みがかヌかがみ

著者 :
  • 講談社
3.06
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本棚登録 : 62
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062197830

作品紹介・あらすじ

大正時代五月、月里見紗葵子は茶道の名家を訪れる。家の名は、天女目姫の命で掘られた井戸を守り、姫の言い伝えとともに継承する一族――青天目家。昔、この地に井戸をもたらしたという年端もゆかぬ天女目姫。聡明で峻烈な姫君は、干ばつで苦しむ民衆に生贄を禁じ、かわりに井戸掘りを命じる。工事は難航し、民の怒りを受けて、姫は井戸の完成を条件に人柱として命を絶たれる。
死に落ちた者が行き着く不来方(こずかた)で、雨夜城(あまよきずき)が目を覚ましていた。自らの記憶と引き替えに刀を手にした彼は、死なせてしまった美しき天女目姫の奪還と救済に、身を賭して挑む。
生者と亡者、二つの世界がいびつに交差する。めぐり会い、別れ――比類なき因縁奇譚。

感想・レビュー・書評

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  • 雰囲気はよい。
    デビュー作、読みなおそうかな。

  • ふたつのお話が交錯するのかと思って読んでたけどしないし、青女房何処行った。文章は読み応えあって楽しめたのでストーリーは気にしないで読むべきか。

  • 生の世界と死の世界、それぞれの話が、交互に綴られる。そこには因縁という関わりはあるものの、わかりやすい重なりがあるのはラストくらいか・・・。私にとっては、雰囲気を楽しむ小説って感じ。かといって、話が面白くないってわけじゃない。最後まで読ませる引力もありました。

  •  この世とあの世の、二つの世界の因縁を描いた小説。
     二つの世界が合わせ鏡のようになって物語が展開していくのかと思ったが、結局誰と何がどうつながっているのかよくわからなかったし、ストーリーを追うのがつらかった。大正時代の旧家の雰囲気を伝える筆致に最初は期待したのだが、残念。

  • 中里友香の最新作。
    これまでは西洋を舞台にしていたが、本作は日本を舞台に、やや怪奇小説めいた長編。浮き世離れした雰囲気が良かった。

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著者プロフィール

2007年に『黒十字サナトリウム』で第9回日本SF新人賞を受賞し、デビュー。2012年『カンパニュラの銀翼』で第2回アガサ・クリスティー賞を受賞。他の著作に『黒猫ギムナジウム』『コンチェルト・ダスト』などがある。

「2015年 『みがかヌかがみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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