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Amazon.co.jp ・本 (290ページ) / ISBN・EAN: 9784062198523
作品紹介・あらすじ
胸を痛めながら足を進めていくと、海の上で突然、あの白い光がきらめいた。目を射られて和彦は声を上げそうになる。岬のすぐ近くだった。かつて二度ウォータージェットから見た時には、もっと遠くに感じた。それで沖の方だとばかり思っていたのだった。斜めから見ていたせいだろうか。あるいは光を発している何かが、波に乗って岬に近づいてきているのかもしれなかった。
「過去に何かをやっている!!」
NHK・Eテレでアニメ化された大人気KZシリーズの深層をえぐる、ディープなKZ’D「KZ’Deep File」。
伊勢志摩、緑の海で起こった怪事件。
忽然と消えた青い真珠と1人の海女。
成功を手に故郷に降り立つ男の目的は!?
証拠なし、証人なし、30年の時に埋もれた謎に挑む少年たちの友情と憧憬!書き下ろし長編。
みんなの感想まとめ
青春とミステリーが融合した本作は、登場人物たちの深い心情を掘り下げながら、彼らの成長と葛藤を描いています。高校生になった若武、上杉、小塚の個性がぶつかり合い、彼らの輝く姿が読者に好感をもたらします。物...
感想・レビュー・書評
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すごく面白かった。いつも読んでいるKZは児童書コーナーにあるから読みやすいけれど登場人物の心情など深い部分はそこまでありませんでした。KZdeepfileシリーズ一般文芸の部類に入りますし、何より登場人物を深堀してくれることろがいい!高校生になった若武、上杉、小塚を見ることが出来て嬉しいです。これからこっちのシリーズもちょこちょこ読んでいこうと思います。
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初めてのシリーズを手にとりました。
棚にシリーズが置いてあり気になり手にとりあらすじを読むとミステリーと青春小説が融合しているらしいと感じて購入。
3人の個性がぶつかりながらも輝く姿に好感がもてる。
大人になるにあたり様々な葛藤や不安と期待が入り交じる。なにかをしていないと勝手に不安を大きくしているけど今の輝きを大切にして楽しんでほしいね。
事件はあるけど怪奇性はないから安心して読めるね。
色々な未知なるミステリがまだ本屋に眠っていることを再読教えてもらったシリーズ。これからも探していこう。
ぜひ〜 -
自分らしさとは何か。
集団主義的日本人は、自分らしさよりも周囲との調和を重んじる風潮がある。その人らしさが周囲からズレていれば、この人は変な人だと思われ、和から外される可能性があるからだ。
では、日本で生活する上では自分を殺して周囲との調和を重要視することが正解なのか。それとも、それが自分らしさなのだと割り切る方が良いのか。
本作品では、多感な時期である男子目線で「自分らしさ」を追求していく姿が描かれていた。
自分らしさとは何か。生きやすくするためにはどうすることが正解なのか。
今後の人との関わり方において、自分とは何かを考えるきっかけとなる作品だった。 -
当時読んだ時は中学三年生の受験を控えた時。
アニメを見てKZにハマり、青い鳥文庫も全部揃えてずっと今でも読み続けて集めてるシリーズ。
最初、読んだ時に青い鳥文庫は女の子の主人公だったからこっちも女の子視点で進むのかな、と思ったがまさかの男の子視点。
でも、男の子の方が凄く読みやすいかもしれない。
青い鳥文庫の女の子も面白くて甘酸っぱい青春だなと思うけど、こっちはなんか大人っぽい話。
凄く読みやすかった。
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面白い、です。
中学生男子かぁ。
次も読むか。 -
桜坂から先に読んでしまい、こちらは後で読んだのだけど、思いのほか面白かったです。
まぁ、黒滝さんみたいなカッコイイ男の人いたらいいなあなんて思いましたが…。思春期の男の子も大変だけど可愛いなあ。
テレビでもやってるんだ? -
シリーズとは知らずに読んだ。
わかりやすい。 -
青い鳥文庫の人気シリーズから小塚、若武、上杉のスピンオフ
大人の男にあこがれる3人が30年の謎に挑む -
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本格ミステリーであることはもちろんだがそれ以上に、
「思春期の複雑さと葛藤」や、「理想と現実との狭間でもがく術」、「真の男らしさとは何か」、そんなつい目を背けたくなるような難しい命題に正面から向き合った、強く心打たれる一冊。
作者の藤本ひとみさんは女性のはずなのに、どうしてこんなに「男子中学生」の気持ちがわかるのだろう、と衝撃を受けた
現役の中学生はもちろんだが、かつて中学生だった全ての大人にも、ぜひ読んでいただきたい -
他人からどう見えるかより、自分がどうなりたいか。
小塚君が自分の中の素晴らしい物を捨ててしまう方を選ばなくて良かった。 -
図書室本。読み始めたら止まらない。この後彼らは何をするのか興味深く感じた。
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話が深くておもしろかったです!
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彼らは本当に中学生なのかしら??
ライトノベルのk'zシリーズよりは、大人向けです。 -
思春期男子、クラスにとけこめない悩みを持った和彦は、父の一声で夏休みに伊勢志摩の研究所に泊まることになった。同じように悩みをかかえた友人の上杉と若武も合流し、30年前に起こった事件が解決される。自身は30年も前の出来事が、当時解決されなかった事件なのに今更と思ってしまったが、そんな疑念も何のその、現代っ子らしくネット情報を駆使したり、資料を読み解くなどなかなか深いところもあり、文章表現が文学的で、文章の一つ一つもきちんとしているため、大変楽しく読めた。
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初出の記載なく、書き下ろしか。
KZ’Deep Fileシリーズ 第1作
スーパー中学生3人の大活躍物語。
3人共に学校で問題を抱え、伊勢志摩海洋研究所で夏休みを過ごしに来たのだが、頭を使い、体を張って20年前の海女失踪事件を解決してしまう。
ネット情報を活用して、当時この地域であったリゾート開発計画に絡む利害関係をあぶり出し、証拠を集め、失われた青い真珠のありかを推測して、遺骨とともに見つけ出すという名探偵ぶりを発揮するのだが、場面場面で自分たちの至らなさを自覚し、大人になっていこうとする。アニメ化されたらしいが、中学生に読んでほしい物語。 -
青い鳥文庫の人気シリーズのスピンオフ第一弾。
青い鳥文庫版よりも繊細な表現が気に入りました。
小塚くんの細かい心情がとても丁寧に描かれていて、どんどん物語に引き込まれます。
あ、私、彩ちゃんいなくても全然平気だわ。と気づく。
KZは男の子達がカッコイイんです。彩ちゃんはうらやましい!のひと言につきます。 -
それぞれ悩みをもった男の子たちが、事件を解決していきます。事件をとおして成長していく男の子たちといっしょに、なにかを得るような感じでおもしろいです。
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20年以上前コバルト文庫で出ていたKZシリーズが青い鳥文庫で読者層を変えて展開していると知って、懐かしさで読んでみました。
青い鳥文庫の探偵チームKZシリーズの番外編として書かれているので時々難しい単語が出てくるものの小学生でも読める内容です。
しかし、コバルト文庫のシリーズを念頭に置いて読むと違和感があります。
…だってコバルト文庫のシリーズの時代スマホなんてなかったし。(これ言うと年齢バレますね;)
探偵メンバーが年相応の未熟さや悩みを抱えて、事件を通して成長していく様が丁寧に書かれています。
著者プロフィール
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