屋上の道化たち

著者 :
  • 講談社
3.19
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本棚登録 : 298
レビュー : 53
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062199988

作品紹介・あらすじ

まったく自殺する気がないのに、その銀行ビルの屋上に上がった男女は次々と飛びおりて、死んでしまう。いったい、なぜ? 
「屋上の呪い」をめぐる、あまりにも不可思議な謎を解き明かせるのは、名探偵・御手洗潔しかいない!
「読者への挑戦」も組み込まれた、御手洗潔シリーズ50作目にあたる書き下ろし傑作長編! 強烈な謎と鮮烈な解決! 本格ミステリーの醍醐味、ここにあり!

感想・レビュー・書評

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  • 面白いと言えば面白いが、何か釈然としないのは、トリック自体があまりにも、不自然だからだろう。万が一でも起こりそうもないトリックだから、読み終えて何かもやもやする。それが狙いだったのか、御手洗シリーズにもかかわらず、御手洗さんの登場もかなり遅い。私もそうか、御手洗シリーズだったんだ、やっと気づいた。
    内容的には、銀行の屋上で4人もの飛び降り自殺。これが、仕組まれたものなのか、殺人なのかが、読者の興味をそそる所だ。しかも、その4人には何か因縁があるみたいである。これをどう収拾つけるのかを想像しながら読み進んでいくのも面白い。
    ただ、最初にも言ったけど、フィクションだからあり得もしない事を書いていいという訳ではないだろう。確かに、可能性としては起こりえなくはないが、確率的にはほとんど起こりえないと想う。
    しかし、どういった終わり方をするのか最後まで気を持たされた作品だと想う。

  • 探偵は遅れてやってくるですね。すごく後ろの方で御手洗が登場し、そこからは怒涛の展開。御手洗出てきてからラストまで、きれいに謎がとけすぎてあっさりと感じました。でも謎解き部分は石岡君と同じようにおおっとしか言えずに楽しめたのは間違いないです。

  • 決して自殺するハズのない人間が相次いで身投げする屋上の謎を御手洗潔が解き明かす長編ミステリ。良くも悪くもトリック一本特化の作品なこともあり、そのぶん真相はパワフル且つダイナミック。本のボリュームと満足度が必ずしも比例しない、物理トリックの成功に心理的要因を頼りすぎ、と諸々言いたいことを細けぇことは気にするな!とばかりの豪快さで有無を言わさず捻じ伏せられました。到底答えの出せなさそうな命題とどう繋がってくるのか掴めない挿話にそれなりの着地点を用意して、いくつもの物語を一本にまとめ上げているだけでも充分感心です。

  • 自殺する気がない人間が次々とビルの屋上から飛び降りて自殺してしまう、という呪いじみた謎は魅力的ですが、真相は思ったよりスケールが小さいですし、偶然に頼りすぎているところもあるので不満が残ります。
    また、全体的に無駄話が多い為薄っぺらく感じてしまうのと、御手洗潔と石岡和己の掛け合いが後半しか見られないのが残念で、満足度は低めです。

  • 偶然の要素が多すぎるので、本格ミステリと期待すると脱力する。ケーキ作りに嵌まった石岡君の女子力upに萌えるキャラ小説として楽しめ!

  • まぁまぁ。

  • 2/3まで読んでやっと御手洗&石岡コンビ登場。その後も出番少ない。トリックは御手洗シリーズ初期を彷彿させるが、御手洗&石岡コンビの活躍が少なくて物足りない。

  • もう、島田荘司は合わないかも御手洗シリーズは終わった
    と、思いながらもついつい確認してしまう

  • トリックはコートームケーなほど読んでいて楽しい。

    半ば過ぎまでの、挟み込まれた「トム・クルーズくん」の話や、ティッシュ配りのサンタクロースの話、屋上の呪いの話が事件の要素となって、無駄がない。

    そして後半近くになり、ついに御手洗潔の登場である。

    例によって天才は独りよがりだが、屋上の呪いも、何もかも、鮮やかに謎を解き明かしてくれるのだ。

  • ギャグみたいなトリック

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著者プロフィール

●著者紹介
1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2021年 『島田荘司選 日華ミステリーアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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