なりたて中学生 中級編

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 81
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062196987

作品紹介・あらすじ

土矢小学校に通っていたのに、小学校卒業があと間近というタイミングで、親が、いま住んでいるアパートから、ほんのちょっと離れたところに念願のマイホームを建てたものだから、親友の小谷や菱田といっしょに土矢中学校に進学できず、瀬谷中学校に通うことになってしまった成田鉄男=ナリタテツオ。

超アウェイの状況でスタートした中学校生活、テツオはなんとかクラスで「広報委員」というポジションを確保し、委員として、いろいろな部活をデジカメを回しながら視察し、記事を書くという大役をおおせつかる。が、「肝心のお前はどうすんねん!」とツッコまれても仕方ない、変わらぬヘタレっぷりで、いっしょに制服を採寸した仲の杏里も、ややあきれ顔。
あーあ、杏里はどこの部活に入るんかいな――と気になってみたりしながら、初めて数学、英語という「学問」に触れて、その凄みを知ったりして、ちょっと頼りないけれど、初めて尽くしの「中学生」稼業を、よろよろと進行しているのであった!

感想・レビュー・書評

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  • 瀬谷中学の一年生になった成田テツオ。
    友だちはまだいない。

    二巻なので、これから色んな事件が起きたりして、友達がだんだん出来ていくんだろうなと思っていたら、そうでもなかった。思ってたんと違った。けれど私はこの展開好きだ。
    アンリの推薦で広報委員になったテツオは、広報委員の活動を通して、中学生活を客観的に観察していくことになる。部活動の様子、初めての体育祭。
    行事を通して、テツオの中で、漠然と感じていたことが、思考となり、言葉となって出て行く。菱田や小谷が少しずつ変わったように見えるように、テツオ自身も小学生の頃とは少しずつ変わっていくのだろう。
    やっぱり後藤君が気になるな。中級編ではやっぱり友だちになれていないけれど、上級編ではそれらしきものにはなっててほしい。

  • 「それでええやん。何か問題?」

    色んなことに疑問をもてるって
    素敵なことだなあ。

  • 「なじまん!」
    ー成田

    中学に入学して初めての中間テストや体育祭。
    テツオは不器用なりによく観察できてると思う!

  • まずまずの秀作。成田が書いたレポートが本当に中学生っぽくて面白い。

  • 引越しのため親友と別れ隣の学区の中学校に進学したテツオ
    広報委員を引き受けて部活や体育祭を取材することになる

    いっしょに登校するアンリの夏服にドキドキし
    小学校以来いわくのある後藤に部活を紹介し
    隣のクラスのかわいい高野と同じ広報委員になって...

    不安と戸惑いのなか入学した中学校で
    まわりを観察して記録する立場が気に入ったテツオは
    同級生や先輩との距離感と中学校生活の違和感をつづっていく

    へたれテツオの1学期を描く関西弁の少年小説、3部作の第2作

  • 観察する成田、観察されまくり。

  • 読書記録です。まだの人は読まないでね。

    初級編がおもしろかったので、読みました。
    そっかー、こういうふうに考えてるものなのか〜と^^;
    中学生って、もうオトナみたいな思考力を持つ子もいれば、主人公のようにド天然で素直すぎる子もいる混在した小さな社会だったんだと改めて思いました。
    先にオトナになっちゃう同級生は、疲れちゃうしかわいそうかも。
    主人公のようにゆっくり成長していくことが許される環境って、とても恵まれているんだと思います…

  • 観察者の位置で中学生活を見る。久しぶりのひこ・田中の本。

  • シリーズ。中学生。委員会。体育祭。周囲の観察に中学生活を見出すテツオ。テツオいいなぁ。周りの子らもいいなぁ。広報委員の2年生はアルフィーだ。

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著者プロフィール

ひこ・田中 1953年、大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。1990年『お引越し』で第1回椋鳩十児童文学賞を受賞。97年『ごめん』で第44回産経児童出版文化賞JR賞を受賞。2017年「なりたて中学生」シリーズ(講談社)で、第57回児童文学者協会賞受賞。そのほかの作品に『ぼくは本を読んでいる。』(講談社)、「レッツ」シリーズ(そうえん社)、『大人のための児童文学講座』(徳間書店)、『ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?』(光文社新書)など。『児童文学書評』主宰。

「2020年 『ネバーウェディングストーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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