図書室で暮らしたい

著者 :
  • 講談社
3.61
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  • (26)
  • (8)
本棚登録 : 1940
レビュー : 218
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062198349

作品紹介・あらすじ

「好きなものが多すぎて、ごめんなさい!」

作家になる前から、作家になってから、
夢中で追いかけてきた小説、漫画、アニメ、
音楽、映画、美味しいもの……etc.
すべてが詰まった、読むと元気になれるエッセイ集!

特別収録!
短編 おじいちゃんと、おひさまのかおり

感想・レビュー・書評

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  • ◎ ブクログ春の特別講座 “辻村深月さんを読む”

    ブクログに集う皆さんにとても人気のある作家さん、そのお一人が辻村深月さんだと思います。その一方でまだ辻村さんの作品を読まれたことのない方もいらっしゃると思います。人生は有限です。皆さんに残された人生を有意義なものとしていただくために、是非とも辻村深月さんの魅力を知っていただきたいと思います。ということで、今回の特別講座は、ブクログきってのにわか読書家にして感想家でもある一般人・さてさて氏をお迎えして辻村さんの作品「図書室で暮らしたい」をテキストに”辻村深月さんを読む”と題してお届けしたいと思います。受講生は編集部から、さて香が参加いたします。では、今回も行ってちょんまげ!

