過剰な二人

  • 講談社
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本棚登録 : 242
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062197106

作品紹介・あらすじ

『野心のすすめ』の林真理子と、『憂鬱でなければ、仕事じゃない』『たった一人の熱狂』の見城徹――作家と編集者二人のカリスマによる「生き方の教科書」が完成した。
才能を見い出し、見い出され、また刺激し、磨き上げた編集者と作家の関係が濃密な名言の応酬となって一冊に凝縮された「とてつもない」一冊!

感想・レビュー・書評

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  • ”だから林真理子の本は売れないんだ”のひと言が原因かどうかわからないけど、このふたりが16年間も絶縁状態だったとは知らなかった。
    対談できるまでに復興してよかったね。

  • 林真理子と見城徹の対談本。
    憂鬱でなければ仕事じゃない同様に、見城さんの思想が興味深い。
    いい仕事の条件は、自己顕示と自己嫌悪の間を絶えずスイングすることなのだ(p89)
    自己顕示と自己嫌悪を行き来するからこそ、次第に成長し、結果を出すことができるのだ。それが、その人の人間的魅力として結実する。(p90)

    自己顕示と自己嫌悪の間を揺れ動くから、風と熱が起き、それがその人のエロスでありオーラなのだと。

    確かにその方が人間深みが出る気がします。

  • ◆人生を挽回する方法
    ・人間関係にはちょっとしたこつがある。
    →傷つきやすい心を表に出さず、他人との距離やタイミングをうまくとることで防御する術を覚える。


    ◆人は仕事で成長する
    ・仕事ほど人を成長させてくれるものはない

    ・モテたい気持ちをいつまでも大切にせよ
    →いい仕事の条件は、自己顕示と自己嫌悪の間を絶えずスイングすること。だから次第に成長し、結果を出すことができる。

    →仕事が楽しければ人生も楽しい。

    ・恋愛を制する者は仕事も制する
    →仕事も不通なら不可能とされる高いハードルをかかげ、それを越えるため圧倒的に努力する。そしてここ一番で勝負をかける。

    →諦めないで努力を続ければ必ず想いは通じる。

    ・上司を味方につける方法
    職場で自分の意見が通らずに悔しい思いをすることも多いでしょう。だからといって男社会に背を向けたりするのは決して賢いとはいえない。

    悔しさはじっと温め、知恵を熟成させる。また実現に向けてのエネルギーも蓄えられていく。

    →可愛いヤツと思われれば防波堤になってくれる

    ・中身より外見が大事
    →仕事ができる人は見た目がシンプル(無駄を削ぎ落とす)

    →悔し涙を流したことが懐かしい思い出になればプロになった証拠

    →仕事はプロになるための訓練

    →プロになって技術を得るのは会社でなく自分。会社を移ってもその技術は生かせる

    →自己肯定感が生きていくうえでとても大事


    ◆最後に勝つための作戦
    ・人がやりそうにないことをやる

    ・人の心をつかむには圧倒的な努力しかない
    →自分を痛めるほどのものでないと意味はない。この痛みが人の心を動かすのだ。表面的な努力では人の心はつかめない。

    ・未来の自分をはっきり想像する
    →信じることが未来を切り開いていく。運命とは意志のこと。強く信じれば幸せな未来に向かってやることが浮かび、自ずとそれをやるようになる。

    →何年後かの自分をはっきり具体的に思い描く。

    →まず今の自分をしっかると認識すること。

    ・誰かに褒められたことを思い出す
    →自信をもとうと思っても根拠がなければなかなか持てるものでもない。誰かに褒められたことは自分への強い支えとなる。自信を失いかけたときは誰かに褒められたことを思い出せば良い。それによって励まされ、未来への道筋が見ることもある。

