シンプルだから、贅沢

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062199667

作品紹介・あらすじ

「シンプルな生き方」を広め、世界で累計250万部超のベストセラーとなるなど、年々支持が高まるフランス人著者、ドミニック・ローホーさん。
本書では、私たちを真に豊かにしてくれる「贅沢とは何か」を教えてくれています。
ヒントは、フランス人のように自分のスタイルが決まれば、身の回りはどんどんシンプルになるということ。たとえば、「若いフランス人は同じ香水、同じ洋服の人に出会うことを最悪と考え、自分らしいものにこだわる」さらに、「いくつもアクセサリーがあるのに満足できない人は、最高の宝石を手に入れると、それ以上欲しくならない」。
そしてスタイルが決まると、「少なくても贅沢」な幸せがわかりだし人生の成熟が始まるのです。
本書に収められたさまざまなアドバイスは、ドミニックさんがこれまでに実際に経験したことや学んだことだから、すべて実践的。
「選択肢が多いほど幸福度は下がる」「心地よいと体が喜ぶものこそシンプルな基準」「私がエルメスの手帳を愛用している理由」「パリのマダムの定番はちょっとリッチな白」「小さなポシェットに入った私の必須アイテム」「中国の賢人による怠け方のリスト」などなど、ものから心の贅沢までシンプルな視点が身につきます。

1日+1日+1日……が私たちの「人生」。上質な日々が上質な人生になります。
ドミニックさんは、「贅沢とは決して手の届かない夢ではありません。人生の『今』という時間を満ち足りたものにするために心を養うちょっとした技、それを日々の生活の中に見つけ、ほかの技同様に極めていくものなのです」と述べています。

感想・レビュー・書評

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  • 過剰なものや情報が上質な生活を邪魔している。
    部屋にある使わないもの、読んでいない本、着ない服など思い切って処分し、時間とお金の使い方を見直すこと。
    ものは少なく、気に入った上質のものを。
    自分のスタイルを持つ。余暇の過ごし方。
    シンプルな暮らしを目指し、少しずつ実践していきたい。
    自分が心地よいと思える生活にするために。

  • ずっと気になっていたけど、読まずにいた本。
    自分の中では、今まさに読むべき時と思って手にした。
    シンプルであることは、自立していること。
    自分で自分だけの価値観で選ぶ。
    ご飯一食でも、仕事の仕方も、洋服一枚でも。それが、私の生き方になる。
    今の私はどれもこれも他人の意見で動いているのかもなぁ。
    私は何ができて、どんな生き方をしたいのか、どんな暮らしがしたいのか。
    頭が混乱してる状況をシンプルにしたくて読んだのだけれど、今の不安定な自分がよく見えた。
    どうやってシンプルにしていこうかな。
    目先のことや、見た目や肩書きに拘らず、自分にとって居心地のいい世界を作っていきたいな。

  • シンプル=何も無いではなく、エネルギーを消耗させる無駄なものを減らし、自分が良いと思うものを大切にするということ。
    こうすることで身軽になり、日常のささやかなことに感動できたり感性が満たされたりするようになる。そしてシンプルだから贅沢ということに繋がっていく。

    自分にとっての贅沢、自分らしい幸せとはなにか、向き合ってリスト化してみようと思いました。

  • 身だしなみはきちんと整える

    他人を真似して焦らないで
    自分にとって一番楽なのは、自分自身でいること
    リラックスして生きていくために、自分を知り、自分を受け入れるのです
    人と比較したり、競ったりする焦りも生じなくなる
    自分に合った好みを追求する
    リラックスした心と明るい笑みがあれば心身共に満ち足りる

    自分のスタイルを持って豊かで自由な人に

    人生で起こりうる出来事を淡々と受け止め、自由に、放浪を楽しみながら、個性豊かに、悠長に生きる

    何にも囚われない自由と、何もしなくていいといった怠惰な感覚らこのふたつの感覚のみが、真の生きる喜びを与える

    心が幸せを感じるために特別な努力はせず、何にも囚われずに自由でいること
    無理に努力したり、格好つけることを止めて、本来の自分でいてね

    ルーティンを避け、自然と触れ合う
    ほっと落ち着ける時間を確保する
    定期的に頭を空っぽにすることが、ストレス解消する最も効率的なこと

    シンプルな関係を保つには、自分について洗いざらい語らないこと、相手に対する意見も控えめに

    自分の置かれた状況に満足し、人間的な豊かさを与えてくれる友人を数人持つこと

    何よりノーという練習をすること、断る権利がある
    選択肢の数だけらさまざまな贅沢のかたちを生きることが出来る
    まずは肩の力を抜いて、人生と気楽に向き合う
    柔軟な心を持つこと、どんな状況も受け入れ、対応できる平常心を養うこと