    さて香〈さてさてさん、今日は特別講座の講師をお引き受けいただきましてありがとうございます。ブクログ編集部の さて香です。よろしくお願いします〉
    さてさて〈読書を始めて一年のこんな私を講師に呼んでいただきありがとうございます。至極光栄にごじゃる〉
    さて香〈…ごじゃる?えっと、私は辻村さんの作品は一冊も読んでいないんです。なので今日の受講生としては相応しいと思っています〉
    さてさて〈私も一年少し前までは、辻村さんの”つ”の字も知らなかったんですよ。それが、なんだかんだで34冊読了してしまいました〉
    さて香〈一年でですか。凄いですね〉
    さてさて〈ありがとうございます。辻村さんの作品は「かがみの孤城」を読んで、本の力とはこんなに凄いものかと大変驚きました。それ以来すっかりファンというか虜になりました〉
    さて香〈今日はテキスト「図書室で暮らしたい」も使いながらそんな辻村さんの魅力をお話いただくということでよろしくお願いします〉
    さてさて〈はい。よろしくお願いします。このテキストは、辻村さんのエッセイです。私、三浦しをんさんのエッセイ以外は基本的にエッセイは読まないのですが、この作品は辻村さんの熱い想いに満たされていて、辻村さんの人となりを知るにはもってこいですね〉
    さて香〈なるほど〉
    さてさて〈では、テキストを開く前に質問です〉
    さて香〈はい、緊張しますね〉
    さてさて〈9月3日は何の日でしょうか?〉
    さて香〈えっ?いきなり言われてもわからないです〉
    さてさて〈ヒント1です。『ある国民的スターの誕生日』です〉
    さて香〈えっ?えっ?わからないです〉
    さてさて〈ヒント2です。『二〇一三年は、彼の生誕百年前』でした〉
    さて香〈百年前?百年”ま・え”!えっ?えっ?えっ?〉
    さてさて〈えっ?で字数を取らないでください。あなた編集部の人なんだから〉
    さて香〈すみません。全く分からないです〉
    さてさて〈ヒント3です。『二〇一三年は彼の生みの親でもある漫画家、藤子・F・不二雄氏の生誕八十周年』でもありました〉
    さて香〈分かりました!ドラえもんですねっ!〉
    さてさて〈はい、では、テキストの”今日は何の日?”を開いてみてください〉
    さて香〈あっ、なるほど。この本って、ドラえもん百科みたいですね?いきなり身長も体重も胸囲もぜんぶ129.3なんて書いてあります〉
    さてさて〈全て彼の誕生日である二一一二年九月三日に繋がるようですよ。私も知らなかったです。辻村さんのドラえもん愛が感じられますね〉
    さて香〈なるほど。辻村さんってドラえもんがお好きなんですか〉
    さてさて〈そうなんです。ドラえもんの映画の脚本「のび太の月面探査記」も書いていらっしゃるし、ドラえもん愛に溢れていらっしゃいます。この本からもよく分かりますよね〉
    さて香〈そうですね。私もドラえもんは好きでよく見てました〉
    さてさて〈じゃあ、辻村さんの世界に入りやすそうでよかったです。そんな辻村さんの代表作に「凍りのクジラ」という作品があります。まさしくドラえもん愛に溢れた作品です。このテキストでも”出さない手紙”というエッセイの中に和歌山の高校で授業をされた時のことが書かれているのですが、辻村さんが学校を訪れると『クジラの絵がたくさんちりばめられ』た歓迎メッセージが書かれていて感激されたようです〉
    さて香〈テキストのこのページですね。へぇ〜、辻村さん、学校で講師なんてされるんですね〉
    さてさて〈この和歌山の高校へは特別に呼ばれたようですが、ご出身の千葉大学では教職を取られていたようで、”初めてのカツカレー”のエッセイには教育実習に行かれた際に給食でカレーライスを食べた時の微笑ましいお話が書かれていますね〉
    さて香〈へぇーっ。なんだか楽しそうですね〉
    さてさて〈ところで念のためですが、さて香さんは、辻村さんの作品を本当に全く読んだことがないのですか?〉
    さて香〈はい。残念ながら。どの作品から読めばいいですか?〉
    さてさて〈流石!編集部の方ですね。フリが上手い〉
    さて香〈さてさてさんが絶対に話したくて仕方がないだろうって、編集長に言われていたので…あああ、な、なんでもないです。(余計なことしゃべっちゃった!)〉
    さてさて〈まあ、事実ですから(笑) えっと辻村さんの作品は”読む順番”が大切なんです。ネットに書かれていたりもしますが、肝心の辻村さんの本自体には書かれていませんからね。ブクログのレビューを見ていても、”読む順番”を間違えたと書かれている方をよく見ますよね〉
    さて香〈ええ。じゃあ、今日は、辻村さんの作品の”読む順番”を教えて下さるのですね〉
    さてさて〈はい。今日の特別講座の目玉です!〉
    さて香〈(やっぱり調子に乗り出したよ、この人。面倒臭そうな人だ…とほほ)〉
    さてさて〈何かおっしゃいましたか?〉
    さて香〈い、いえ、私はなんて幸せなんだろうって〉
    さてさて〈それは何よりです。では、テキストの”自作解説(というほどではないけれど、思うことあれこれ)”というエッセイを開いてください〉
    さて香〈辻村さんが自作について語られているんですね。これって面白そう〉
    さてさて〈はい。それぞれの作品の裏話や生み出すまでの苦労を垣間見ることができますね〉
    さて香〈でも順番が書いてあるわけじゃないですよね?〉
    さてさて〈はい、だから、目玉だと言ってるじゃないですか!〉
    さて香〈は、はい。ありがたく承らせていただきます。(ほんと、面倒な人…)〉
    さてさて〈また、何かおっしゃいま…〉
    さて香〈な、なんでもないですよ。あ、そう、順番に関係のある作品のこともエッセイには書かれているんですか?〉
    さてさて〈二作目の「子どもたちは夜と遊ぶ」がそうですね。『産みの苦しみというものをこんなに感じた経験はこれまでなかったし、あれから時が経った今も、この小説の執筆が一番大変だったと断言できる』と執筆に大変苦労されたことが書かれています。それから、「光待つ場所へ」は、『人が階段を一段のぼる時、扉を開ける瞬間を見てみた』かったからという執筆の理由なんかも書かれていますね〉
    さて香〈さてさてさんは、両作ともお読みになられたんですか?〉
    さてさて〈はい、これらはとても大切な作品です。作品が生まれるまでにそんな思いがおありだったんだと、このエッセイを読んで感慨深いものがありました。ご本人だからこそのエピソードが満載で、これは辻村ファンは是非とも読んでおくべきでしょうね〉
    さて香〈はい。それですみません。編集者としては行数が心配なので先に進めていただけますか〉
    さてさて〈行数…。この特別講座のですか?以前、さて子さんという方と対談した時も同じことを言われました。255文字制限でストレスの溜まる”読書メーター”さんと違って”ブクログ”さんは字数無制限が売りなんだからいいじゃないですか〉
    さて香〈それはそうですけど。あまりにも長すぎると結局皆さんに読み飛ばされてしまいますよ。それでなくても、さてさてさんのレビューの長さは幾らなんでも長過ぎ!って編集部で問題になっていて、規制をかけようかって話になってい…(ヤバイ、また、言っちゃった!)〉
    さてさて〈えっ?本当ですか。天下のブクログさんがそんな言論統制を行おうと計画されているなんて信じられない!世も末だ!ああ、私はどうしたらいいんだろう!ああ、神よー!仏よー!ドラえもんよー!〉
    さて香〈(また、面倒臭いこと言ってるよ、この人…)〉
    さてさて〈まあ、う〜ん。まあ、でも確かに皆さんお忙しいのは事実だし、読み飛ばされちゃあ、苦労してレビューしてもバカみたいですよね。分かりました。出来る範囲で短くしましょう〉
    さて香〈えっ?ご、ご理解いただきありがとうございます。(やっぱりこの人変な人だよ。勝手に自己解決してるよ…) では、読む順番について教えてください〉
    さてさて〈はい。読むのが必須のものがわかるように書きますね〉

