られる。カンナギは神迎えせよ、と。
    残る2柱は誰なのか。
    カクレドはますます広がり、ほころびを見つける謎解きも複雑になってゆく。

    サバイバル小説のような走りっぱなし展開。

  • 仲間が誰だか少しずつわかっていく。

  • ネタバレ 1巻より2巻の方がスイスイ読めました。仲が悪かった筈なのに、意見を出し合い気付いたら仲良くなる様子が面白い。ただ、Qは初登場時からあまり変わらず(笑)カンナギの残り2人も判明、うち1人の正体にアレイたち同様つい疑ってしまった。見た目はそのままであの口調はないよ(笑)猿がいう、カンナギそれぞれの能力名も気になる。「開く者」「閉じる者」「唱える者」はよく分からん。ハルコが「閉じる者」に該当するのは怪力故だろうが、アレイとQどちらかが「開く者」に当たるのだろう?危機的状況で来年3月刊行の最終巻に続くことに涙目。

  • 【感想】
    ・いつもギリギリの脱出劇でたいへん。

    【一行目】
     カクレドから戻った翌日から、田代有礼たち八年生は教室で、机を遠く離して座るようになった。

    【内容】
    ・一年生の「ピコ」が行方不明。諸般の状況から彼もカンナギの仲間なのではないかと考えた四人は捜索を開始。その結果鏡ゲット。
    ・七人目のカンナギと思われる人物の口から黄泉ツ神対天ツ神の闘いについて知らされる。

    ▼来栖の丘学園についての簡単なメモ

    【アキナ】アレイの妹。小学生。四年生。ゴシップ収集能力が高い。対象は家族も例外ではない。
    【天ツ神】この世の生物の中に遍在する。
    【アレイ】主人公。十三歳で中学生の男子。中高一貫校では八年生。第一巻表紙カバー絵の逆さになってる方が彼だろう。変化が嫌いで判を捺したような日々が続くのが好み。家を右足で踏み出し、きっちり六百二十歩で校門の前に立ちそこから百十六歩で昇降口に到着する。偶数が好みのようだ。いや~けっこう異常な人ですわ。どうやらデタラメな世界から自分を守るためにきっちりしたものを探している感じがある。常に平均を求めているがたった三人のクラスのアベレージをつかめず困惑。夢の中で猿と見つめあってなんかに誘われた。一度記憶したことは決して忘れない。本名は森有礼から取って「有礼」と書いて「ありのり」と読むようだがアレイは記憶力抜群の稗田阿礼にシンパシイを感じたのでアレイで通すことにし親もそれに同調しているようだ。膨大な知識量を表に出さず試験もわざと間違えたりして成績上位ではあるが特別ではない位置をキープしている。カンナギネームは開く者か、唱える者。おそらく開く者か?
    【アレイの母】自分の時間を楽しむときには携帯を切るのがマイルール。
    【磯谷守/いそたに・まもる】数学教師で男子二人しかいない九年生の担任で生徒指導も受け待っている。
    【伊波甲大/いなみ・たかひろ】アレイたちの担任。七、八、九年生の国語を担当。悪い人ではないのだろうけどなんとなく腹立つタイプの行動を取る。
    【大石春来/おおいし・はるこ】→ハルコ
    【大森勇人/おおもり・はやと】七年生。陸上部。やせたのっぽ。
    【岡倉ひかる】→ヒカル
    【鏡池】雷が落ちた。一周一キロ程度で遊歩道があり陸上部のランニングコースでもある。
    【カクレド】この世と黄泉ツ国の間にある異界。黄泉ツ神がつくる。エリア内でかつカンナギ同士が触れあったとき入り込むことになる。
    【カンナギ】各自の中にある天ツ神が一部分目覚めた者。それゆえ「天才」的なところがある。告げる者、開く者、唱える者、奏でる者、閉ざす者、見る者、知る者の七人いる。
    【厩舎修/きゅうしゃ・おさむ】通称「Q」。アレイと同じ八年生。ひょろりと背が高い。近隣では知られた有名な生徒。数学が得意で常に満点。ただし数学以外の能力が著しく欠如している。いわゆる「天才」ってヤツですね。アレイは彼を変人呼ばわりしているが自分もほぼ同じタイプやんかって感じする。カンナギネームは開く者ないしは唱える者。おそらく唱える者かと。
    【Qの姉】荒唐無稽と思われるQの話をとりあえずちゃんと聞き、アドバイスまでくれた謎の人物。大学生。
    【来栖台ニュータウン】アレイたちの両親が戸建ての家を買った未完成の町。
    【来栖の丘学園】アレイとアキナが転校していくことになった新設の小中一貫校。まだ生徒数は少なく、全校で七十一名。本来は八百人まで対応できる。アキナと同じ八年生は三名のみ。ひとりは厩舎修、もう一人は岡倉ひかる。アレイの家から学校まで七百十四歩。中庭を取り囲む形で校舎が「ロ」の字になっている。
    【佐々木真理子】英語教師。七年生の担任。白くてぽっちゃりしていて中華饅頭っぽい。
    【猿】田代有礼の夢に七日間連続で登場し「クロスの丘に来い」と呼びかけてきた。カンナギの一人だと言う。「告げる者」。
    【七人目のカンナギ】ネタバレになるので名前は隠しとこう。普段は普通の人でその中に隠れている。カンナギ一族の出身で「プロのカンナギ」だとか。カンナギネームは「知る者」。
    【正田昌彦/しょうだ・まさひこ】→ピコくん
    【田代明菜】→アキナ
    【田代有礼/たしろ・あれい】→アレイ
    【谷進一/たに・しんいち】五年生の担任。
    【天才】内部にある天ツ神が活性化した者のこと。
    【萩本将/はぎもと・しょう】七年生。陸上部。やせたちび。
    【ハルコ】大石春来。七年生。音楽部。アレイにラブレターをよこした。怪力。カンナギネームは「閉ざす者」。おそらくタヂカラオの役割か?
    【ヒカル】岡倉ひかる。アレイと同じ八年生。小柄な女子。身長153センチ。他県から来た。一度聴いたり楽譜を見た曲を暗譜で演奏できる。カンナギネームは「奏でる者」。
    【ピコくん】一年生。行方不明になった。予知能力があるかもしれない? カンナギネーム「見る者」。
    【部活動】生徒数の少ない来栖の丘学園では五年生から九年生までは全員部活動を義務づけられている。とりあえず現在存在するのは卓球部、陸上部、音楽部、創作部の四つだけ。
    【松島恵/まつしま・めぐみ】六年生担任。
    【南真知子/みなみ・まちこ】音楽教諭。
    【森本】美術教師。
    【安川】七年生で小柄な男子。かすかな関西弁のイントネーション。アレイを苛立たせるお調子者。
    【黄泉ツ神】チャンスがあったらこの世に出てこようとする。出てきてしまうと何か大変なことになるらしい。今で言うなら新型コロナウイルスみたいなもんかもしれない。
    【黄泉ツ国】黄泉ツ神が追いやられている。
    【陸上部】アレイ、七年生の萩本将、大森勇人の三人だけ。最年長のアレイが部長に祭り上げられた。顧問は伊波。足は速いがやる気はなしで放任主義。アレイはしんどい思いはしつつも走ることの心地よさも感じ始めている。

