逆島断雄と進駐官養成高校の決闘

著者 :
  • 講談社
3.12
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本棚登録 : 120
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062196956

作品紹介・あらすじ

経済成長は行き詰まり、列強が資源と市場を奪い合う高度植民地時代。氾帝国、エウロペ連合、アメリア民主国の三大列強による世界の寡占化が進んでいた。その中で劣勢を強いられている日乃元皇国だが、植民地支配の中枢を担う進駐官を育てる全寮制の東島進駐官養成高校には、国中からエリート中のエリートが集まっている。ここに新入生として入学した逆島断雄。逆島家は、皇室を守護する近衛四家のひとつとして様々な特権を与えられていたが、戦死した父・靖雄が国家反逆罪に問われたため、すべての特権を奪われ没落していた。そのため、断男は、争いを嫌う性格にもかかわらず、家の再興を担わされていた。
優秀な軍人を育てるため、非人間的ともいえる厳しいカリキュラムのなかで、断雄は同室同班となった仲間、あらゆるジャンルで学年一位の超イケメン・ジョージ、硬派の柔術家・テル、ナンパだが度胸が据わっているクニの三人との友情を育んでいく。ところが、入学早々に起こった謎の狙撃事件を皮切りに、断雄の周りでは次々と不可解な事件が起こる。そして、それらの事件の裏側に、皇室を巻き込んで国家転覆を謀るクーデター計画が浮かび上がってきた。その勢力にとって、反クーデター派の信望があつい逆島家の子息・断雄は抹殺すべき対象だったのだ……。

感想・レビュー・書評

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  • 近未来、少数の資本を奪い合う列強の高度植民地支配が横行する世界。最優秀の生徒たちが「進駐官」養成のために集められ、徹底した教育がなされる。 父のある行動により、近衛四家から没落した逆島(さかしま)家の次男・断雄(たつお)が、自身が想像もしない運命に巻き込まれていく。 500ページを越える大作に、10日ほどかかってしまった。 あえて言うなら、徹底した軍事小説を描くことによって起こる読者の違和感。主人公・断雄が常に感じる葛藤が、強烈な作者からの「平和の尊さ」へのメッセージだと感じた。

  • 手抜きみたいな急展開と、よくわからない救われないラスト。なにご主張したいのか、サッパリわからん。

  • 近未来、大国による植民地の奪い合いが定常化した世界で、軍人(進駐官)の養成学校に入学した落ちぶれた名家の息子のお話
    設定としては近未来感があるんだけど、日本の設定が合致しないところがいくつもあり、地名ももじった感じになってたりするも、歴史の授業で出てくる単語は現実と一致いてたり
    これは、右の人にも左の人にも配慮した結果か?フィクションですよー という言い訳?

    学校生活で色々とイベントをこなしたり、襲撃されたりしつつ
    ってか、無駄に長い まぁ主人公の境遇を加味するなら情報が不足している中、生き延びるという描写には必要なのかもしれないけどさ

    最終的にはタイトル通りに決闘するんだけど、その決闘の必然性というか、意義が後付けすぎてなんとも
    何なの、その兵器?若い人の人生を犠牲にした兵器って、もう完全に左の人を敵に回してるなぁ
    あと、途中の描写で、連戦連勝が報じられているというのとか、その割には入ってくる情報は撤退戦のみという状況から、「もしかして…」と思わないでもない
    うーん、その辺も加味して考慮すると、非人道的な兵器というのも致し方なしという判断になるのかな?

    終盤になっても色々と伏線が回収されないので、読んでて「大丈夫か?」と思った
    親父さんの事とか、誰がキーを送ってきたとか
    そして最後まで読んで「アレ?」って思って、調べてみたらWebで続編が連載
    そして休載中というね
    そりゃぁ回収されないわなぁ…

    続きが気にはなるが、どうせモヤモヤした気持ちが残るなら全部完結してから読んだ方がいいか?

  • エリート軍人高校生達のお話。
    なんというかこう勁草院みたいな感じ。こっちの方が厳しめですかね。
    全体的に殺伐としつつも友情でいい感じだったので、最後の流れがショックでした。
    もっと少年ジャンプ的な展開でも良かったのよ。
    挿絵がとてもよかったです。
    ヘビィな展開ですが、続きがあるみたいなので待ってみる。

  • 進駐官養成高校の一年生タツオ。
    一体どうなるのか一気に読みましたがこの話続くんですよね。
    日乃元皇国の未来が知りたい。

  • 後味が悪かった。また読むことがあったら違うかもしれないけど、、、

  • 石田衣良の異色作品。WGPの似たようか雰囲気。続きぐきになる。伏線未回収。

  • 石田さんが書いたラノベがこの逆島。
    ラノベというジャンルに石田さんのテイストが存分に散りばめられた一冊だった。
    ラノベというくくりで考えると設定が複雑すぎるかな~って印象。
    それでも十分に楽しめたけど。
    読み始めた時点で続編があるって知っていたから良かったけど、知らなかったら「こんな終わり方って無いよ…」って思うところだった。


    2も楽しみだな~

  • 学園・友情モノ&SF・軍事モノ&サスペンス。
    欲張り過ぎやな。
    伏線目一杯広げて回収しきれてないし、ラストも尻切れ。
    続編が出るんやろうけど、も少し話絞った方がダレなくていい。

    タツオのヘタレっぷりはイラつかされるけど、個々のエピソードは面白く読めた。

    続編を待つ!

  • おそろしい高校生ですね。
    青春時代はないのか?

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著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。‘84年成蹊大学卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。‘97年『池袋ウエストゲートパーク』で、第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。‘03年『4TEENフォーティーン』で第129回直木賞受賞。‘06年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞受賞。‘13年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞受賞。

「2021年 『初めて彼を買った日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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