幸腹な百貨店

著者 :
  • 講談社
3.14
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本棚登録 : 306
レビュー : 45
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062198110

作品紹介・あらすじ

「気合い」なバブル部長は
救世主? それとも時代錯誤オヤジ!?

閉店危機にあるデパート再生のため事業部長の伝治は、
若い店員たちと旨いお店で「腹を割ろう」と目論むが……

『居酒屋ぼったくり』の著者、最新作!

店長をしていた堀内百貨店に事業部長として再び関わることとなった高橋伝治だが、
売り上げは激減し、閉店の危機にあることがわかる。
時代と部下のせいにする店長に、「気合い」の足りない店員たち。
伝治はバブル時代に培ったグルメぶりを発揮し、
若い店員たちと、おいしいお店で互いの理解に努めるのだが……

書店員さんも共感!

大切なのは「人の力」。一生懸命はカッコいい!
――三省堂書店営業企画室 内田剛さん
空腹感わき立つグルメシーンに、読後は満腹と感動が待っていました。
――山下書店南行徳店 古沢覚さん
同じ店員として見習わなければと、心が熱くなりました!
――書泉ブックタワー 江連聡美さん
現状に諦めかけていた人たちが、少しずつ目を輝かせる姿に、背中を押されました。
――紀伊國屋書店横浜みなとみらい店 安田有希さん

感想・レビュー・書評

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  • 閉店危機のデパートを救うべく、かつてそこで働いていた主人公がどのように再生していくのか奔走しています。

    食べ物の描写が多く描かれていて、美味しそうでした。詳細に描かれているため、想像するとより立体的に浮かび上がりました。食べ物を多く書いていたためか、主軸となる再生計画が、後半になるにつれて、急ぎ目でとんとん拍子に事が進んでいる印象を受けました。なので、割とあっさりとした物語かなと思いました。しかし、段々と一致団結して、デパートが活気強くなる工程は、読んでいて爽快感がありました。
    イラストが時折登場し、雰囲気が明るめでしたので、ラノベっぽかったです。むしろ、ビジネスよりかは、グルメの方に重点を置いている印象でした。
    美味しそうな料理ばかりで、空腹の状態で読んでいたら、お腹がなると思います。
    デパートが今後結末のような勢いでいくかわかりませんが、どうなっていくのか見ものです。

  • 閉店危機の百貨店を再生、地元の祭の復興活動などなど、最初は「どうなるのー?(--;)」と心配したけれど、最後には上手くいき「全てが上手くいくなんて、欲張りな話だな~」と思った(^o^;)それから個人的には食べ物の場面が凄く美味しそうで大好きなんだけど、お話的には無くても良い気がする(-.-)

  • 2021年1月3日
    途中展開が無く、もう読むのやめてしまおうと思った。
    「小料理屋での集い」のときから俄然楽しくなってきた。予想通りの動き。活気が出てくる。人を見る目が変化する。
    こういう感じを読みたかったんだ。とそのあとは一気読み。

  • 福が腹、なのが気になって前から読んでみたかった。

    廃れた商店街、広い無料の駐車場のある郊外のショッピングセンターにお客をとられて青息吐息。
    本社では既に閉店の意見も出ている地方の百貨店。
    そこ店長出身の事業部長が古巣を守ろうと動き出す。
    昔からの頼りになる部下。
    そこに愛は生まれないのか?っとちょっとおもったりもする
    。だって、信頼する上司とはいえ、
    友人の元夫に子どもの成長の様子をいちいち報告してくれる、なんて好意がないとできなくない?
    おそらく伝治さんは全く気付いてないだろうが…。
    どうやら続きもあるようだからそのへんのその後もあるのか気になる。
    最初はダメダメと思っていた若手社員の見ていなかった側面に触れみんなの力がひとつになっていく感じはいいですね。
    とはいえ、最初のプライスカードが合ってない、とか掃除が行き届いてない、とか、基本じゃね?
    そこからのやる気ある若者へのキャラ変更がなんかちょっと唐突だったなあっと。
    同じく腐れ店長の子どもと思うと、の態度変更も唐突。
    なにやら都合よく変化が起きすぎ、とも思うけど、
    ことが動く時ってそ。ゆーもんかも、とも。
    そもそもお話ですし。
    ハッピーエンド上等!!
    読後感はよし。