  • あやしいとは思ってたがそう来るとは。おもしろいー。

  • いよいよ役者が揃って、だんだんと謎も明かされてきた第2巻。なかなかにスリリングな展開。

  • 天ツ神から特別な能力を授かった子どもたちが、黄泉ツ神に立ち向かう。
    話にスピード感があって、1巻から3巻まで一気に読んだ。
    一つ一つ謎が、テンポよく解き明かされていくので、読んでいて楽しかった。頭の中で、丁度上手く映像化されていくテンポなんだと思う。
    それぞれのピースが、最後に繋がっていく様子も面白かった。数学の問題でピタッと答えが出て、頭がスッキリする感じに似ている。
    物語に出てくる古事記、世界の遺跡、数学の魔法陣などについても、いろいろ調べ知識を広げてみたくなった。

  • どんどん面白くなる!7人目のカンナギの予想はついたけれど、年齢的にどうやって入ってくるのか疑問でした。まさか、閏年で来るとは!やられたーって感じでした。

全36件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

富安陽子 1959年、東京生まれ。高校在学中より童話を書きはじめた。おもな作品に『やまんば山のモッコたち』(福音館書店)、『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)、『盆まねき』『絵物語古事記』(以上偕成社)、「菜の子先生」シリーズ・「菜の子ちゃん」シリーズ(以上福音館書店)、「ムジナ探偵局」シリーズ(童心社)、「シノダ!」シリーズ(偕成社)、「内科・オバケ科 ホオズキ医院」シリーズ(ポプラ社)、「やまんばあさん」シリーズ・「妖怪一家九十九さん」シリーズ(以上理論社)、「サラとピンキー」シリーズ(講談社)など。絵本の文の仕事に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(福音館書店)、『さくらの谷』(偕成社)など。ほかにエッセイ集『童話作家のおかしな毎日』(偕成社)などがある。

「2021年 『オニのサラリーマン じごく・ごくらく運動会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

富安陽子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
廣嶋 玲子
村山 早紀
又吉 直樹
梨木 香歩
佐藤 多佳子
宮下奈都
乾石 智子
ヨシタケシンス...
有効な右矢印 無効な右矢印

天と地の方程式 2を本棚に登録しているひと

ツイートする
×