恩讐の鎮魂曲

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 707
レビュー : 150
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062199674

感想・レビュー・書評

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  • 読みごたえがある法廷もの。被告人が罪を認めて罰を受けたがっている時の弁護人の立場って…。

  •  御子柴さん、弁護士続けてたんだ。もう、シリーズ終わりだと思ってたので、うれしい。

     まったく弁護を求めない依頼人、無罪にしようと躍起になる御子柴。最後まで読めない裁判でした。

  • 御子柴弁護士シリーズ第三弾

    かつで残虐な少年犯罪の加害者だった弁護士が、自分を更生させてくれた元刑務官を助けるために奔走する。
    セォル号事件を彷彿とさせるような事件を幕開けに、一気に読ませる。

    特養で介護士を殺害した入所者の老人(かつての恩人)は、自分が殺意を持って介護士を殺害したと主張する。その奥にある真実とは。

    介護士による老人の虐待など現代の問題点を絡めながら、突き止めたその真実の重さ、そして元刑務官の潔さに胸を打たれた

  • 御子柴弁護士シリーズ第3弾。

    最近ニュースで見たような事件をベースにしての法廷ミステリーですが、相変わらず上手に料理されていると思います。
    今回は逆転法廷というより、進んで罰せられたい被告人の弁護というディスアドバンテージの中での無罪主張が見所です。
    これまでの作品では見られないくらい御子柴が熱いです。
    緊急避難という海外の海難事故では聞いたことがあるような論点も面白かったです。
    ラストにどんなどんでん返しがあるかと思いましたが、それでは被告人を翻意できないだろうと思った通りで、ちょっと肩透かしを食らったような感じでした。
    シリーズが続くにしては過去のしがらみネタも出尽くしているような感じなので、純粋にはぐれ弁護士物で続けて欲しいです。

  • 刑法の授業で初めて知った緊急避難と言う言葉。あまりに事例がなさすぎるその緊急避難がテーマになっていることにまずはそそられた。被告が稲見教官ということもあり、とても面白いお話だった。法の限界にぶつかった御子柴がどのような答えを出すのか気になるので続編希望!

  • (2016/10/20読了)
    御子柴シリーズ。
    冷徹で人間味のない御子柴が、感情的に動いている。
    前作で少年時代が公になり、その先どういうふうに展開させるのかと思ってたら、そう来たか。
    シリーズとして安定しそう。
    どんでん返しがお好きな中山さんなので、どう読者を裏切ってくれるのか楽しみにしていたけど、本作は少し甘かったかな〜

    (内容)
    韓国船が沈没し、251名が亡くなった。その事故で、女性から救命胴衣を奪った日本人男性が暴行罪で裁判となったが、刑法の「緊急避難」が適用され無罪となった。一方、医療少年院時代の恩師・稲見が殺人容疑で逮捕されたため、御子柴は弁護人に名乗り出る。稲見は本当に殺人を犯したのか?『贖罪の奏鳴曲』シリーズ最新作!!圧倒的迫力のリーガル・サスペンス!

    (目次)
    第1章 被告人の従順
    第2章 被害者の悪徳
    第3章 証人の怯懦
    第4章 弁護人の悩乱

  • 筋立てはいろいろ錯綜していて面白いのだが、主人公がひとりで空回りしている。

  • 御子柴シリーズ三作目
    このあと続くのかどうか分からないけれど「贖罪の奏鳴曲」「追憶の夜想曲」から続く三部作で完結でもいいくらい、最後に人間御子柴礼司が全面に出ます。

    今作も法廷シーンやそれぞれの登場人物など細かいところまでいいけど、とにかく三作すべて読んで星五つ!

  • 御子柴シリーズ三作目です。

    稲見を助けたいという御子柴の思いがね~
    御子柴はやっぱりいいやつなんだよ。

  • 御子柴先生って、こんなに「イイ人」でしたっけ?!
    中山七里さんの最近の作品は、話題になっていることがテーマになっているので、すごく勉強になる。

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著者プロフィール

中山 七里 (なかやま しちり)
1961年生まれ、岐阜県出身。男性。幼少の頃から読書が趣味で、高校時代から執筆を開始。花園大学文学部国文学科在学中に江戸川乱歩賞に応募したこともあった。
就職後は執筆から離れていたが、島田荘司を生で見た体験から執筆活動を再開。2009年、第8回『このミステリーがすごい!』大賞で『さよならドビュッシー』と『災厄の季節』の2作が最終選考にダブルエントリーされ、前者で大賞を獲得して48歳で小説家デビュー。後者も、「読みたい!」との声が続出したため、『連続殺人鬼カエル男』と改題し、2011年に文庫本として出版される事となった。
代表作に『さよならドビュッシー』などの「岬洋介シリーズ」、『贖罪の奏鳴曲』にはじまる「御子柴礼司シリーズ」。多くの作品が映画・テレビドラマ化されている。

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