    ★ 辻村深月さんの作品はこの順番で読もう!
    (1)「凍りのクジラ」(必須)
    ※ドラえもんの道具が各章のタイトル。伏線の妙…。
    (2)「冷たい校舎の時は止まる」(上下巻)(必須)
    ※デビュー作。無機質な学校に閉じ込められた8名に迫り来る…。
    (3)「ロードムービー」
    ※「冷たい」の彼らの過去と未来を紡ぐ短編集
    (4)「子どもたちは夜と遊ぶ」(上下巻)(必須)
    ※グロテスクな死に方を晒すためだけに登場する人物たち…。この作品はハードルが少し高い。
    (5)「本日は大安なり」
    ※「子どもたちは」の彼らが活躍するドタバタ劇
    (6)「ぼくのメジャースプーン」(必須)
    ※大切な友達のために”ぼく”にしかできないことを探し求める物語
    (7)「スロウハイツの神様」(上下巻)(必須)
    ※網のように張り巡らされた伏線の妙を堪能する物語
    (8)「V.T.R」
    ※「スロウハイツ」の作家チヨダ・コーキのデビュー作という想定の作品
    (9)「名前探しの放課後」(上下巻)(必須)
    ※(7)以前の作品の彼、彼女が勢揃い
    (10)「光待つ場所へ」(必須)
    ※(7)以前の作品の彼、彼女のその後
    (11)「島はぼくらと」
    ※「スロウハイツ」のあの人が美味しいところを全部取り
    (12)「ハケンアニメ」
    ※「スロウハイツ」のあの人が…らしいのですが私、未読です(笑)

