罪の声

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  • 講談社
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レビュー : 551
  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062199834

感想・レビュー・書評

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  • ふと耳にした言葉や音などで、遠い記憶が見事に甦って来ることがあります。
    この本を開いた時がそうでした。
    昭和の犯罪史上、あまりにも有名なグリコ・森永事件。

    ある日突然、空っぽになったお菓子売り場の一角…
    何度もテープから聞こえてくる関西弁の男の声…
    そして、たどたどしく脅迫文を読み上げる子供の声…
    覚えていた。こんなにも…。

    もしかしたら、この本に書かれていることが「あの事件」の真相なのでは…
    そう思えてしまうほどでした。

    実際の事件の真実がどうであれ、子どもを巻き込み犯罪に加担させた犯人は卑劣だ。
    できるならあの幼い声の主に、君には何の罪もないんだと言ってあげたい。

    • けいたんさん
      こんにちは(^-^)/

      一生懸命書いたコメントが絵文字を使った為途中で消えていた…ショック。

      読んだんだね〜
      私も購入して1...
      こんにちは(^-^)/

      一生懸命書いたコメントが絵文字を使った為途中で消えていた…ショック。

      読んだんだね〜
      私も購入して1章だけ読んで今は休憩中。相葉ちゃんのドラマの原作を先に読んでしまいたくて。

      読み応えたっぷりだね。ドキドキするよ。
      私いつ読み終わるか不安にもなるなぁ(〃∀〃)ゞ でも、面白そうだからビュンビュン読めるよね!

      私忠臣蔵の話全然進んでいなくて(笑)もう今年の討ち入りまでに読めたらいいかなって。やっぱり忠臣蔵は男中心の方がいいな。

      グリコ森永事件覚えてるつもりだったけど、子供のことは覚えてなくて本を読んでびっくりしたよ。辛いね。また読み終わったらお話ししましょう!

      返信も書いてあるので読んでくださいm(*_ _)m
      2017/04/03
    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、こんにちは~♪

      コメントありがと~~!
      これも病を押して読んだのだよ。
      申し訳ないことに、事件の詳細なレポートのよう...
      けいちゃん、こんにちは~♪

      コメントありがと~~!
      これも病を押して読んだのだよ。
      申し訳ないことに、事件の詳細なレポートのような部分はななめ読みしてしまった。
      それでも色々と思い出すことが多かった。
      街中で、野球帽をかぶったおじさんを見かけるとギョッとしたこととか、
      お菓子が再発売になったとき、パッケージが開封防止の仕様になっていたこととかも…

      それと、子どもの声ははっきり覚えてた。
      その後、どのような人生を歩んだのかなぁって考えてしまった。
      本当に、卑劣極まりないよね。

      忠臣蔵ね、あの本を読んだ時、私もそう感じてた。
      恋愛要素が強いものより、男気満載の方がワクワクするよね。
      あっでも、暮れに積読山の細々と対峙したときにね、
      同じ作家さんの『おんな泉岳寺 』(集英社文庫)を読んだの。
      短編だったし、あっさりと読めたよ。

      相場ちゃんの新ドラマ!
      ほとんどテレビを視られてなかったから、知らなかった。ありがとうね~
      早速番組予約しなくちゃ。
      原作があるんだね。それも楽しみだわ。

      色々心配かけてごめんね。
      私ね、持病があって、無理するとすぐに寝込むんだよね。
      今回もかなりしんどかった。まだ完全回復ではないんだけど、まぁゆっくり進むわ。

      ブクログを始めて、初めてネット世界の方々と知り合えて、本当に感謝してるの。
      それにあの本も読みたい。この本も。って気持ちに張りが出るし。

      こちらこそ、これからもよろしくね!
      2017/04/04
  • 2017年本屋大賞第3位。
    読みたいと思っていた一冊。

    ”グリコ・森永事件”をモデルにしたフィクション。

    この事件は覚えているつもりだったけど…
    覚えていたのは”キツネ目の男”の似顔絵ぐらい。
    それぐらい記憶はあやふやになっていた。

    途中、なかなか読み進めることができなかったが、ラストは胸につまされる。
    この事件の背景にもこんなことが起こっていたのでは…
    そんな風にさえ思わされた。

    • けいたんさん
      こんばんは(^-^)/

      同じく読み進める自信がないです…
      1章でずっと止まっています(笑)
      どのくらいから面白くなりましたか?
      ...
      こんばんは(^-^)/

      同じく読み進める自信がないです…
      1章でずっと止まっています(笑)
      どのくらいから面白くなりましたか?
      もう読まないままかもしれませんが、参考にさせてください。
      2018/06/06
    • azu-azumyさん
      けいたんさん、こんにちは(^^♪

      コメントありがとうございます!
      けいたんさんも進まないんですね~
      とても評判の良い作品だったので...
      けいたんさん、こんにちは(^^♪

