- 講談社 (2016年1月7日発売)
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感想 : 12件
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Amazon.co.jp ・本 (226ページ) / ISBN・EAN: 9784062198790
作品紹介・あらすじ
ある朝、横須賀のペリー公園で寝ていたところを小犬に起こされた男は、呑み過ぎたせいか、自分の名前すら思い出せない。すぐに犬の飼い主の聖良という女性が現れ、男は「三ちゃん」と呼ばれる。前の晩にいっしょに呑んでいたようだ。三ちゃんがどうやらアルコール依存症らしいとわかり、聖良は同情してマンションの自分の部屋に住まわせてくれるという。依存症の男はインポで安全だからと。聖良の本名は依子といって、現役のストリッパー。「そろそろ干支が回る」とか。二人と一匹のおかしな共同生活がはじまり、三ちゃんは横須賀で主夫を務める。しばらくして、依子に大阪・天満劇場での仕事が入る。三ちゃんも同行することになり、ヒモではまずいので、マネージャー・小田三郎と名乗ることにする。ストリップの踊り子と、「依存症でインポの役立たず」の三ちゃんが、小犬を連れて大阪の旅巡業へ。天満で無難にマネージャー役をこなしていた三ちゃんだったが、劇場の楽屋で暇つぶしに指した将棋が元で、100万単位の金が動く真剣勝負に巻き込まれてしまう。勝負の思わぬ結果に、三ちゃんの正体が見え隠れする。この男はいったい何者なのだ!
みんなの感想まとめ
依存症の男とストリッパーの女性が織りなすヒューマンドラマが描かれています。記憶を失い、名前すら思い出せない男は、犬の飼い主である女性と奇妙な共同生活を始めます。彼女の本名は依子で、現役の踊り子です。男...
感想・レビュー・書評
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記憶をなくした依存症でインポのA級棋士とストリッパーの再生まで?のヒューマンドラマ。面白い組み合わせだと思った。文章は読みやすくて読後感スッキリ。将棋のシーンは思ったより少ないというかほとんどない。聖良さんのステージが観てみたい。
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記憶喪失になった棋士とストリッパーのお話。最後はハッピーエンドだった。
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突っ伏して寝ていた公園で昨日の記憶を辿るも、自分の名前さえ思い出せない。左手にはリードにつながれた犬。
震えたスマホに目をやると、聖良、の名前が。
犬の飼い主であり昨日飲んだスナックの女性らしい。
ひょんなことから女性の家に上がり込み、暮らしを共にすることになるも、いまだ自分の名前も思い出せず、聖良からは、三ちゃんとよばれるように。
聖良は踊り子もしており、三ちゃんはマネージャーとして、劇場を回るのだった。
休憩中に将棋を指し、三ちゃんも次第に記憶が蘇ってきて・・・
__アルコール依存症や劇場周りの踊り子の様子など人間味あふれる様子が垣間見れる。
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100ページまで読んだが内容に引き込まれず断念。どうしても地の文が拙く感じてしまった。
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キャラクターがとにかく魅力的で、ぐいぐい読めたのですが……
もしかして、途中で飽きた?というくらい、前半の熱量が後半に感じられなかったなあ……
せっかくの棋士設定、もっと活かせる気がしたのですが、安易な「物語」に流れない、どこまでもふわふわした悲しさや、おかしみみたいなものに焦点を当てたのでしょうか?
棋士としての勘を取り戻すところとか、ストリップシーンはすごく良かった! -
ストリッパーとアルコール中毒の男性の恋。
将棋のシーンはいまいちだったけど、ストリッパーの生活がリアルで、面白かった。
2016.05.22 -
記憶を失った将棋指しが踊り子に拾われ、付き人として生活する中で自分を取り戻していく物語。主人公と著者が同じアルコール依存症ということで、かなりの部分が体験に基づいたものなのかも。将棋をうてない私でも楽しく読むことができた。
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とてもうまい大衆娯楽小説。次回作が楽しみです。将棋はできないけど面白く読めました。踊り子に拾われた記憶喪失の男が旅の中で自分を取り戻していく。2016/4/26
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題にひかれて、先崎学の著書と同時に読みました。
軽く読めますが、なかなかユニーク。次回作はストリップものか、将棋ものか。