    さてさて〈…という感じでしょうか。他にも上記した作品の登場人物がチラッと出てくる作品もありますが、上記の作品、特に(必須)扱いにした7作品はきちんと押さえたいですね〉
    さて香〈う〜ん。なんだか上下巻もたくさんあって読了までが果てしない道のりのような…〉
    さてさて〈果てしない、をどう捉えるかだと思いますよ。前向きに考えれば、ゴール目指してこんなにもワクワクさせてもらえる本がたくさん待っていると思えば、凄く幸せかと〉
    さて香〈まあ、そうかもしれませんね。あれ、でも、何かちょっと足りないような?〉
    さてさて〈映画にもなった「ツナグ」とか、本屋大賞を受賞した「かがみの孤城」ですよね。これらは両方ともこの順番には関係しない作品です。いつ読まれても大丈夫です〉
    さて香〈なるほど。ただ私が言いたかったのは、えっと…なんだっけ…〉
    さてさて〈もしかして「鍵のない夢を見る」のことじゃないですか?直木賞を受賞した作品〉
    さて香〈そう、それです。直木賞の。教えていただいたリストにはないですよね〉
    さてさて〈はい、あの作品も読む順番は関係ありません。一覧の作品とは全く関係のない大人な世界の作品です〉
    さて香〈さてさてさんはあまりお好きじゃなさそうですね(笑)〉
    さてさて〈はい!きっぱり!(笑) 初めて辻村さんを読まれる方にもオススメできません。でも、この作品で直木賞を受賞されたということは重要ですよね。このテキストでも、その時のことを色んな角度から触れられています。テキストの”直木賞に決まって”を開いてみてください〉
    さて香〈えっと、あ、なるほど。受賞された時の裏話が書いてありますね〉
    さてさて〈辻村さんのお人柄がとてもわかる箇所なので、付箋を付けておいてください〉
    さて香〈はい。わかりました。付箋、そうでした。これ特別講座でしたね〉
    さてさて〈あなたね。人の講義をなんだと思っているんですか。忙しい時間を割いているんですから〉
    さて香〈まあ、そうおっしゃらずに。講師料ははずみますから〉
    さてさて〈よくお分かりで。それならなんでもいいです。最近、懐事情が厳しくって…〉
    さて香〈私の方は行数が厳しいので、前に進めていただけますか〉
    さてさて〈あ、そうでしたね。すみません。ついつい油断してしまいます。癖だなあ。皆さんにページを閉じられないようにしないと…。えっと、この直木賞関係ですが、『直木賞の受賞が決まった際、選考委員のお一人から「明日から親戚と親友が増えるよ」と言われた』という箇所が興味深いですよね。そんなことあるんだ!という感じです。辻村さんも『私にはそんな相手の心当たりもないし、大丈夫だろうと高を括っていた』ようなんですが、『学生時代に”仲よくなかった”どころか、明確に”何かあった”相手から、実家や版元を通じて平然と連絡が来るのには本当に驚いて、どう反応したらよいのか、わからなくなってしまった』と書かれていますね〉
    さて香〈そういう方っているんですね。この世は怖いですね。どういう神経してるんだろう〉
    さてさて〈まあ、そういうタイプの人って何にも考えていないんだと思いますよ〉
    さて香〈困ったものですね〉
    さてさて〈ところで、どうしよう、私もこんな風に特別講座がブクログで記事になったら、親戚や親友が増えるかもしれませんよね?ヤバイなー。電話かかってきたらどうしよう〉
    さて香〈は?〉
    さてさて〈だって、有名になるじゃないですか。過去のさて子さんとの対談も好評だったって聞きましたけど、今回は、講師ですからね、私〉
    さて香〈あの〜、ご心配ご無用です。”さてさて”だけじゃ、誰も分からないですから。(それに、あなたみたいなちょっと危ない人、誰も近寄らないわよ…)〉
    さてさて〈何かおっしゃいましたか?〉
    さて香〈い、いえいえ。さてさてさんは、ブクログの宝ですから、まだまだ頑張っていただかないと。ほほほほほ〉
    さてさて〈なんだかよく分からないですが、今後もレビューは誠心誠意書かせていただきたいと思います。皆様今後ともどうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m〉
    さて香〈こちらこそ。では、本当の本当にこれ以上長くなると誰も読んでくれない悲しいレビューになってしまうので、すみませんが最後にこのテキストについて簡単にまとめていただけますか。そうじゃないと私、編集長に叱られますので〉
    さてさて〈はい、わかりました。テキスト「図書室で暮らしたい」には、辻村さんが『小説家としての自分が何を好きなのか、じっくり軸足を固定しての日々を描いたエッセイになった』と書かれている通り、いろんな要素がたくさん詰まっています。私たちがある人のことを好きになる時、その人の人となりというものをまず知りたくなります。その人となりを知って、逆にその人のことがさらに好きになる、そういったことも多いように思います。この「図書室で」では、多彩な作品を生み出されてきた辻村深月さんという作家さんを改めて知る機会をいただけます。それは『「便利であること」、「役立つこと」だけが物のよさではない。「タケコプター」は空を飛べるが、不便な道具だ。よく故障するし、長時間使った後には休ませることも必要。しかし、自分の目で景色を見ながら進む、そんな時間をくれる』と『ドラえもん』への愛情から見る辻村さんであったり、『小中学校のころ、友達とうまく付き合えなかった』、『教室で数人ずつの班を作る時、自分だけ余ってしまうようなこともよくあった』という過去を振り返り『悲しいけれど、いじめって絶対になくならない』と結論し、『いじめられている君へ』と強いメッセージを送る辻村さんであったり、そして直木賞の記者会見の席で『今回の受賞を「読者につれてきてもらった」と答え』たその心の内に『読者が作者以上に、その作品や、登場人物を愛することはある。自分が書いた以上のものを読者がそこに見ることは多分あるし、その意味で、作品は読者を絶対に裏切らない。そんな小説を、これからも送り出していきたい』と決意を新たにした辻村さんの姿でもありました。そんな辻村さんの人となりがひしひしと伝わってくるこの作品。辻村さんの小説を愛する方には、そして辻村さんの小説をこれから読んでみようという方にも、是非ともおすすめしたい、そんな作品だと思います〉
    さて香〈………〉
    さてさて〈どうかされましたか?〉
    さて香〈あっ、いや、なんというか、いつもにも増して熱いまとめ方をしていただいて、私、感激しました!”生”でさてさてさんを見れて幸せです。テキストの売り上げも倍増しそうです!〉
    さてさて〈それは、それは。では、講師料のアップもよろしくお願いします〉
    さて香〈残念ながらテキストの売り上げは講師料には関係はございません。悪しからずご了承ください〉
    さてさて〈orz orz orz〉
    さて香〈ではこれにて、本日の特別講座を終了させていただきます。最後までお付き合いいただきありがとうございました!〉

