だれもが知ってる小さな国

  • 講談社 (2015年10月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784062197977

作品紹介・あらすじ

ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車ととめた道へと向かっていた。「トマレ!」鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた――       本文は村上勉の挿画がふんだんに入った、豪華2色印刷


ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車をとめた道へと向かっていた。
「トマレ!」
鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた――
村上勉の書き下ろし挿画がふんだんに入った、豪華2色印刷

感想・レビュー・書評

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  • 最後にホロリとさせられました
    自分家族の話に弱いのです
    家族の話でした
    4つの家族の話しで最後にそのうちの3つの家族が1つになるとてもよいお話でした

    『だれも知らない小さな国』のオマール海老じゃなかったオマージュ作品(駄洒落いらない)ということでいいのかな?
    裏側はよくわかりませんがなにかしらの企画みたいなんがあるのかな?
    だとしたら有川浩さんをそこにあてた偉い人はさすがの慧眼の持ち主と言わざるを得ない
    きっと有川浩さんはそういうの凄いうまいと思う
    従来の読者を傷つけることなく素晴らしい物語を仕立てていると思う
    自分ももちろん従来の読者のひとりでコロボックルの存在を信じていた子供だったのでそれを言う権利があるはずだ
    そんな子供たちを勝手に代表してありがとうと言いたい

    それにしても『だれもが知ってる大きな国』の大統領の肩にコロボックルが現れて正しい道に導いてはくれないものか
    いやもしかしたらすでに「悪い」コロボックルが肩の上にいるのかも
    いやいや「悪い」コロボックルなんてこの世に存在しない
    存在するのは悪い大統領と他の国にミサイルを打ち込むほどには悪くない大統領だけだ
    (プーチンは問題外だかゼレンスキーもそれほど善人とも思えないんだよね)

  • 「コロボックルって本当にいるの?」

    主人公ヒコは、蜂屋の息子だった。
    蜂は暖かい場所で蜜を作るので、蜂の活動しやすい気候に合わせて、夏は北海道、冬は福岡に転校を繰り返していた。

    北海道で出会った可愛らしい少女のヒメも同じく蜂屋の娘。
    大人の嫌味にはっきり言い返す意志の強さを持ち、ミノルのような守らなくれはいけない大人には優しく接する、心の優しい少女だ。

    北海道の地で2人は出会い、「コロボックル物語」を通じて仲良くなる。
    コロボックルが見える秘密を、2人は大人になるまで守り抜き、コロボックル達もそんなヒコとヒメの結婚の際には集まって祝杯をあげた。

    純粋な心を持つ登場人物たちと、コロボックルという組み合わせがマッチしていて、心がポカポカと暖かくなる、そんな素敵なお話だった。

  • 子供のときに確か全シリーズ読みました。
    けれどもその後は読み返す事はなく。
    ですが、大好きな作者有川浩さんのおかげでコロボックルの楽しかった世界、新しい物語を読めました。
    今読むとなんだか大人っぽい作品です。
    佐藤さとるさんの書かれたコロボックル物語ももちろんまた読みたくなりました。
    久しぶりに子供時代に戻れた気分になれました。

  • 元の作品は知りませんでしたが
    とても読みやすい作品ですか


    子どもも大人も楽しめそう(^^)


    自然に囲まれた生活、
    コロボックルの様子、
    はち屋の仕事などが
    とても丁寧に描かれていました


    トシオが現れたあたりからは
    ドキドキして読む手が止まらない…!


    ヒコとヒメの想いに胸が熱くなりました


    コロボックル、私も会ってみたいな(^^)


    お父さんと原田のおじいちゃんが素敵です!!


  • 佐藤さとるさんから有川浩さんへ受け継がれた コロボックル物語
    大切なものを守るには優しさが大切だと思った。
    童心に帰るというか、懐かしい気持ちになれる。
    村上勉さんの絵も癒される。
    コロボックルいるのかな?近くにいると、信じる心を大切にしたい。

  • コロボックル物語シリーズは、確かに子供のころ、大好きで何度も読み返してたはずなのに、さすがに朧気にしか内容を覚えてなかったけど、そうだった!コロボックルが喋るときは『ルルルルルルルルルル!』って聞こえるんだった!
    いやあ、なつかしいなぁ。
    早速、図書館で予約入れました。
    それにしても、佐藤さとるさんのコロボックル物語の後日談みたいなお話を有川さんが引き継いで書くという、普通ではありえないようなことが実現してしまうところが、ほんと、有川さんだなぁ。

  • 佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」を受け継いだ形で書かれているコロボックル関連のお話。

    ジュブナイル用ではあるが、大人が読んでも興味深いです。養蜂のことが丁寧に書かれていて面白いし、コロボックルのことがTVで公けになりそうでハラハラさせるところとかがよく書かれています。

  • 「だれも知らない小さな国」のオマージュ

    花を追って蜂と共に旅をする「はちや」
    ヒコとヒメとコロボックルの優しい物語

    子供のころ大好きだった、あの本たちの世界を思い出しました。
    有川さんも、きっと夢中になって読んだのだろうな

  • 「コロボックル」…アイヌ民族の昔話に出てくる小人。
    アイヌ語で、ふきの葉の下の人って意味。
    佐藤さとるさんの「コロボックル物語」を現在に継承したお話。