  • 図書館で借りて読んだけど買って手元に置いておきたいと思うような一章が短くぱっと読みやすい、ふとした時に開いたページだけ読んでみたい、そんな本だった。

  • ポイントがうまくまとまっている本かなと。
    若いときに読んでおくと、いい意味で、近道できる気がします。ある程度の歳でよむと、確認作業になるかなと。

  • うーん。(以下、長いです)
    贅沢と下品、キッチンペーパーの件りなどナルホドと思えたところもあったけれど、読んでいて結局この方はお金のかかることばかり選んでいるなという思いが消せなかった。
    長く使える、飽きがこない、と言って買うのは結局高級品。人にねだるのも高級品。
    書いてある内容に矛盾を感じること多々。
    日本人はこうだ、と言っているが、上級な暮らしをしている著者と同レベルの暮らしをしている日本人の上澄みの方々の話で、庶民には全く関わりがない。
    「こんな個性的な人って素敵でしょう?こんな生活をしている方が居るの、素敵でしょう?」と、上級な人が同じく上級な人のことを語っているだけなので何の親近感も説得力もない。
    結局、高級品自慢、高級な人脈の自慢ばかり、と思ってしまった。
    値段も見ずにアルパカ100%のコートを衝動買いして幸せ=贅沢とし「これには値段はつけられません、プライスレスです」と書いているのには吹き出しそうになりました。プライスレスなわけないです。
    この本を読む際、素朴とか暮らしの小さな楽しみとかそういうことを期待していたが全く違った。
    テーマが「贅沢」だから仕方ないのかもしれないが。

    短い章の構成も一つ一つが短すぎて内容が入ってこない。
    文頭に必ずある著名人?の名言の引用もピンとこない。
    著者はモノと欲にまみれていると思いました。

    全体に感性の違いかな。
    とても読みづらかった。

  • シンプルに生活をする心の持ち方や方法、贅沢とはお金をかけることではなく現在を楽しむ心を大切にすると言う考えかたと参考になることもありましたが100万円使うと5,000円もらえるポイントカードは否定しておいてマイルが付くクレカでマイルを貯めて旅行に行くことは推奨する矛盾が気になりました。

  • シンプルで心地よい生き方をするために、どんな考え方が必要か教えてくれた一冊。


    少しずつ実践していきたいと思う。


    心に残ることがたくさんあったので、少し長くなりますが記録に残します。



    ☆は引用や、参考にした文章。
    →は自分の考えや、本書を生かしたいこと。



    ☆誰かをうらやましいと思う人は伸びます。
    そこから、自分らしさ、自分独自のスタイルを確立させましょう。そうすることで私たちは成長し、人としても成熟していくことができるのです。

    →人間は自分にはないものを備えている人や、恵まれていると思う人がいると、うらやましい気持ちになるもの。私はそんな妬みのよう感情を持ったとき自分に嫌気がさしていた。でも、それは自分を成長させるチャンスになる。うらやましく思える人が近くにいることで、見習うこともできるし、どうしたら自分に自信を持てるか考えることができる。人は人、自分は自分。自分を大切にし、自分にしかできないことをして自分を幸せにしたい。




    ☆贅沢の真髄とは、感性を満たすもの。

    →心から美しい、うっとりする、感動する、心地よい…そんなものを求めていきたい。



    ☆ご機嫌になれるものを毎日の習慣にする。

    逸品の手入れは贅沢。

    日常の営みの中で小さな贅沢を見つけて楽しむ。

    →私にとっては、スキンケアの時間や、文字を書く時間、読書に没頭する時間が贅沢な時間。日々小さな贅沢を味わっていることを幸せに思いながら暮らしたい。著者によると、本にひたる時間は生活のテンポを遅くしくれるそうだ。



    ☆「これだけでいい」と思うものしかいらない。

    失敗してもいい。

    →質が良く、自分に合ったもの(大事!)を見つけ、身につけたい。たくさん調べたり、感性を大切にしたりしながら。お気に入りのものだけに囲まれた生活を目指して。



    ☆ものごとを段どりよく進めるためには、細部にいたるまでよく考えておくことが大事です。その結果、得られるのが「自由」なのです。

    すみずみまで心の行き届いた完璧な生活。

    できる範囲で先のことをあらかじめ想定すると慌てることによって生じる間違いを未然に防げる。さらに、ものごとがとどこおりなく運ぶと、私たちは自然にご機嫌になる。

    →自由とは、考えないことではなくて、考え抜いた先に得られることなのだと、はっとした。自分が心地よいと思えるまでシンプルな考え方・生き方を追求していきたい。

    自分でも効率が悪いなと感じることがたくさんある。きっと、二度手間や三度手間になっていることが多い…どうせするなら、効率よく、未来の自分が喜ぶように。



    ☆色んなマイリストの作成

    →満たされることリストや、特定の場で必要になるものリスト(帰省の荷物や、パーティに出席するときの持ち物など。再利用可。)を作ると良い。やりたいこと、欲しいものリストも作りたい。

  • 贅沢とは、今この瞬間を、いずれは終わりが来ることを知りながら、目いっぱい充実させて生きること。
    そして、これを受け入れる唯一の方法は明るく、超然とした態度で自由に、自分からも解き放たれて生きることなのです。

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著者プロフィール

ドミニック・ローホー――著述業。
フランスに生まれる。ソルボンヌ大学で修士号を取得し、イギリスのソールズベリーグラマースクール、アメリカのミズーリ州立大学、日本の仏教系大学で教鞭をとる。アメリカと日本でヨガを学び、禅の修行や墨絵の習得などをとおし、日本の精神文化への理解を深めてきた。フランスはもとより全世界で著書がベストセラーに。『ゆたかな人生が始まる シンプルリスト』『シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう』(以上、講談社+α新書)、『シンプルだから、贅沢』(講談社)ほか、日本でもその著作は大きな支持を得ている。

「2022年 『成熟とともに限りある時を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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