- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062199179
作品紹介・あらすじ
“あの森に行ってはいけません。うるう、うるう、とないている、おばけが出ますから”
転校したての僕は、先生の言いつけをやぶり、
おばけが出るという森の奥へ迷いこんでしまう。
そこで出会ったのは、不思議な、「あまり1」の人間。
世界からはみ出したひとりぽっちの存在、『うるう』だった......。
おかしくて、美しくて、少し悲しい、ある友情の物語。
感想・レビュー・書評
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おかしくて、美しくて、少し悲しい。そんな絵本
「うるう年」の「うるう日」のように、いつも余りの1になってしまう「うるう」の宿命とは⋯
主人公の少年と、人知れず余る男との、寂しさの共鳴が何故か心地よく、生きることの寂しさを考えさせられ、少し“うるう”っときました -
これ、舞台見たからかもしれないけど、読むと泣けて仕方ないんだよなあ。舞台とは視点がちょっとだけ違うから、再演があったら舞台を見てほしいし、舞台を見た人はこれを読んで思い出し泣きをしてほしい
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発想が面白い。余りの1、当たりの1。繊細で精密な絵もすごい。
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ファンタジーと現実が交錯しているような独特の世界。いつも「余りの1」であることと、年を取らないことで大事な人が自分より先にいなくなっていくという、2つの悩みを抱えた「うるう」。非情な現実を嫌った「うるう」のちょっと切ない物語。
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作者はラーメンズの小林賢太郎さん。
小学生のときに図書室で読んでしばらく存在を忘れていたのですが、高校に入ってからラーメンズの存在を知り、小林さんが作者だと知ってびっくりしました。
小林さんが大好きな言葉遊びや数字のカラクリがそこかしこに散りばめられています。コバケンワールドが好きな人には絶対に刺さる絵本。大人でも楽しく読める一冊だと思います。 -
うるうというおばけがいるから入ってはいけない、と言われた森に入っていく男の子の話。
フクロウの絵がめちゃくちゃ上手い。
閏人の絵が怖い。
余りの1の話が面白い。
騎馬戦じゃなくて馬戦w
余りの1と当たりの1のネタが好きだったのに、カットされてて残念。
男の子がワザと穴に落ちる件も好きなんだけどなぁ。
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寂しい切ない気持ちになるのは苦手なんだけど、、
大丈夫きっとお互いに心が通じ合ってるよね、会えないけど思ってるよ。そう思って本を閉じました。 -
誕生日だけがうるうの少年と、肉体的にもうるうの彼。違う時間軸を生きているようなふしぎなふたりの交流に感動した。物語の最後に同い年になっているはず、そして少年が約束を守るのも、素敵。こういう友情があるってうるうが気づいたならいいな。
ゆうママと申します!
「うるうのもり」レビュー、読ませて頂きました。面白そうですね。今読みたい本は沢山あるのですが...
ゆうママと申します!
「うるうのもり」レビュー、読ませて頂きました。面白そうですね。今読みたい本は沢山あるのですが、その中に加えたくなりました。
失礼ながら、本棚を拝見させて頂きました。興味深い本が沢山ありますね。タナカとコミヤさん
★☆素敵な読書を☆★
コメントありがとうございます!嬉しいです。
そんなに長くなく、さらっと読めるので、是非とも読んでみて...
コメントありがとうございます!嬉しいです。
そんなに長くなく、さらっと読めるので、是非とも読んでみてください!素敵な読書を。