おとなの童話 おかしなことに

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 32
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062198264

作品紹介・あらすじ

ときにエロティック、ときに残酷、そしてときに切ない――。
珠玉の「大人のための童話」がここに。

収録作品
「ユメコさんとノボルちゃん」
ユメコさんとノボルちゃん、二人は同じバーに勤めるバーテンダーとその主だった。そして二人はお互いの美しさゆえにひとときも離れられず……。

「カワムラ青年」
戦争で夫も子供もなくした女が山の中で出会ったのは、一人の若い男だった。

「雪女」
出張先で吹雪に見舞われてしまった。そしてそこで出会った一人の女。行くあてもなく、彼女の家に泊めてもらうことになるのだが。

「おかしなことに」
学生時代の恋人との間にあった”性癖”が、中年のいまになってむくむくとわき上がってきて――。

「人形の絵」
一枚の絵は、様々なカップルの間を巡り巡って行く。そして彼らの人生も変えていく。

「湖」
愛してやまないが手が届かない人――そんな彼女の側にいられるだけで幸せだったのに。

感想・レビュー・書評

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  • 大人の官能小説といったところ。リアリティがありブラックユーモアが加えられているように思うが、このジャンルが好きな人以外にはどうだろう・・・

  • エロティックでブラックな短編集。ユメコさんとノボルちゃん、人形の絵、おかしなことに、カワムラ青年、湖、雪女。

    ふつうの童話に性がなかったことに気づかされました。

  • ほぼ、エロ本

  • なんとも不思議な感じの残る短編集。
    全編デスマス調で書かれている。
    童話と題されているとおり、現実から乖離したようなふわふわしたお話ばかりだった。

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著者プロフィール

1932年、東京生まれ。さまざまな職業に就きながら、同人誌『文藝首都』で執筆活動を続け、74年に「寝台の箱舟」で小説現代新人賞を受賞。『獣たちの熱い眠り』がベストセラーとなり、以降、官能とバイオレンスを軸に著作は300冊以上。70代で発表した自伝的な作品『小説家』は読書界で大きな反響を呼び、その後も『死支度』『秘事』『叩かれる父』などを上梓。20年3月、逝去。最新作は遺作となった『落葉の記』(文藝春秋)。

「2021年 『家族会議』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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