    幸腹な百貨店、とゆーから、なんかおいしいもんでの業績回復ものかと思ったら、おいしいものを食べる機会を経ての変化、ということだった。
    結局カードイベントでの集客が劇的効果。
    今はこーゆーイベントもあっちこっちでやってるから
    それを超える何かを考えなくちゃいけない。
    そもそも毎年毎年売り上げを上げていかないといけない、とゆー考え方自体にもう無理がきてるよなあー。

  • 著者の本なので、お料理と人間模様が明るく書かれているんやろなと安定の期待値で読み始めたんやけど、前半はちょっと読み進めるのがしんどかった。
    たぶん、伝治さんがすごい批判的やからかもしれん…。わかるんやけど、そんなに愚痴ばっかり聞かされてもなあ、と、思ってたら、後半からはものすごいいきおいで「著者節」が出て、一気読みした。読了後はとてもよかったです。

    わたしは伝治さん世代でもなければ、新田くん世代でもないけれど、どちらかというと伝治さんに近いかな。
    バブルは子どものころに見ていたし、ついでに「この好景気はもうすぐ終わる」と、同時に聞かされてもいて、なおかつ自分たちが働き始めたら景気は落ちた。
    「あー…。これが…」
    って感じ。

    だから、「やればやるだけ結果がでる」のも見てきたし、「やってもあまり結果がでないこともある」というのはど真ん中で体験した。でも、今の若い人は「やれば結果がでる」ということを知らないのに、「努力しろ」と、言われてるんやなあとしみじみ思った。
    そりゃあ、やらんわ。

    でも、人を動かすのは一生懸命な何かやとも思うので、楽しいことでも好きなことでもなんでもいいから、自分の力で結果が出せるという成功体験をどんどんすべきなのかもしれへんな、と、思った。

    この話もシリーズ化してるのかな。続きがあれば読もう。堀内百貨店も、商店街も、これ以上話が広げられるんかな。それとも違うキャラにスポットをあてるんかな。
    著者お家芸かと思っている食べ物とお酒が今回はわりと薄め(これでも。笑)やった気がするのも新鮮やったかな。
    あっでもタイトル…(笑)。著者のこういうところが好き。

    ここがぼったくりと世界観が重なってたら、それはそれでちょっと違うかなあと思っていたので、まったく違う軸の話でよかった。
    出版社が違うからそもそも重ねてはこないかな。そうか。笑

    あと、著者の体言止めの文章が最初はひっかかってんけど、だんだん癖にになってきた。笑
    だんだん増えてきてる気がするけど、それこそ著者の味なのかもしれへんな。

  • sc

  • 「幸福」で検索したら無かった!幸「腹」なんだもんね。自称分類’食べもの’決定!

  • 百貨店と地域商店街の再生をテーマにしたお仕事小説
    主人公の高原伝治が遠藤憲一っぽい
    読みやすかった
    たびたび出てくる料理やお酒の描写も印象的でタイトルの「幸腹」の由来か?

  • ものすごーくラノベ感。いや、ラノベは好きなんだけどそれならそれでラノベにしてほしい。一人称が鼻につく…なるほど、オンライン出身…

  • 大手百貨店幹部が、昔、店長だった閉店危機の系列百貨店立て直しに奔走。心強い店員とともに地域を巻き込み…。『居酒屋ぼったくり』と同様人情と酒・肴がテーマ。軽く読むにはいかも。やや企業小説の味が入っていて、作者さんの良さは消えているかな。

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著者プロフィール

秋川滝美(あきかわ・たきみ)2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。
2012年10月、『いい加減な夜食』(アルファポリス)で出版デビュー。
著書に『ありふれたチョコレート』『居酒屋ぼったくり』(ともにアルファポリス)、
『幸腹な百貨店』『マチのお気楽料理教室』(ともに講談社)、
『放課後の厨房男子』『田沼スポーツ包丁部!』(ともに幻冬舎)、『メシマズ狂想曲』(小学館)、
『向日葵のある台所』『ひとり旅日和』(KADOKAWA)などがある。

「2021年 『湯けむり食事処 ヒソップ亭2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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