水鏡推理2 インパクトファクター

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 93
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062199872

作品紹介・あらすじ

文科省不正調査タスクフォース(特別チーム)水鏡瑞希の名推理! これぞ「人の死なないミステリ」の最高傑作。官僚支配の霞が関、彼女はひとり正義を貫く。

リケジョの星に捏造疑惑の影。現実を下敷きに予想不能な真相に読者を導く松岡マジック。“研究”と“助成金”との抜き差しならない関係を正す社会派エンターテインメント!―佳多山大地(ミステリ評論家)

もしも自分が、一日でスターダムにのし上がるも一瞬ですべてが地に堕ちようとしている若き科学者の同級生だったら? 松岡圭祐はそんな立場に、ヒロインの身を置いてみせる。他の全ての人間が「間違いだ」と言っても、自分自身が「正しい」と思う感覚を、彼女は譲らなかった。奇跡的ラストシーンまで一気に読ませる傑作!―吉田大助(書評家・ライター)

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第2弾。第1弾で、官僚候補たちと心を開き始めて、そのままの登場人物で話が進むのかと思っていたら、主人公以外は全て違う人。確かにお役所だと異動がつきものだから、ずっと同じ人と働ける訳ではないけど、ここまで登場人物が変わってしまうと、シリーズに愛着が持てなくなる。しかも、第1弾はいくつもの事例を悉く暴いていく、少し短編のようなリズミカルな感じだったのも一変して、今回はFOV人口血管の不正に関する話1本。最初は実際にあった事件を思わせる内容からのイラスト入りの本格推理への展開。面白いけど、どこに焦点を絞ってあるのか、いまいち分からない。「鑑定士Q」や「特等添乗員α」とは違う路線なんだろうか?

  • 今回は丸ごと一冊新しい人工血管に関する捏造問題でした。
    題材は違えど、あのSTAP細胞騒動を元にしたような話で、実は完成していない実験にあちこち切り貼りのデータにコピペした論文など、リケジョと持ち上げられ取り上げられた女性が主人公瑞希の幼馴染だったという設定。
    実験ノートは盗難にあって再現できないとか、監督する立場の上司からの指示や共著した発案者である海外の恩師の立場を考慮して、院生の幼馴染が苦悩しながら文科省の職員である瑞希と対立。
    これはフィクションだと思いつつ、STAP細胞の裏側も実はこんなものだったのかもと思わされました。

  • 文科省不正調査タスクフォース(特別チーム)水鏡瑞希を主役とするシリーズ第2弾。

    今回はSTAP細胞問題そのものの設定で、著者なりの解決が示されている。
    終始、若い女性研究者一人に罪を被せるあり方に批判的であることに共感。
    面白かった。
    (図書館)

  • 医療系

  • シリーズ2作目なんだけど、主人公の瑞希以外のメンバーは総入れ替えなんだ・・・ ちと愛着が湧かないなあ~ Qやα、探偵の探偵に比べるとどうも印象に残らない・・・

  • 文科省不正調査タスクフォース(特別チーム)水鏡瑞希の名推理! これぞ「人の死なないミステリ」の最高傑作。官僚支配の霞が関、彼女はひとり正義を貫く。

    リケジョの星に捏造疑惑の影。“研究”と“助成金”との抜き差しならない関係を正す社会派エンターテインメント!

  • シリーズ2作目。瑞希の幼馴染が画期的な研究で有名になるが、その研究に捏造の疑惑が持ち上がる。当然、魔女裁判の如く幼馴染は窮地に立たされるが、最後まで幼馴染を信じて捏造の真相を暴こうと奮闘する瑞希が良かった。サブタイトルにある「インパクトファクター」という言葉、何とも不確かな感じがする。ある一定の期間に多く用いられるというだけで、社会的に信用のあるものとなってしまうのはちょっと怖いかもしれない。「万能鑑定士」シリーズが完結したのでこれからはこちらを追いかけていくことになりそう。出来れば文庫で揃えたいと思う。

  • こんな事務官がいたら有難い反面、迷惑でしょうね。

  • 「水鏡推理」シリーズの2作目です。

    前作は、初顔見世的な内容だったので、いよいよ、
    本作から、本格的に参戦といった感じでそぅか…?

    そんな本作の参考題材は、STAP細胞騒動です。

    主人公の水鏡瑞希と対決するオボちゃん役?には、
    同級生の如月智美といぅ美人リケジョを配置して、
    実際のSTAP騒動をざっくりトレースする一方、
    松岡さんなりの捏造問題の着地点を構築しており、
    面白かったですし、読み応えもありました。

    また、公務員らしく、水鏡瑞希以外のキャストを、
    毎回、総入れ替えするといぅ基本設定もいぃ感じ。
    ただ、ネタのストックが切れたら、厳しぃかも…?

    全体的に、まだ多少の探り々々感もありましたが、
    本作で、シリーズの方向性が出てくるでそぅから、
    とても重要な2作目になると思っておりましたが、
    十分、及第点をあげられる内容だったと思います。
    次回作も、この流れで、期待したぃですね。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2021年 『千里眼 ノン=クオリアの終焉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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