恩讐の鎮魂曲

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 708
レビュー : 150
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062199674

感想・レビュー・書評

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  • いつも冷静冷淡、御子柴
    今回はやけに人間くさくて、初めて血が通ったように思えた
    意固地な老人二人に存分に振り回されたよう

    贖罪は終わらない

  • 韓国船が沈没し、251名が亡くなった。その事故で、女性から救命胴衣を奪った日本人男性が暴行罪で裁判となったが、刑法の「緊急避難」が適用され無罪となった。一方、医療少年院時代の恩師・稲見が殺人容疑で逮捕されたため、御子柴は弁護人に名乗り出る。稲見は本当に殺人を犯したのか?『贖罪の奏鳴曲』シリーズ最新作!!圧倒的迫力のリーガル・サスペンス!

    ツイストはともかく、最後の最後で泣かせます。

  • ☆3
    弁護士御子柴礼二シリーズの第三作目。本作では第一作目の贖罪の奏鳴曲( http://booklog.jp/item/1/4062173778 )で主人公の少年院時代に大きな影響を与えた元刑務官の弁護を担当する。背景が重要なので、過去作品を読んでから本作を読むことをおすすめする。
    今回も「緊急避難」での無罪判決や介護施設での虐待など社会性のある話題がふんだんに盛り込まれている。
    どんでん返しはシリーズの中では一番少ないように感じたが、人が人を裁くこととは…?罪と罰とは…?と考えさせられた。

  • 2月-8。4.0点。
    御子柴シリーズ第三弾。
    少年時に殺人を犯した、御子柴。医療少年院時代の教官が、
    介護施設で介護士を殺人。
    強引に弁護を引き受けた御子柴。

    面白かった。さすがだ。
    次作も期待。

  • またしても一気読み。どうなるのかしら…と思ってついつい止まらなくなる。内容的にこういうのは不謹慎かもしれないが、ミステリとして面白い。キーとなる過去の1つである船舶事故はセウォル号を彷彿とさせた。

  • 冷静沈着な御子柴礼司が、取り乱したり感情をあらわにする場面が多かった。それほど稲見武雄の存在は大きかったということ。そして最悪の依頼人だった。
    なりふり構わず稲見を無罪にしようと奔走したことは、彼には十分伝わっていたし、感謝もしていたと思う。しかし稲見は、罰を与えてくれ、罪を償わせてくれと懇願する。
    懲役6年の実刑を言い渡され、控訴もせず、「お前の贖罪の仕方と俺の贖罪の仕方が違っていただけの話だ。」と言い切る稲見。
    自分の信じる人としての生き方を全うしようとする稲見の心を、御子柴は間違いなく救ったはずだ。そして、自分のやっていることに意味を見出だせなくなった御子柴を、一通の手紙が救う。手紙の主は、かつて御子柴に救われた女性の娘だった。こうやって人は生きていくんだなぁ。
    りんこちゃん、これからは法の世界で御子柴先生と繋がっていきそうだね。

  • 御子柴シリーズ第3弾。前作で法廷を去ったと思われた御子柴だが、少年院時代にお世話になった教官に殺人容疑がかかり、再び法廷に戻ってくる・・・今回もいろんな事件の関係者が意外な形で絡んでおり、最後まで気が抜けない。しかし、今回の御子柴はかなり人間らしくなっており、感情をあらわにすることも。第3弾にして、初の負け裁判となったが、ラストには前作の登場人物・倫子からの手紙に希望も見受けられ、次回作が待ち遠しい。

  • 2018/3/21図書館で借りて一気読み。御子柴弁護士シリーズ3作目。傑作。

  • 御子柴弁護士シリーズ面白い。
    一気読み。

  • めちゃくちゃ面白い!
    事件の裏の裏のそのまた裏が明かされていくのが面白い。
    御子柴の人間らしい苦悩と、稲見の信念と...
    とっても面白かった。
    このシリーズの最新作を読むのが楽しみ。

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著者プロフィール

中山 七里 (なかやま しちり)
1961年生まれ、岐阜県出身。男性。幼少の頃から読書が趣味で、高校時代から執筆を開始。花園大学文学部国文学科在学中に江戸川乱歩賞に応募したこともあった。
就職後は執筆から離れていたが、島田荘司を生で見た体験から執筆活動を再開。2009年、第8回『このミステリーがすごい!』大賞で『さよならドビュッシー』と『災厄の季節』の2作が最終選考にダブルエントリーされ、前者で大賞を獲得して48歳で小説家デビュー。後者も、「読みたい!」との声が続出したため、『連続殺人鬼カエル男』と改題し、2011年に文庫本として出版される事となった。
代表作に『さよならドビュッシー』などの「岬洋介シリーズ」、『贖罪の奏鳴曲』にはじまる「御子柴礼司シリーズ」。多くの作品が映画・テレビドラマ化されている。

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