      コメントありがとうございます!
      けいたんさんも進まないんですね~
      とても評判の良い作品だったので、読んでみたら…
      私もなかなか進まなくて…
      面白いと思い出したのは
      ほんと、もうラストもラストでした。
      最初のままだったら☆2つだったかも…
      最後でなんとか四捨五入で☆3つになったと言う感じかしら~(;´∀`)
      2018/06/06
  • 家から見つかったテープに吹き込まれた声は、連続脅迫事件で使われたもので、自分の声だった。自分の家族が事件の関係者なのか、調査をしていった曽根。年末企画で事件を取り扱うことになった週刊誌記者の阿久津。それぞれが調査していき、事件の姿がわかっていく。
    映画化、文庫化でブクログにも感想が多く挙がっていて興味が出て読みました。
    それぞれの調査が、見え隠れしながら、ある時点で一つになっていくのは、おもしろかった。聞いたことのある店、人名が、それぞれの調査のシーンで出てくると、一瞬びっくりするが、あぁアレかという感じで、俯瞰して見ている立場でのおもしろさがあった。
    事件の元のグリコ森永事件は、前に興味があって、本を読んだりもしたので、時系列的に起こることはだいたい知っているのですが、それに対する解釈があって興味深いです。犯人側に何があったか、その背景など、その時代の特徴を反映して考えられていて、小説の話ですが、こんなことがあったかもという感じは十分ありました。
    ただ、ちゃんとお話しもまとまっているのに、モヤモヤした感じがありました。声の子供のその後が気になるのもありますが。何となく記者の阿久津も真相にたどり着いたのに、すっきりしない感じを漂わせている(前向きな感じはあるのですが)ように思えたからかもしれません。

  • グリコ・森永事件をモチーフにした、できるだけリアルに描写された小説でした。
    脅迫メッセージに自分の声が使われたテーラーと、文化部の冴えない記者のふたりの男性のが、少しずつ真実に迫って行きます。
    既に時効を迎えた事件の「真相を明らかにする」ことよりも、「この先の未来を照らす」ために調査を続けるふたりの姿勢は尊敬ものでした。

    ただ、文章が少し読みにくく感じたところがあったり、ストーリー展開がもう少しスムーズでもいいかな、と思うところがあったりしました。
    ミステリとして読むのではなく、ヒューマンドラマのひとつとして読むと良いかもしれません。

  • 映画化もされる大ヒット作なのだが、個人的にはあまりノッて読むことができなかった。その理由はだいたい、以下の3点。

    ① 舞台が転換した際に、没入するまでに時間がかかる
    ② クライマックスの説明が長すぎる
    ③ 阿久津のキャラクターが不安定

    なんというか、ものすごく連続ドラマの台本っぽい作品だな〜と思ったのだが、それって自分だけかしら。。。

  • 「アメトーク」の「読書芸人」回で紹介されていたので読んでみた。グリコ森永事件をベースにしており、当時の脅迫テープに使われていた子供の声は自分だったのではないか・・・という疑念から物語が始まるというアイデアには魅かれたが、そのあとの展開にはグイグイ引っ張られるような感じはなかった。正直、この程度の追跡で最後犯人が長々と喋ってくれるのが不思議で仕方なく、それならとっくの昔に警察に追い詰められているのではと思った。なんというか、深みがないというか…。
    グリコ森永事件を知らない若い世代には面白いかもしれないが、あの事件をリアルタイムで知っている世代には、読みごたえはなかったのではないだろうか。私もその一人。

  • グリコ森永事件については内容を知らなかったのもあり、前半はよくわからないまま読み進めたが、中盤に差し掛かる頃、だんだんと面白くなった。

    鳥居デスクの、「俺らの仕事は因数分解みたいなもんや。なんぼしんどうても、正面にある不幸や悲しみから目を逸らさんと『なぜ』という想いで割り続けなあかん。…その素数こそ事件の本質であり、人間が求める真実や」
    という台詞がとても印象的だった。

  • グリコ 森永の犯人は今 どこで何をしているんだろう。

  • グリコ森永事件をモチーフにした作品。
    あの脅迫電話に使われた子供の声の主と
    新聞の特集記事で事件の真相を探る新聞記者の
    二人がそれぞれ事件の真相を探る。
    なかなか読み応えあり。きちんと犯人まで辿りつく。

  • 読み終わって表紙に戻ると、骸骨と子どもが見つめ合う姿に、悲しみや恐怖といった感情がぐるぐると心を彷徨い続けているのを感じた。

    世間を騒がせたグリコ森永事件。
    といっても、私はこの事件について、キツネ目の男、「たべたら死ぬで」の文言など、目立つ部分しか知らない。
    ましてや、子どもの声で録音されていたことなど。

    著者は『「子どもを巻き込んだ事件なんだ」という強い想いから、』本書を執筆したと語っている。
    その想いは作中から確かに伝わってくる。
    加害者の家族であり、被害者である俊也や新聞記者の阿久津。
    この二人の心情と行動が次第に変わっていく(それは正義感だけの単純な構造ではなく)ことから読み取ることができる。

    主人公二人がそれぞれ追っていく未解決事件。
    その事件の関係者たちは姿を秘匿し、記憶を違え、長い年月を生きてきた。
    「正義」とはなんだったのだろう。
    犯人たちが夢見た世界は虚構に過ぎず、その虚構を保つために、なぜ子ども達が犠牲にならねばならなかったのか。

    犯罪はどんな理由であれ、許しがたい。
    中でも子どもを巻き込んだものは未来を奪うことに他ならない。
    「子どもを犯罪に巻き込めば、その分、社会から希望が奪われる。「ギン萬事件」の罪とは、ある家の子どもの人生を粉々にしたことだ。」(386頁)
    ここに全てが表れている。

著者プロフィール

塩田武士(しおた たけし)
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。新聞社勤務中の2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、デビュー。2016年『罪の声』にて、第7回山田風太郎賞受賞、「週刊文春」ミステリーベスト10 2016国内部門で第1位となる。2019年『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に、『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『崩壊』『盤上に散る』『雪の香り』『氷の仮面』『拳に聞け!』『騙し絵の牙』がある。『罪の声』の映画化が2020年公開決定し、小栗旬・星野源の共演が決まっている。

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