    ・目立つために空いている場所をねらう
    →成功したいと思ったらどこが空いているかまず考えるべき。そこに向けて努力すれば、成功の確率はぐっと高くなる。


    ◆運をつかむために必要なこと
    ・運はコントロールできる
    →運命の正体は意志。運は自分からつかみに行こうと思えばつかめる。

    →運命を変えるには、ある種の身勝手さも必要。会う人すべてを大切にし心を砕いていては何も変わらない。今、身の回りにあるものを捨てる勇気も必要。

    →自分本位であることは時として高く飛ぶときのバネとなる。

    →運と意志は相乗効果を起こす。強い意志を持つ人のところに幸運はやってきて、その人はますます強い意志を持つことになる。

    ・自分は何者でもないという考えを持つ

    ・仕事は辛くて当たり前だと思え
    →成功者には必ず人間的な魅力がある。

    →辛いということは自分の選んだ道が正しいということ。その辛さを受け入れるべきだ。そうしている限り、成長が止むことはない・

  • 【No.68】「若い頃は、誰でもみじめなことや、屈辱的なことがあるのではないでしょうか。それをどれだけ糧にできるかで、その後の人生の質が決まる」「ビジネスは、何よりまず人間の営みである。それは多くの感情的な細部から成り立っている」「誰でも成長するときは背伸びが必要」「他人の子供を可愛いとすべての人が思っているわけではない」「何を言えば相手は刺激を受けるか。単なる批判ではいけない。自分では気づかなかったことを気付かせ、相手にモチベーションを持ってもらうことが必要」「自分の生きるべき場所への嗅覚が働いたのだと思います。この嗅覚は誰にでもあるのではないでしょうか」「成功に嫉妬は必ずついてきます。嫉妬から悪口を言う人は、自分がどれほど卑しい顔つきをしているか、気付いていません。こちらは憐れみ、黙って微笑んでいればいい」「運とは意志のことだ(林)」「未熟な人を熟練した人が支えるのは当然。でもそれ以上に、自信を持って仕事ができる人間こそ、まわりがそれを認め、支えなければならない」「人生に勝負時というのは、やはりある。そこでは持てるものすべてを投じて、立ち向かわなければならない」

  • 林真理子さんと、昔から大好きな林真理子さんのエッセイによくでてきていた幻冬舎の見城さんとの対談形式なのですごく期待して読みました。
    先日アナザースカイを観て、見城さんのパワフルさを目の当たりにしてから読んだので、すーっと入っていきました。ものすごい人間の、ものすごい生い立ちや考えが垣間見れる一冊でした。

  • 作家と編集者の関係が、本を作るうえでどんなに重要であるかということを、本書を読んで改めて感じました。16年間もの絶縁状態の理由は明らかにはされていませんが、お互いの存在の大きさを痛いほど感じた期間だったのではないでしょうか。見城さんの「空白の16年」という言葉が印象的でした。

  • 作家の林真理子氏と出版社代表の見城徹氏によるエッセイ。
    林真理子氏の部分は、「野心のすすめ」の延長線といった感じ。
    はっきり言って特に学ぶようなところはなかった。
    「野心のすすめ」の方がよっぽどよかったし、見城氏については、自慢話が散見され辟易してしまった。

  • 林さんの文章はなにか心にスッと入ってくる。

    交互エッセイになっている見城さんの方はかの有名な敏腕編集者であっても、林さんと一緒だとなんだか普通な感じに思えました。

    林さんは本音を言っている。
    かといって読んでいて自分はダメだと思ったりせず、
    励まされ勇気が出る。

    (啓発本の類は読んで落ち込むこともあるのです)

    ときどき読み返してみたい。

  • 刺激的でした。とっても。

    グサグサと、心に届く言葉が多くって。
    自分の中で折り合いのつかない人
    かぁ。納得‼︎

    運命の正体。
    編集者というお仕事。
    の、取組み方には感服でしたぁ。

  • こんな面白そうな本を見逃していたとは、と表紙を見てすぐ手に取りました。この二人の対談なら面白くないわけがないと思ったのです。
    でも対談は最初だけで内容は言わばお二人の「野心のすすめ」でした。真理子さんは「野心のすすめ」を書かれてますが延長バージョン、という感じでしょうか。
    でも内容はとても面白いです。…まぁ真似できるかと言ったらちょっと無理と思いますけど。

    大きなことを為す人というのは、時宜の見極め、思い切りのよさ、努力と根性それがずば抜けているのだなと思わされた次第。
    見城さんが以前「アナザースカイ」に出てらしたのを観たのですが、確かに女性が寄ってくるのがわかる佇まいでした。男は顔じゃない、生き様だと感じましたね。(褒めてます)
    見城さんかっこいいです。そして真理子さんもまたかっこいい。

    運命とは意志である。この方々がいうならば説得力あります。でも前に読んだ本が本だったので(「僕たちの居場所論」 内田樹・平川克美・名越康文)「運命は意志である」と言えるのは越し方を振り返って人生を思うように切り開けた人、肯定できる人だけではないかな~などと思ってしまいました。大抵の人間は血尿でるまでは頑張れないものなのですよ、と思わず本にツッコミ。
    読む順番逆ならよかったかな(笑)
    でも大変面白い一冊であることは間違いありません。

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プロフィール

1950年静岡県生まれ。株式会社幻冬舎代表取締役社長。慶應義塾大学法学部卒業後、角川書店入社。1993年幻冬舎設立。主な著書に『憂欝でなければ、仕事じゃない』『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない』(以上講談社)、『編集者という病い』(太田出版)『たった一人の熱狂』(双葉社)など。

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