恩讐の鎮魂曲

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 707
レビュー : 150
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062199674

感想・レビュー・書評

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  • 作者のシリーズものでは一番好きです。

    どんでん返しはそれほどでもありませんでしたが、最初から最後まで面白かったです。
    他の作品の登場人物が出てくるのも楽しい。

    内容は終始重く、登場人物を自分に置き換えるなどして、考えさせられます。

    続編あると信じたい。

  • 弁護士御子柴シリーズもなかなかネタがつきませんね。事務員の洋子がいい味出してきました。

  • 現実世界であった事件を想起させる内容にグイグイ引きこまれた。
    ラストの倫子ちゃんの手紙で落涙。飾らない言葉が一番響く。

  • 2017年の初読み。
    御子柴先生の恩師の弁護。その恩師と御子柴先生の望みが真っ向から対立しています。贖罪の意味を教えてくれた恩師と再会した御子柴先生は無罪を勝ち取ろうとしますが、恩師はそんなことは望んでません。
    法律で裁かれる方がよっぽど幸せと知りつつ、その贖罪の気持ちがあれば無罪でもと考えたんでしょうか・・・御子柴先生は一体何を救おうかとしているのかと思ってしまいましたが、心の底から恩師に感謝し、信じているのはわかりました。そして恩師の弁護を通じて御子柴先生の心は今まさに育っている最中なんだなと。
    それでも御子柴先生の犯した罪が許される日はおそらく来ないでしょうから、御子柴先生が自らの贖罪に満足する日が来ることはないと信じたいです。
    ・・・だいぶ決意が洗われた感がありますが、続くかなあ・・・
    緊急避難に緊急避難をぶつけてきた戦法にシビれたのでやはりまだまだシリーズ続けてほしいです。
    いや、でも恩師の何を救おうとしたのか御子柴先生の心情がよくわからんくなってきたのでまずもう一回読み返します。

  • 弁護士御子柴礼司シリーズ3作目。
    恩師・稲見が殺人の罪で逮捕された。
    弁護を受け持った御子柴は無罪を勝ち取ることができるか?
    介護付き老人ホームで起きた殺人事件と
    多数の人が亡くなった沈没船事故で
    「緊急避難」が適用されて無罪を勝ち取った事件
    はどうつながるのか?
    人間、何を大事に思うのか?
    罪を償うことの意味は何なのか?

  • 感動や共感は別として、話の中で提示されている問題を考えるのに丁度いい。
    同時に奪い合うとか、しがみ付かれて振り払うなどならばともかく、他人が着用している救命胴衣を奪うという行為が、「緊急避難」になるのだろうか。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14665225.html

  • もっと悪役としての御子柴弁護士が私的には面白い。
    老人ホームを舞台とした話で、年は取りたくないもんだ。

  • やはりこのシリーズはすごい。岬シリーズより好きだ。ひとつの事象の裏には別の事実があって、そのまた裏に更なる事実がある。タイトルがこれまた秀逸。色々リンクするのも中山作品の魅力のひとつ。次回作も楽しみだ。

  • 元恩師の無罪を勝ち取りたい御子柴と、法の裁きを望む稲見。裁かれないほうが辛いと解っていながら、矛盾を抱えて奔走する御子柴の姿に心打たれます。

  • 御子柴弁護士シリーズ3作目。
    犯罪歴が露見して、周囲から相当なバッシング受けても逃げなかったんだね、御子柴さん。相変わらずの頭のキレと度胸の良さに惚れ惚れしながら読了。恩師とも父親とも言うべき稲見を、手段選ばず弁護する御子柴の姿に心打たれた。最後のピース(孫娘のくだり)まではやり過ぎな感じがしたけど…。でも!面白かったです。

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著者プロフィール

中山 七里 (なかやま しちり)
1961年生まれ、岐阜県出身。男性。幼少の頃から読書が趣味で、高校時代から執筆を開始。花園大学文学部国文学科在学中に江戸川乱歩賞に応募したこともあった。
就職後は執筆から離れていたが、島田荘司を生で見た体験から執筆活動を再開。2009年、第8回『このミステリーがすごい!』大賞で『さよならドビュッシー』と『災厄の季節』の2作が最終選考にダブルエントリーされ、前者で大賞を獲得して48歳で小説家デビュー。後者も、「読みたい!」との声が続出したため、『連続殺人鬼カエル男』と改題し、2011年に文庫本として出版される事となった。
代表作に『さよならドビュッシー』などの「岬洋介シリーズ」、『贖罪の奏鳴曲』にはじまる「御子柴礼司シリーズ」。多くの作品が映画・テレビドラマ化されている。

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