    またね~~♪(*^-^)ノ~~

    • さてさてさん
      まことさん
      はい、読みたいものを読まれるのが何よりだと思います。辻村さんのこの順番ものは、上下巻で長いものも多いので、気持ちがのらないと…と...
      まことさん
      はい、読みたいものを読まれるのが何よりだと思います。辻村さんのこの順番ものは、上下巻で長いものも多いので、気持ちがのらないと…ということもありますしね。まことさん、最近お読みになられている本は結構多彩でいらっしゃるので、小説ばかりの私からすると、選書がすごいなぁと感じます。トルストイもあるし。幅を広げるのも面白いなあと思いますが、まだまだ今の私の方向性でも目の前は本の山なので、しばらくはこのまま進もうかなあと思っております。なので、まことさんのレビューを見せていただいて読んだ気にさせていただきますね。
      また、よろしくお願いいたします。
      2021/03/20
    • naonaonao16gさん
      さてさてさん、こんばんは、
      インタビュー形式、いやはやさすがですね!

      辻村さんの作品の読了ペースに驚きました…
      意外と、自分の知識の中にあ...
      さてさてさん、こんばんは、
      インタビュー形式、いやはやさすがですね!

      辻村さんの作品の読了ペースに驚きました…
      意外と、自分の知識の中にあった作品が偏見だったのかと思うほど、具体的に知らない作品が多かったです。特に、子どもたちは夜とあそぶ、です。

      辻村さん作品読む時参考にさせていただきますね!
      ありがとうございました!!
      2021/03/21
    • さてさてさん
      naonaonao16gさん、いつもありがとうございます。
      こういった企画物でレビューを書きたくなる衝動が抑えきれなくなる時があります。前回...
      naonaonao16gさん、いつもありがとうございます。
      こういった企画物でレビューを書きたくなる衝動が抑えきれなくなる時があります。前回からかなり時間があいてしまいましたが、あまりやり過ぎても皆さんに飽きられてしまう(汗)ので、まあちょうど良い頃合いかな、と思いました。初めての方には危険人物と見做されているかもしれませんが…。
      辻村さんの作品は一気に読み過ぎてしまって淋しい思いをしています。「鍵のない」系でない作品を書いてくださることを祈っております。
      2021/03/21
  • 辻村深月さんの誠実なお人柄がしのばれる、素敵なエッセイでした。

    「九月三日って何の日かご存知?」
    「ドラえもんの誕生日~♪」(言える・笑)
    ドラえもんが大好き!それだけでも、辻村さんに勝手に親近感を持っています。

    友人の服についたままのしつけ糸を、こっそりさりげなく教えてくれた女性のようになりたい辻村さん。

    高校時代、早く新刊が読みたくて、学校をさぼって都会の書店に行っていた辻村さん。
    (もう時効だからと公表。ふふっ)

    自分の好きな商品が、売り場から消えてしまうことが多く(私もそう…)
    その商品を守るべく、せっせと買い続ける辻村さん。

    「最後の晩餐に何が食べたいか?」の問いに、
    亡き祖母が握ってくれた、味噌むすびと答える辻村さん。

    中でも、おみやげでいただいた、お子さんの新幹線の靴下のくだり…。
    わかります。旅先で自分のことを思い出してくれたことが嬉しいんですよね。
    私もかわいい雑貨屋さんで、おみやげを選んだりします。(名産品より喜ばれたりする)
    名所観光より、その時間の方が楽しかったりしてね。

    数々のエピソードを読んで、温かなご家族の中で、大切に育てられた方だと感じました。

    そんな辻村さんのように、相手のちょっとした心遣いに気づき、
    素直に感謝できる、柔らかい心を持ちたいなぁと思うのです。

    • koshoujiさん
      このレビューに他の方のコメントが書きづらくなるのを遠慮いたしまして、
      私のキャンディーズレビューのほうにうさこさんへのお知らせを書きました...
      このレビューに他の方のコメントが書きづらくなるのを遠慮いたしまして、
      私のキャンディーズレビューのほうにうさこさんへのお知らせを書きました。
      もっと早くお知らせすれば良かったと悔やんでいますが、是非ご覧ください。
      2016/04/28
  • 辻村深月さんの作品はそう多くは読んでいません。10代向けの作品が多い印象で、とうにその時代を越えた今となってはくすぐったい気持ちになり手を伸ばす機会がありませんでした。しかしここにきてこのタイトル名、首がもげるほど頷いてしまいほぼ反射的に購入。

