ブラック・ドッグ

著者 : 葉真中顕
  • 講談社 (2016年6月15日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (546ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062200158

作品紹介

目的のためには殺人も辞さない過激な動物愛護団体、<DOG>。遺棄動物の譲渡会が行われる会場に集まった隆平、栞、結愛と拓人たちは、<DOG>によって会場に閉じ込められ、謎の黒い獣に襲われる。獣から逃げるため、逃走を開始する人間たち。「ヒト」と「ケモノ」を隔てるのは何か。

ブラック・ドッグの感想・レビュー・書評

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  • 「種差別の克服」を理念に掲げた、過激な動物愛護団体「DOG」。彼らは獣を操り、イベント会場にて次々と人々を殺していく。果たして生き残るのは。
    どの登場人物が生き残り、DOGや獣と対峙するのかと思って読み進めたのだが・・・
    過激な動物愛護団体、またペット産業の両者の極端な部分を捉えているのだが、なぜ人間はよくて動物は駄目なのか?その線引きは時と場合によると思うが、その考え自体が人間中心なのだなと。

  • 過激な動物愛護団体「DOG」が謎の生物を用いて起こす殺戮を描いたパニックホラー。実に真摯なテーマを内包しつつも、読み心地はとにかく非道・残虐・無慈悲としか言いようがなく。こういうのが苦手な人にはお薦めできません。でも過激なホラー好きにはアドレナリン出っ放しの一冊です。目が離せず一気読み。
    登場人物たちのそれぞれの物語があるにも関わらず、意外なほどあっさりと切り捨てられてしまうのも読みどころの一つかも。善人悪人関わらず、「え、この人ここでもう終了!?」ってのが多くて。最後まで誰が生き残るのか、かなり予想のできない展開でした。そして、ラストにはとんでもない驚愕も。慌てて読み返してしまいました。
    動物愛護の意味、種の差別等々考えさせられることも多いのだけれど。それって、考え出すときりがないんだよねえ。もうこれは純粋に恐怖とどきどきを楽しむための一冊かもしれません。

  • このボリューム、しかもこの内容を一気読みさせる筆力!さすが。
    絶叫はネコで今度はイヌ…

    怖すぎる。

    読んでる間中、血の匂いと骨をかみ砕く音が全身にまとわりついていて。
    しかも、「おまえだったのか!」という驚愕がそこに加わり、もう唖然茫然慄然。

    しばらくは道で犬とすれ違うだけでも震えそう。

  • 『絶叫』『ロストケア』に続いて読んだ葉真中顕氏の作品だが、今回も期待を裏切らないストーリーだ。最後まで、出てくる登場人物がほぼ全て、殺されてしまう。女性だろうが男性だろうが、子供だろうが、赤ちゃんだろうが…。そして最後に残ったのは…。実際にはあり得ないとは思うが、本当にそうだろか?とふと心配になってしまったが、それにしても余りにも簡単に人を殺し過ぎだと思うのだが。

  • ハードカバーで読みましたが、どんどん惹き込まれて一気読みしちゃいました。
    設定は非常に面白いが、若干描写がグロい。
    可愛らしいエンジェルテリアってあの犬のことかなぁとか思いつつ、実は身の回りでもそんなことが起こっているのではと少し怖くなりました。
    ロスト・ケアでもものすごくリサーチされる作家さんだなと思っていましたが、今回はもっと幅広い領域で且つかなり深掘りをされていました。
    自分に当てはめてみると、どっちの立場にいるんだろうと考えさせられるが、きっと都合よく解釈しつつ、うまく自分自身を納得させるんだろうな。
    自分だけ良ければという考えは、絶対にあかん。でも家族だけはなんて風に利己的に考えちゃうんだろう。
    人間ってやっぱり弱いんだな。

  • 導入部分は良かったけど、中盤以降は混沌としてしまった感じです。

  • 動物は好きだ。猫は好き、犬も好き。虫は苦手。蚊は殺す。肉は食べる。魚も食べる。ペットショップは嫌い。リアルファーは昔は持ってた。今は買わない。
    読んでる間中、自分自身の人間も含む動物についての差別とか区別とかを考えてた。自分自身にも問われる本。問題提示とストーリーの先がどうなるのかのハラハラとを両立させられるのが葉真中顕さんの小説のすごさと面白さだと思う。
    今回はかなり展開が重かったから絶叫ぐらいのエンタメ感が好きだけど。

  • 閉ざされた商業施設での惨劇、石持さんの凪の司祭を思い出した。
    けっこうグロい。
    普通の小説なら絶対死なないだろって人がどんどん死んでく( ; ゜Д゜)
    最後はやられたって感じ、アルビノね~騙されたー

  • キメラ・ホラー?

    犬を商品として儲けをを追及する人間たちに対して、過激団体が審判を下す。
    ペットブームに一石を投じる作品ってか?

    結構エグイ描写と、ほとんどの登場人物が死んでしまうストーリーは新鮮。
    最後は見事に騙されたわ。アッパレ!

  • グロくえげつない。ヒーローものではなく、パニックもの。理論武装し自分が正しいと信じ切っているテロリストに反駁する言葉は持たない。でも、どんな生命であれ、軽んじることに正当性はないと思う。

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