- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062197687
作品紹介・あらすじ
首相周辺による言論弾圧騒動、味方のはずの憲法学者たちからもその「なし崩し」にNOを突きつけられ、国民からもついに総スカンを食らった安倍政権の「安保法制」ゴリ押し。「売られてもいないケンカを進んで買いにいく」滅茶苦茶な法案を、安倍政権は自身の中でどのように正当化していったのか?「集団的自衛権」を閣議決定するまでの官邸裏側の駆け引き、論理破綻を実証した朝日新聞の連載を大幅に加筆・修正・再構成! 安倍政権の傲慢、ずさんさが目に見えてわかる本!!
感想・レビュー・書評
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2022/08/15
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国民の権利を保護するということで制限を設けた集団的自衛権限定的容認閣議決定(2014年7月1日)の舞台裏。
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朝日新聞連載「検証 集団的自衛権」シリーズに加筆、再構成。
内容に比して、題名は扇情的。それに惹かれて手に取った口ではあるが。
連載記事が元なのでそれぞれが適当な分量でまとまっていて、読みやすい。
結論ありき。強引な方法。上手く利用され、排除される公明党、石破茂。機に乗ずる外務省。
「時間をかけてやることが目的ではない。議論が複雑化、拡散して、かえって国民に分かりにくくなるのは避けたほうがいい」。
「成立すれば、国民は忘れる」。
世の中を動かす手はずは知らないところで整えられ、先に先に進んでいる。
報道の存在価値は?
国民不在の虚しさを痛感。 -
安倍さんが出てこない。
そんなものなんですかね。
成立までの工程を丁寧に取材し記録している。
あとがきを読み歴史的分岐点を後世に残す、その目的は十二分に達成されている。
面白いか、考えさせらるかというと、そうでもない。
政治家としてそれぞれの信念があり達成のために知略、戦略を練り結果を出す。
プロフェッショナルな政治の現場。
報道で伝えられる表とのギャップ。
無力感。民主主義。政党政治。
どう世の中が動いているのか垣間見た。 -
あたかもその場に居合わせたかのような表現が凄い。