    学生時代の閉塞感や、当時そばにあった“本”への想いや夢中になった作家・作品への敬意、そして作家であり親となった今の日常のエピソードなど。辻村さんご自身の好きな本や映画、自書解説はファンなら興味津々な世界でしょう。しかしもともとのファンでなくともブクログを利用するような本が好きな人は、著者のような生粋の本好きの本を語る熱量に親近感を感じること間違いなしです。私自身の短所として好きなモノや人へ直接想いを伝えるのが苦手という点があるのですが、著者は当時から好きな作家さんへ分厚いファンレターを送るなど自分の言葉でしっかりと伝えていた辺り、こうゆう書く行為の積み重ねが現在の物書きたる由縁なのかと妙に感心してしまいました。

    ちょうど同じ月齢ほどの子を抱える働く親という視点では、保育園と交換日記のように往復する日々のやりとりを綴った「週刊エッセイ」などは共感の嵐でした。今まさに仕事帰りの電車でこの本を読み終え、子を迎えに行くところ。モードを切り替えるのが少し億劫なときもあるけれど「同じ働く母親として頑張りましょう」と背中を押された気分。さあ、仕事終わりからのもうひと頑張り。

  • とてもとても共感してしまうタイトルと、ポップな装幀にわくわくしながら読み始めた、辻村深月さんのエッセイ集。

    エッセイの内容で特に印象に残ったのは、子育てに関するエピソード。
    悩みながら、もがきながら、仕事と子育てを両立させようとがんばっている友人に、「ぜひ読んでみて!」と薦めたくなりました。
    友人と同じ立場に、近い将来自分もなるかもしれません。
    子育ての不安を抱えて押しつぶされそうなとき、数ページのエッセイの向こうから「大丈夫」という声が聞こえてきそうな気がします。

    辻村さんの小説を、実は読んだことがありません。
    怖そう…という先入観を払拭できず、みなさんのレビューを拝読するにとどまっていましたが、本書に収録された「おじいちゃんと、おひさまのかおり」という短い小説を読んで、この人の書いた小説をもっと読んでみたくなりました。
    第5章は辻村さんによる自作について思うことが綴られていたので、まずは怖くなさそうなものから挑戦してみようと思います。

  • 私が大ファンである辻村深月さんのエッセイ集。
    幼い娘さんとのやりとりなどは、実にほほえましいし、彼女がまだ作家になる前、憧れの作家に会いに行く場面での緊張感なども愉快で、読んでいてとても心が安らぐ。
    「子供たちは夜と遊ぶ」の“浅葱”のその後を書く予定、という彼女の意志表示もされており、辻村深月ファン必読。

    漫画「ジョジョの奇妙な冒険」(作者の荒木飛呂彦氏は、仙台の私の中学、高校とも後輩になる)に対する思い入れなども面白い。
    ここには彼女が小説に対峙する姿勢が描かれている

    “「大人が薦める本」の一つになどなってたまるか、という意地があった。”
    (P113)

    しかも、私はこのエッセイを読んで不覚にも落涙してしまった。
    エッセイを読んで泣いたことなど長い人生のなかでおそらく二度目。
    初めてエッセイに感動して泣いたのは瀬尾まいこさんの「ありがとう、さようなら」だ。

    そんなわけで、印象に残った文章の引用を多く用いてレビューとさせていただきます。

    「成人式の日」
    彼女は小学生の時から小説を書いて、周りの友人たちに読ませていたと言う。
    だが、大学に入ってもその欠片(小説家になるという)も見せることができず、成人式で高校時代の友人たちに会うのが後ろめたかったそうだ。

    それから数年後、「メフィスト賞」を受賞し、本物の作家になった彼女に対して周りの友人や職場の人たちは「おめでとう、夢がかなったんだね」と喜んでくれたが、高校時代から彼女の小説を読んでいた友人たちだけはこう言ったそうだ。
    「おめでとう、でも、いつかなれると思っていたから驚かないよ」)

    そして、最後に彼女はこう締めくくる。

    “今でも時々、思い出す。成人式の日の私に、そして、こう言ってやりたくなるのだ。後ろめたく思うことはないから、顔を上げて、堂々と笑っていればいいんだよ、と。あなたのことを、あなた以上に信じてくれている人たちが、きっといる。“(p179)

