うるうのもり

著者 :
  • 講談社
4.16
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本棚登録 : 319
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062199179

作品紹介・あらすじ

“あの森に行ってはいけません。うるう、うるう、とないている、おばけが出ますから”

転校したての僕は、先生の言いつけをやぶり、
おばけが出るという森の奥へ迷いこんでしまう。
そこで出会ったのは、不思議な、「あまり1」の人間。
世界からはみ出したひとりぽっちの存在、『うるう』だった......。
おかしくて、美しくて、少し悲しい、ある友情の物語。

感想・レビュー・書評

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  • おかしくて、美しくて、少し悲しい。そんな絵本

    「うるう年」の「うるう日」のように、いつも余りの1になってしまう「うるう」の宿命とは⋯
    主人公の少年と、人知れず余る男との、寂しさの共鳴が何故か心地よく、生きることの寂しさを考えさせられ、少し“うるう”っときました

    • ゆうママさん
      こんばんは!初めまして!
      ゆうママと申します!
      「うるうのもり」レビュー、読ませて頂きました。面白そうですね。今読みたい本は沢山あるのですが...
      こんばんは!初めまして!
      ゆうママと申します!
      「うるうのもり」レビュー、読ませて頂きました。面白そうですね。今読みたい本は沢山あるのですが、その中に加えたくなりました。
      失礼ながら、本棚を拝見させて頂きました。興味深い本が沢山ありますね。タナカとコミヤさん
      ★☆素敵な読書を☆★
      2021/06/05
    • タナカ と コミヤさん
      ゆうママさん初めまして、こんばんは~。
      コメントありがとうございます!嬉しいです。
      そんなに長くなく、さらっと読めるので、是非とも読んでみて...
      ゆうママさん初めまして、こんばんは~。
      コメントありがとうございます!嬉しいです。
      そんなに長くなく、さらっと読めるので、是非とも読んでみてください!素敵な読書を。
      2021/06/06
  • あの森に行ってはいけません。
    うるう、うるう、とないている、
    おばけが出ますから。

    転校したての僕は、先生の言いつけをやぶり
    おばけが出るという森に迷い込んでしまう。
    そこで出会ったのは不思議な「あまり1」の
    人間だった…小林賢太郎が贈る、ある友情の物語。

    舞台作品「うるう」と楽しむと良いようですね…
    私は観そこなったので…観たかった…
    描き込まれた絵と繊細な物語。
    ただ、絵は独特なので私などはちょっと怖いな…と
    思ってしまうのですが…
    最後の待ちぼうけとカノンが重なるシーンは
    涙が…是非…舞台でも観たかった…

  • 誕生日だけがうるうの少年と、肉体的にもうるうの彼。違う時間軸を生きているようなふしぎなふたりの交流に感動した。物語の最後に同い年になっているはず、そして少年が約束を守るのも、素敵。こういう友情があるってうるうが気づいたならいいな。

  • とても印象的なお話。
    時々ふと思い出すんだろうな。

    舞台、観たかったな。


    とある読書会で紹介して頂きました。
    感謝。

  • ファンタジーと現実が交錯しているような独特の世界。いつも「余りの1」であることと、年を取らないことで大事な人が自分より先にいなくなっていくという、2つの悩みを抱えた「うるう」。非情な現実を嫌った「うるう」のちょっと切ない物語。

  • 森にいるという「うるう」というおばけと少年のはなし。

  • 出版前に上演されていた、「うるう」というタイトルの同主題舞台を観に行きました。
    ある曲の旋律と、入口と出口がつながったかのようなラストシーンに静かな感動を覚えた、とても面白い舞台でした。

    この本は、それとはまた違った世界をページの向こうに感じさせました。
    児童書の位置づけでとらえるなら、ストーリーテリングとか読み聞かせの手法で、子どもたちの想像力をくすぐりそうな話に感じたし、そんな手段を取らずとも、物語というものに触れはじめたばかりの子どもが、誰に勧められるでもなく見つけて手に取って、ひとりで読んで、自分の内にある想像力の森を育てるひとつになったりもする本ではないかなーと思います。

    深い森の奥にひっそりと孤独に暮らす何者かと子どもの交流を描いた物語。
    ちょっと不思議。ちょっと不気味。
    挿画の印象が、その意味でとても素敵。

  • 月イチ絵本。
    読メでのどなたかのレビューで非常に興味を持ったので購入。
    コレはよい。
    ラーメンズの小林賢太郎の作品である。
    このなんともいえない雰囲気。
    微妙に不安になる感じ。
    絵も独特でよい。
    人との別れが辛いからひとりでいたい。
    でも人は恋しい。
    人を嫌いになりたいけど嫌いになれない。
    ひとりでいたいけど寂しい。
    なんとも悲しいような気持ちがわかるような。
    ラーメンズっぽいテイストも醸し出しながら笑えるような泣けるような。
    なんとも心にしみる絵本であった。
    よい作品に出会えた。

  • 小林賢太郎氏のチャンネルで『うるうのもり』スペシャル映像が追加されていたのを観て、再読してみました!『一人になりたがるくせに寂しがる。』そんな人にカノンを聴きながら読んでもらいたい絵本みたいです(笑)美しくて少し悲しい友情の物語。うるうのもりのいえの絵がとても好きです!

  • 小林賢太郎の演劇作品「うるう」をもとにした絵本。媒体が変わっても表現の方向性というかコバケンらしさみたいなものが共通してるのが面白い。絵がとても緻密できれい。

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著者プロフィール

小林 賢太郎(こばやし けんたろう)
1973年生まれ。多摩美術大学卒業。コントグループ「ラーメンズ」やK.K.P.(小林賢太郎プロデュース公演)、ソロパフォーマンス「Potsunen」の作・演出などを手がけ、芸人、俳優、劇作家、アーティストなど幅広い活動を続けている。
著書に『僕がコントや演劇のために考えていること』「小林賢太郎戯曲集」シリーズ、『鼻兎』『大喜利猿 墨』(升野英知との共著)など。

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