    大人になったヒコが二十年前の小学三年生の頃を思い出して、
    語ってるシーンから始まります。
    ヒコは「はち屋」の子供。
    ミツバチを沢山飼って、はちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。
    お父さん、お母さんそしてミツバチたちと一緒に花の盛りを追って、
    南から旅を始め、北へ北へと移り住んでいく。
    一年に五回転校する小学生。
    はち屋の子供は、なかなかタフネスなのだ。
    小学三年生のヒコは、北海道の小学校で同じくはち屋の子ヒメに出会い、
    そして小さな友達が出来た…。
    優しくゆっくり時間の流れてるミノルさんとの友情も良かったな。

    沢山登場する樹や花々…。
    森の小道や風景、草の香りや澄んだ空気すら感じられる様でした。
    読書の楽しさや素晴らしさも伝えられていた。
    私達の周りに、本当にコロボックリがいるかもしれない…。
    いると良いなぁって思った。
    最後に、色々な繋がりが明かされ、ウルウルしながら読みました。

    全体的に優しい空気が流れてて、ほっこり。
    気持ちがとってもあったかくなりました。
    村上勉さんの挿絵が沢山あって、それもとっても良かった。
    漢字にルビも振ってあって、子供から大人まで楽しめる本でした。

  • まず物語の内容の前に、村上勉さんの挿絵が、とても懐かしかった。子供のころに読んだ本で、「ふしぎな ふしぎな ながぐつ」を思い出した。
    コロポックルが登場するお話。作中で、「はち屋」と呼ばれる養蜂家の暮らしぶりが、おもしろかった。
    蜂の引越しを「はち渡り」と言うことも、移動は蜂のために「神速」にしなければいけないことも。

    読書って、奥深い。

  •  昔、子供の頃に読んだコロボックルシリーズの新作。
    物語の紡ぎ手は、佐藤さとるさんから、有川浩さんへバトンタッチ。
    シリーズ全6作中、おそらく2~3冊しか読んでいなかったと思うけど、大人になってからコロボックルの世界に再び浸れるなんて、思いもしなかった。
    懐かしくて嬉しかった。

     騒々しい出来事や、困った大人たちは登場するものの、根っから悪い人たちではない。騒動もまるく収まる。
    優しい人たちを、実はずっとそばで見守っている小さな人たちが、この上なく愛おしい。小さな人たちの世界を守ろうとする優しい人たちの奮闘もまた、美しい。
    どこまでも優しくて、清々しくて、心が洗われるようだった。

  • あったかい!
    とにかくあったかい。
    物語を読んでこんなあったかくなったのは久しぶりだ・・・

    ここ最近のなんだかただ本を読むという行為になってしまっていた自分をいさめるように、
    単純に本を開いて物語の中に入っていく楽しさやワクワク、心があったかくなる感じを思い出させてもらった。
    現代版コロボックルハリーがすごく好き。
    佐藤さんが書くコロボックルとは少し違った味が出ていてとってもいい!

    しかも途中に入ってる絵が沢山あって、おまけに2色刷り!
    紙もなんだか優しい風合いでなんて愛しい本なんだ・・・とほんわかした。


  • 優しい世界の話。
    本人は悪気なく言っているようなこと、だけど言われた人は傷ついてしまうこと。
    気にしないようにしていたら、気づかなくなっていた。
    という事に気付かされた。

    おそらく子供向けの本だと思うが大人になったとき、
    誰かの言葉になんとなくモヤモヤする事がなくなった時に必要な本だと思いました。

  • コロポックルという不思議な存在に気づき、守ろうとする少年と少女。物語の最後に少年が知らされる内容を知ると、もう一度読み返した。結末を知ってから読み直すとまた違う目線で読むことができる。

  • ・目に見えない誰かに、思いやりを持つというのとは、一体、なんて難しいんだろう。p.226
    ・嘘をつく、男の優しさ。
    ・「うそには、悪いうそと、良いうそがございます。うそをついてはいけない、というのは、悪いうそのことを言います」p.255

  • 子供の頃の純粋な心を思い出させるようなほっこりとした物語だった。

  • ヒコとヒメ、お父さん、ハリー、ミノルさん
    みんな優しくてあったかい

  • 面白くて一気読み。
    ヒコのお父さんがかっこよかった!
    子どもたちが信じているコロボックルを、テレビの企画で探そうとする大人たちに、冷静に穏やかに、子どもたちを傷つけないように、その企画をやめてほしいと諭す姿は、理想の大人。
    そんな大人を見て育ったヒコとヒメは、きっと素敵な大人になると思う。
    コロボックルとの縁と、コロボックルが繋げた縁。優しい連鎖で、子どもたちは守られている。

  • 佐藤さとるさんの作品の世界観そのままで、もう一つのコロボックルの世界を見ているようだった。ヒコとヒメの成長も読んでいてとても気持ちがよかった。

  • コロボックルが現代にいたならこんな感じなのかな。関わる人たちも優しい人で他人を傷つけない。優しい気持ちになるお話でした。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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