    「うちの子へ」
    ここにはまさに、彼女の二歳の娘さんに対する愛情が凝縮された文章が綴られている。

    「十七歳のサイン会」
    “作家になり、かつて憧れていたフィクションの向こう側に来た今だからわかることがある。
    読者が作者以上に、その作品や、登場人物を愛することはある。自分が書いた以上のものを読者がそこに見ることは多分あるし、その意味で、作品は読者を絶対に裏切らない。そんな小説を、これからも送り出して行きたいと思う。
    私を生かしてくれた小説とフィクションは、そういう、とても優しい世界だった。
    私をここまでつれてきてくれて、ありがとう。この恩に報いる道を、私はこの場所から一生かけて探していく。“(283P)

    この彼女の決意(特に最後の一行)を読んで胸が熱くなり、何故か涙があふれ出た。
    彼女の作品に登場する”コウチャン”も”環”も”ふみちゃん”も”いつか”も”あすな”も、私は実在の人物のように愛おしかった。彼女が言うように、作品は世に出た瞬間から作者のものではなく、読者のものになる。そこに描かれた実在しない人物、或いは虚構の世界に私たちは共感し、感動する。
    小説というのはそういうものだ。

    最後に
    「本の世界の向こう側」に行ってしまった辻村さんへ───。

    これからも、あなたのデビュー時代からのファンの期待に応えてくれるような“白辻村”路線の作品、「その素晴らしさが大人になど分かってたまるか」というような小説を書き続けてください。<(_ _)>

    もし、仙台にサイン会などでいらっしゃるようなことがあれば、是非行かせていただきます。そしてあなたにこう言わせていただきます。
    「新刊を楽しみにしています」と───。

    • 杜のうさこさん
      koshoujiさん、こんばんは~♪

      そうでした~。
      もうすぐはちじゅうぅはちやぁ~♪(笑)でした。
      あの後、YouTubeで初め...
      koshoujiさん、こんばんは~♪

      そうでした~。
      もうすぐはちじゅうぅはちやぁ~♪(笑)でした。
      あの後、YouTubeで初めてNSPが歌っている画像を見ました。
      友達に借りたLPは、たしかピンク色の水彩画のようなカバーでした。
      今聴く方があの頃より、妙にせつなくに心に響いてきますね。
      そこで聞いた中にシグナルという方の「二十歳のめぐりあい」という曲があって、
      その澄んだ歌声がkoshoujiさんに似ていたような気がしました。
      色々聴いてしまい、寝るのが真夜中でした(笑)

      津村記久子さん、たやすく読ませてはもらえませんね(#^^#)
      では、また素敵なレビューと歌声を楽しみにお待ちしてますね~♪
      2016/02/26
    • 杜のうさこさん
      koshoujiさん、こんばんは~♪

      やっと読めました!
      良かったです~~!
      これほど読者を大切に思っていて下さるなんて…。
      著...
      koshoujiさん、こんばんは~♪

      やっと読めました!
      良かったです~~!
      これほど読者を大切に思っていて下さるなんて…。
      著書をまだ数冊しか読んでいないことが申し訳ないです。
      これから一冊一冊、大切に読みたいと思わせてくれる素敵なエッセイでした。

      スーちゃんからいただいた宝物。
      いろんな思いが交差して、胸がいっぱいです。
      また、”あゆみ”
      貴重なお品、拝見させていただいて、
      どうもありがとうございました。
      2016/04/27
    • 杜のうさこさん
      koshoujiさん、こんばんは~♪
      業務連絡(^^)、ありがとうございます!
      こちらにお返事させてください。
      (またまた私のコメント...
      koshoujiさん、こんばんは~♪
      業務連絡(^^)、ありがとうございます!
      こちらにお返事させてください。
      (またまた私のコメントで埋め尽くしてしまっていて、ごめんなさいです。)

      「本屋大賞」受賞しましたね!すごく嬉しいです!
      お友だちのレビューで知ったんですが、過去最高得点だったとか。
      >何故に途中で止めたのかなあ?? 
      センパイ、よほどお疲れだったのですよ。
      私も体調とか、読むタイミングに左右されることがよくあります。
      他でもない辻村深月さんの本、ぜひセンパイにもう一度読んでいただきたいです。

      うわぁ、読書好きの同僚さんとの出会い、嬉しいですね~♪
      『名前探しの放課後』レッドカーペットを歩けるくらいの名優(笑)たちのお話ですよね。
      同僚さんの感想が楽しみですね。

      充実した図書室、生徒さんたちの利用状況はどうなのでしょうか。
      私ももっと学校の図書室を利用しておけば良かったなぁと、今さらながら感じてます。
      もったいないことをしました。

      職場に充実した図書室がある、ということは…
      もしや、近々センパイのレビュー復活も??
      なんて、先に矢の付いたしっぽ振ってます(笑)

      気温の変化が激しい日々ですが、お身体大切に!

