夢の猫 古道具屋 皆塵堂

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 132
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062200400

作品紹介・あらすじ

天涯孤独な少女の夢に出る
「黒猫」の正体は?

曰く品が揃う皆塵堂に
人や猫も集まって……

面白さ抜群の「人情怪談騒動記」ついに完結!

父親が亡くなり天涯孤独の身となったおきみは、
後ろ足の先だけ白い黒猫が出る夢を見るようになる。
すると夢と同じ出来事が実際に起こるのだ。
残された借金返済のため根付を売りに皆塵堂へ行ったおきみだったが、
たいした金額にはならず、女郎屋に売られることに。
皆塵堂・主人の伊平次は一計を案じるのだが……。
そしておきみが夢で見た黒い子猫は何者なのか?

感想・レビュー・書評

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  • 皆塵堂シリーズ最終巻とのこと。
    これまでの伏線もすべて回収されて、本当に終わってしまうんだな…としみじみ。

    夢に出てきた猫に導かれ、14歳の女の子が皆塵堂にやってくるのですが、皆塵堂に女の子がいるということがとてつもなく新鮮。
    思えば登場人物、男性ばっかりだったんだな…。
    シリーズ当初に比べると、コメディ色と猫色がどんどん濃くなってきたのですが、最終巻はその集大成という感じでした。
    本作では皆塵堂のオールスターズが次々と登場し、カーテンコールを見ているような名残惜しさを感じながら読了。

    すっかり登場人物たちに愛着がわいてしまったので、いつかスピンオフ作品が出ないだろうか…と秘かに期待しています。

  • 完結編ということで、これまでの登場人物が勢ぞろい。
    巳之助に子猫の引き取りを頼まれてる(笑)
    おきみちゃんの夢に出てきた子猫の正体って?
    最後、実在は分かったけど、おきみちゃんとのつながりが謎。
    円九郎の性格は相変わらず(笑)少しずつでも成長するといいね。でも、実家の彼の部屋が!(笑)
    子猫から逃げて江戸を離れる太一郎。
    でも、猫からは逃げられない(笑)そして、過去に皆塵堂と関わったある人と深い繋がりのある人物と出会う。この出会いは、びっくり。でも、やっと一区切り、かな。

    それにしても、峰吉が、15歳!もっと子供かと思ってた。
    あと、残った謎は、鮪助って、本当にただの猫なの?

    セカンドシーズンがあったら、喜んで読むつもり。

  • 皆塵堂シリーズも、この巻で完結との事。

    終盤は、たくさん生まれた子猫たちを押し付けるために、今までの登場人物たちを巡っていくので、懐かしさと共に、このちょいと変だけど、憎めない人々ともお別れなのか・・と、寂しいものがありました。
    またいつか、番外編でも出して頂きたいです。

  • シリーズ最終巻ということで後半は総集編になり、これまでのエピソードがきれぎれによみがえってきた。「見えてしまう」猫嫌いの太一ちゃんにも悲しい過去があったし、新しく出会った幽霊も前巻の登場人物の関係者だったり。そうそうそんな事件があったね、と懐かしく思い出す。とにかく悪いことはできない。因果応報。ひどい仕打ちは自分に戻ってくる。なんといっても小僧の峰吉や猫たちが魅力的なシリーズでした。また最初から読もう。そして輪渡さんの他のものも読もう。

  • 最終巻と知らずにこのシリーズ初読み。
    シリーズ最初から読み直して出直してきます…!
    ネコがかわいかった!

  • 怪談なのかコメディなのか微妙な立ち位置の皆塵堂シリーズ最新作。
    というかもはや猫小説になりそうな勢いすらあるわけですが・・・まあでもいつもどおりほんわかと楽しく読みました。しかしこんなに猫が増えて今後収集がつかなさそうな・・・と思ったら。今作で完結?今アマゾンの商品説明見て初めて知りました。ホントにいつも通りにさらっと終わっちゃったのに・・なんだか急にさみしくなってきました。。。

  • 図書館
    おみきちゃんが今回の主人公かと思いきや、
    前巻の円九郎が主体。
    1巻で片づかないとは、ほんとに役立たず。
    過去の登場人物がちょっとずつ顔を見せて
    総ざらえっぽい。
    片付いたのは庄三郎のみで、後はそのまま。
    おみきちゃんの猫もいまいち落ちがなく、
    全体にカタルシスが不足。

  • 古道具屋皆塵堂 7 最終巻?
     猫の夢
     硯箱の中から……
     幽霊屋敷 出ても構わぬ
     にこやかな男
     夢の猫

    従士になるきみは、両親が亡くなり、その治療費などの借金のため根付を売ろうとするが、持っていこうとする先の店で足の先だけ白い黒猫が店で暴れる夢を見、古道具屋の店主も、同じ夢を見るため、買ってもらえずにいた。そして、最後に皆塵堂で買ってもらうことになる。 

  • 皆塵堂シリーズ完結編。再読。
    初めて女性が皆塵堂にやって来ることに。とは言え男ばかりの皆塵堂、娘は隣の米屋で寝泊まりすることになり、米屋で働く円九郎が再び皆塵堂に寝泊まりすることに。
    円九郎が相変わらず皆から良いように弄られているのがお気の毒。でも円九郎もまたあまり成長していないので仕方ないところも。

    春の仔猫祭りが始まったために太一郎は地獄。江戸を逃げ出した先で意外な出会いがあるという繋がりも。
    『祟り婿』の連助も相変わらず幽霊を信じない。でも太一郎がかけた可笑しな呪いが効いているようで笑える。

    とにかく猫と幽霊だらけの完結編。最後に締めるのはやはり峰吉。
    峰吉から見ればやはりお気楽で変な大人だらけだろう。

  • 2017.4.23

    皆塵堂シリーズ 7弾

    猫 超増えてる〜
    解決してるようで全体的に謎も増えてる〜

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著者プロフィール

1972年、東京都生まれ。明治大学卒業。2008年に『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、デビュー。怪談と絡めた時代ミステリーを独特のユーモアを交えて描く。好評の『古道具屋 皆塵堂』シリーズに続いて『溝猫長屋 祠之怪』シリーズも人気に。他の著書に『ばけたま長屋』がある。

「2018年 『物の怪斬り 溝猫長屋 祠之怪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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