クロコダイル路地1

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 208
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062200080

感想・レビュー・書評

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  • 変わらず世界観は重厚かつシリアスなままではあるが、どうも近年の皆川博子氏の著作は比較的とっつきやすくなった。
    これまでの彼女の作品が醸し出す空気が肌に合う人ならば、今作もストレスなく読了することができるだろう。
    しかしながらトータルの完成度という観点からすると、散らされたままの伏線めいたトピックがあったり、各キャラクターの心情描写が浅いと感じたり、過去の傑作には若干及ばぬといったところか。
    "バートンズ"が登場するという、茶目っ気のある演出もあるが、これもそれほど痛烈には効いていないかも。

  • フランス革命勃発.否応なく歴史の奔流に巻き込まれるナントの人々.貴族のフランソワ,その従者ピエール,ブルジョアの息子ローラン.湾岸労働者のジャン・マリ等,王党側と革命側に別れた多彩な人々の視点を通して重厚な物語が語られる.

  • フランス革命を背景に,少し離れたナントの地で繰り広げられる内乱.狂気の蔓延る世界の中で,貴族の息子,商人の息子(僕),労働者の子供やその邪悪な妹,優しい牧師などたくさんの人々がそれぞれの思惑で動き回り,交差する運命.下巻はロンドンか?展開が楽しみである.

  • 感想はⅡで。

  • 下巻でまとめて。

  • レビューは下巻にて。

  • 皆川博子の最新作。1巻は革命に揺れるフランスが舞台。
    スリリングな群像劇でほぼ一気読みだった。凄いな〜。
    続きが楽しみだ。

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著者プロフィール

皆川博子(みながわ・ひろこ)
1930年旧朝鮮京城市生まれ。東京女子大学英文科中退。73年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ、幻想小説、歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁 旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞を、『恋紅』で第95回直木賞を、『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞を、『死の泉』で第32回吉川英治文学賞を、『開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―』で第12回本格ミステリ大賞を受賞。2013年にはその功績を認められ、第16回日本ミステリー文学大賞に輝き、2015年には文化功労者に選出されるなど、第一線で活躍し続けている。

「2023年 『天涯図書館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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