- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062198264
作品紹介・あらすじ
ときにエロティック、ときに残酷、そしてときに切ない――。
珠玉の「大人のための童話」がここに。
収録作品
「ユメコさんとノボルちゃん」
ユメコさんとノボルちゃん、二人は同じバーに勤めるバーテンダーとその主だった。そして二人はお互いの美しさゆえにひとときも離れられず……。
「カワムラ青年」
戦争で夫も子供もなくした女が山の中で出会ったのは、一人の若い男だった。
「雪女」
出張先で吹雪に見舞われてしまった。そしてそこで出会った一人の女。行くあてもなく、彼女の家に泊めてもらうことになるのだが。
「おかしなことに」
学生時代の恋人との間にあった”性癖”が、中年のいまになってむくむくとわき上がってきて――。
「人形の絵」
一枚の絵は、様々なカップルの間を巡り巡って行く。そして彼らの人生も変えていく。
「湖」
愛してやまないが手が届かない人――そんな彼女の側にいられるだけで幸せだったのに。
感想・レビュー・書評
-
大人の官能小説といったところ。リアリティがありブラックユーモアが加えられているように思うが、このジャンルが好きな人以外にはどうだろう・・・
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エロティックでブラックな短編集。ユメコさんとノボルちゃん、人形の絵、おかしなことに、カワムラ青年、湖、雪女。
ふつうの童話に性がなかったことに気づかされました。 -
ほぼ、エロ本
-
なんとも不思議な感じの残る短編集。
全編デスマス調で書かれている。
童話と題されているとおり、現実から乖離したようなふわふわしたお話ばかりだった。