カイコの紡ぐ嘘(下)私立探偵コーモラン・ストライク

  • 講談社
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本棚登録 : 81
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062198370

作品紹介・あらすじ

私立探偵コーモラン・ストライクシリーズ第2作は出版界が舞台!
小説家・オーウェン・クワインが行方不明になった。
当初、クワイン夫人は2~3日ふらっと出かけただけだと思っていた。以前にも同じようなことがあったので、ストライクに探してもらい家に連れ帰ればいいと思っていた。
しかしストライクが捜査するうち、クワインの失踪は夫人が考えているほど単純なことではないことが明らかになってゆく。
小説家クワインは長篇小説の原稿を仕上げたばかりだった。
そこでは、出版界の自分の知人たちが、悪意ある筆づかいで、その人の人生が滅茶苦茶になるほど徹底的にこき下ろされていたのだ。
ということは、クワインを黙らせようとする人間が大勢いてもおかしくないということだ。
やがて異様な状況下で惨殺されたクワインの遺体が発見された。
この冷酷な殺人者の動機とは何か? こんな異様な殺人者にストライクはこれまで出逢ったことはなかった・・・・・・

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    小説を読んで面白かった、と言うのは読者冥利につきます。新作(英語版)では、昨年に出ているようなので、日本語版お待ちしてます!

  • セキの印象と塩酸蒸気で肺をやられるという伏線は見事。
    ロビンとマシューのやりとりは正直本筋にはジャマだがキャラクターの印象は強くなった
    腸を抜いた理由は気になっていたのに捜査をかく乱させるだけで特に意味はないというオチは残念。

  • 着々と事件の解明は進んでくるのだけれど。ロビンとマシュー、コーモランとシャーロットの関係性がなんだか混沌としちゃって、むしろ事件よりもこっちのほうが気になるかもしれません。だけどついに本音を吐き出したロビンの活躍、かっこいいなあ。有能な探偵になれそうです。
    真相にたどり着いたコーモランだけれど、あいにく読者はそこまで読んでもまだ真相にたどり着けませんので(苦笑)。後半は読む手が止まらず。うわああ、まさかそんなところから伏線が張られていたのかっ!? 気づかなかった……。そして内臓の処分方法に愕然。その証拠を掴むのもさぞかし大変だったろうな……。
    このコンビの活躍は、今後もますます楽しみです。

  • 人の描写が丁寧やし、それだけで高評価。

  • 陰惨事件にしなくても。

  • 前作よりも面白かった。
    最後に、いろいろな所が繋がって話として洗練されていました。

    次回作も期待

  • 2016.01.05

  • シリーズ2作目。最後にいろいろなことがつながっていって面白かった。次作に期待。

  • 疲れませんでした
    これだけの長編
    二人はどうなるの??

  • あとがきに、「ロバート・ガルブレイスでいさせてくれることに感謝します」というような記述があり、変わったことを言う人だなぁと思って最後を見たら、J.K.ローリングの別ネームで驚いた。
    別ネームで何かを書いてるのは知ってたけど、この本だったとは知らなかった。色眼鏡で読んでしまうことがなくてラッキーだった。
    さすがに文章がうまい。ボリュームがあるのに無理なくラストまで読んでしまった。

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著者プロフィール

ロバート・ガルブレイスは、『ハリー・ポッター』シリーズで知られるJ・K・ローリングの別名。本作はローリングの名を伏せて出版された。探偵シリーズの2作目。

「2015年 『カイコの紡ぐ嘘(下)私立探偵コーモラン・ストライク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ロバート・ガルブレイスの作品

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