      では、では~(^^)/
      2018/04/16
  • 辻村さんの文章はとても好きなのだが、まだ作品を全部読めていない。
    今回のはタイトルに惹かれて、すぐ読んでみた。

    素直に正直に書かれていて、作家でありながらも、1人の女性なんだな~と好感がもてる。

    来年の目標の1つとして、彼女の作品を全部読む事にしよう!

  • 【記録】
    図書室で暮らしたい。
    2015.11発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。
    残念です。

    皆様のレビューを見て、辻村深月さんの本を読むのを楽しみにしているのだが、字が小さくて読めず。単行本。
    残念、返却する。
    文庫本で字の大きいのを是非出してほしい。
    ※【記録】の説明は、プロフィール欄に書いて有ります。

  • 非常にキラキラした
    話も多く

    たとえば 小説家になる夢を
    みなが応援していてくれたいたり
    勇気を振り絞っていった
    サイン会の話など
    若い子が読んで 
    夢がもてそうです

    そんな瑞々しさをなくした
    おばちゃんでも 時には
    気恥ずかしいくらいの
    一生懸命さ 真剣さに
    きゅーーーっと目頭が熱くなるときも
    ありました

  •  普段、発売間もないハードカバー本を買うことはないのですが、これはもうタイトルの『図書室で暮らしたい』と表紙のイラストに思いっきり共感してしまい、しかも大好きな辻村深月のエッセイときたら手に取らないわけにはいきませんでした。
     友人とのランチの帰り道、パン屋さんでパンを買い、ふらりと立ち寄った昔ながらの小さな書店で平積みされているところを見つけました。

     読んでいて、途中、何度も涙で中断を余儀なくされました。それでも読み始めたら止まらなくて、読み進めては泣き、を繰り返してようやく読了。
     「好きなものが多すぎて、ごめんなさい!」のオビのアオリ文そのまんま、好きなもの、好きなことについて、作品への愛の滲む文章でたくさん語られています。
     さらに、小さな子供を持つ母親の体験談も多数掲載されていて、泣いたのはおもにこちら。「うちの子へ」はもう涙なくしては読めない……!

     全編に共通していると思うのは、他者への感謝の気持ちに溢れていること。子供の頃に貴重な体験をさせてくれた大人の話や、作家生活、育児生活のなかで出会った人たちからの温かい言葉や気遣い……それらをテーマにしつつ、そこに敬意や感謝が込められていて、心がほかほかしました。

     辻村さんの人柄の温かさを知ると同時に、自分の好きなことに正直に、まっすぐになるための勇気を伝えてくれる素敵な一冊です。

  • 辻村さん、お母さんなんだなぁ。
    辻村さんのエッセイを読むのが初めてだったので(そしてそういえば辻村さんの人物像ってイメージしたことなかったなと気づく)、あ、お母さんなんだなとしみじみ。
    お子さんの描写はすごく愛情に溢れていて、辻村さんがお母さんだったら、日がな一日中本を読んでいても笑って許してくれそうだなぁ。

    直木賞受賞のエピソードがとても素敵でした。
    だからこそ東京會舘とわたしがあんなに素敵な作品なのですね。

    「私を生かしてくれた小説とフィクションは、そういう、とても優しい世界だった」
    この一文に首がもげるほど頷いてしまいました。

    辻村さん、わたしもその世界、知ってます!


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著者プロフィール

辻村深月

一九八〇年、山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業。二〇〇四年『冷たい校舎の時は止まる』で第三一回メフィスト賞を受賞し、デビュー。一一年『ツナグ』で第三二回吉川英治文学新人賞、一二年『鍵のない夢を見る』で第一四七回直木賞、一八年『かがみの孤城』で第一五回本屋大賞を受賞。『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『島はぼくらと』『ハケンアニメ!』『朝が来る』『東京會舘とわたし』『傲慢と善良』『琥珀の夏』など著書多数。

「2021年 『青空と逃げる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻村深月の作品

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