- Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062198066
作品紹介・あらすじ
2015年の10月に佐藤さとるさんの「コロボックル」シリーズのハードカバー版が新装版で刊行され、同月『だれもが知ってる小さな国』が、有川浩さん作で村上勉さん絵でも話題を集め、「コロボックル」への注目度が高まっているこの時期にファン待望の村上勉さん作のコロボックル画集を刊行します。
絵に添えられるのは佐藤さとるさんとのコロボックルにまつわる貴重なエピソードや絵に対する思いなど、知らなかったことばかり。
一点、一点のぞきこみたくなる繊細な絵は、ファン以外の方も心ひかれることと思います。
感想・レビュー・書評
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青い鳥文庫で一番印象的だった『だれも知らない小さな国』シリーズ、挿絵がこの人じゃなかったらこんなに記憶に残ってないだろうと思う。せいたかさんを歓迎するコロボックルたちの絵はかなり印象的だったし、今見ても胸熱。小さなコロボックルたちのダイナミックな動きや器用そうな指先、いかにもジャンプ力のありそうな大きな足元、靴やその縫い目。画面の中にあるものは徹底して全部描ききるのに、壮絶な描き込みのしてある絵そのものは全く圧迫感を受けない柔らかさ。
久しぶりにじっくり触れられて嬉しかった。当時を思い出しての心情込みで星5つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
画家としてたどり着いた境地が興味深かった。
小さなころからコロボックルシリーズに親しんできたわたしは、昔のタッチに慣れ親しみ、染み込んでいて、描き直したいという気持ちが分かるとは言えないけれど。
もし、今より固く荒々しかったのだとしても、それはその頃にしか描けなかった魅力があるのでは。
でも、ペインズグレーのコロボックルたちは、優しく生き生きしていた。カラーではないのも良かった。
(ちなみに有川さんのコロボックルシリーズは、なんだかまだ読めません…)
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佐藤さとるさんのコロボックルシリーズの画集ですので、お好きな方にはヒットするかと。
このコンビで世に出てくださってありがとう……と思っていたけれど実は……!みたいな話もあり。
先週返却した有川さんの本にも関わるわけで、個人的にはつながる読書の一環ですねー
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2021/7/28
神奈川近代文学館での佐藤さとる展、の売店で購入✨
改めて、絵を見て、なるほどなーって。
3cmね。小さいね。 -
読了。
小学生の時に読んだ本の挿絵が表紙で見覚えがあって懐かしくなり、図書館でかりてみた。
イラスト集にエッセイ?がある短い本。
大好きな絵というわけではないけど、なんか気になる絵。
小さな人の絵ってのが好きなんだな。
引き出しの中の町役場の絵や鳥やウサギに乗ってるコロボックルの絵が好き。かわゆす。
久しぶりに佐藤さとるの本を読んでみようと思った。
(160529) -
コロボックル物語から取り上げた絵から、自由に遊んだ絵まで、さまざま。
所有しているのは文庫版なので、大きなサイズで楽しめるのがうれしい。
佐藤さとる氏との出会いから、コロボックルの絵が生まれるまでや、有川浩版の仕事の話など、興味深い裏話エッセイも。 -
大大大好きな村上勉さんの画集。作家さんとは一味違った文章で新鮮。でも思ったより文章が少なかったのが残念…創作中のお話、佐藤さとるさんとのやりとりなどもっともっと読みたかった。コロボックル創作秘話の書かれた貴重な一冊。