世界史の逆襲 ウェストファリア・華夷秩序・ダーイシュ

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062198813

作品紹介・あらすじ

止まらない殺戮の連鎖。人間は野蛮な時代に戻るのか? 駐シリア臨時代理大使が絶望の中心地で見た戦争の本当の姿と日本のサバイバル戦略。

山内昌之氏絶賛!
「教養と実務経験の豊かさに驚く画期的な歴史政治分析」

想像してみてください。わずか四年の内に日本の全人口の一パーセント以上の一七〇万人が殺され、全人口の五分の一にあたる二五〇〇万人が国外で難民となり、四〇〇〇万人近くが国内避難民となる事態を。日本のほとんどの地域で近隣諸国の支援を受けた各派による戦いが継続し、東京にすら迫撃砲の砲弾が毎日のように降り注ぐ情景を。そのような事態が突如として日常になってしまった国がシリアです。
あなたが世界の人々と同じ言葉で心から戦争反対を叫ぼうとするならば、シリアでの戦いを食い止めようとする覚悟が必要なのです。そうでなければ、シリアの人々はあなたを偽善者だと糾弾するでしょう。どうか日本はシリアから遠くてよかったなどと言わないでください。シリアの問題はすでに「わたしたちの問題」なのですから。(「あとがきにかえて」より抜粋)

感想・レビュー・書評

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  • [口を開けた波乱]平和と戦争との関係、そしてその認識が急速に変わりつつあるという問題意識から、世界史を俯瞰し、新たな力の平衡と秩序の模索について考察した作品。「イスラーク国」や中国の台頭などについて筆が割かれています。著者は、2015年10月から駐シリア臨時代理大使として活躍している松本太。


    現在の世界の曲がり角が那辺に潜んでいるかを的確に指摘した作品だと思います。数々の脅威や課題を個別に捉えるのではなく、それらを大きな画の中に落とし込みながら、世界史の潮流を考える上で大変に有益です。2010年代の流れを前提としていますので、タイムリーに読むのがオススメかと思います。

    〜戦争と平和の間に横たわる大きな溝について、そろそろ真剣に考える時がきたのではないでしょうか。なぜなら、世界に広がりつつある戦争と平和をめぐる景色が、私たちが戦後ずっと思い込んできた、かつてあったはずのそれとは異なってしまっているからです。〜

    実は語り口が平易なのも☆5つ

  • 参考書を駆使し、うまくまとめ上げた内容。現代に視点を置いた世界史としては大変興味深かった。書き手が歴史家ではないため、あくまで「うまくまとめ上げた」という評価。

  • 民間軍事会社の先駆けとなったexective putcpmesは南アで解散させられるが、関係者はかつやく。その1人サイモンマンは、サッチャー元首相の息子マーク サッチャーの財政支援を受けて傭兵組織を率いて2004年に赤道ギニアにクーデータに関与。

    ウェストファリア条約はローマ教皇の権威を下げたため、激怒。
    リシュリューは絶対王政国家フランスの最大の功労者で、フランスの空母シャルルドゴールも、発注当初はリシュリューという名前のよていだった。

    hgウェルズはウィルソン大統領を、メシアと形容したことがある。

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著者プロフィール

1968年、栃木県生まれ。神奈川大学工学部教授。

「2020年 『化学の魅力 Ⅲ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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