ヨーコさんの“言葉” それが何ぼのことだ

  • 講談社
4.16
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本棚登録 : 158
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062200554

作品紹介・あらすじ

大好評! NHKの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」書籍化第2弾、待望の刊行です! 
新聞各紙の書評などのほか、前作に感想の声が続々。「おもしろいのに感動」「ふしぎな力がわいてくる」「歯にきぬ着せぬほんとうの言葉」「吹き出したりもするけれど、心の霧が晴れた」「痛快なのに、泣けてきた」などなど。

全世界販売部数が300万部の大ベストセラー『100万回生きたねこ』の絵本作家にして名エッセイストの佐野洋子さん。そのヨーコさんの言葉を、絵で伝える今注目のイラストレーター北村裕花さんの250点近い絵も、オールカラーで収録。
第2弾では、いよいよ要望が多い「フツーに死ぬ」も収録。『100万回生きたねこ』誕生に込められたヨーコさんの切ない想いが明かされる「二つ違いの兄がいて」も読めます。
そのほか、「せめてこれ以上、誰も何も考えないで」では、日常のささいな喜びの見つけ方からご機嫌で生きていく秘訣が。「あーつかれた」ではなぜか、美人より不美人のいる社会が豊かだと判定。「これはペテンか?」で、年をとっても惑うのはどうして?とヨーコさんは戸惑い、人生は40歳からかもしれないと喜ぶ。番組でも人気が高い1本の「貧乏人の品性」は、美大生時代の貧乏な同級生が登場。ズボンのベルトが買えない男、ズボンがひとつしかなく洗濯したらパンツ一丁で待つ男……他、読めばみるみる心が自由になるイラストエッセイの数々。その中でヨーコさんはときに、「私が一番嫌なのは、これが真実、これが真実とわめく事である」と釘を刺す。
本作は、人生に何が大事か、変哲のない人生の重みを、おかしく優しく、けれども鋭い視点で教えてくれます。

感想・レビュー・書評

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  • 帰省中実家本棚。モタさんの言葉を数年前に読んだ。母の本棚でヨーコさんバージョン3冊を見つけて思わず手に取る。世界を斜めから見ているようで正面からぶつかっているような気もする文章。価値観は人それぞれで、幸せの形は人それぞれだよねと感じるようになった最近。本やネットや様々な表現、媒体を通して様々な価値観や考え方に触れることが楽しい。自分の頭で考えるための引っ掛かりをもらえる。そして、その文章や表現はきっと作者の中の一部で、ここで表現されていること以外のものも多いのであろうことを想像する。それで何になるのかはわからないけれど、考えることは楽しい。2020/1/4

  • 今回も、これもまたとてもよかった。初めて、自分がどんなおばさんになりたいかを具体的に考えて、おばさんになるのも悪くないなぁと思いました。佐野さんありがとう。

  • やっぱり素敵な人ですね、、、

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    大好評! NHKの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」書籍化第2弾、待望の刊行です! 
    新聞各紙の書評などのほか、前作に感想の声が続々。「おもしろいのに感動」「ふしぎな力がわいてくる」「歯にきぬ着せぬほんとうの言葉」「吹き出したりもするけれど、心の霧が晴れた」「痛快なのに、泣けてきた」などなど。

    全世界販売部数が300万部の大ベストセラー『100万回生きたねこ』の絵本作家にして名エッセイストの佐野洋子さん。そのヨーコさんの言葉を、絵で伝える今注目のイラストレーター北村裕花さんの250点近い絵も、オールカラーで収録。
    第2弾では、いよいよ要望が多い「フツーに死ぬ」も収録。『100万回生きたねこ』誕生に込められたヨーコさんの切ない想いが明かされる「二つ違いの兄がいて」も読めます。
    そのほか、「せめてこれ以上、誰も何も考えないで」では、日常のささいな喜びの見つけ方からご機嫌で生きていく秘訣が。「あーつかれた」ではなぜか、美人より不美人のいる社会が豊かだと判定。「これはペテンか?」で、年をとっても惑うのはどうして?とヨーコさんは戸惑い、人生は40歳からかもしれないと喜ぶ。番組でも人気が高い1本の「貧乏人の品性」は、美大生時代の貧乏な同級生が登場。ズボンのベルトが買えない男、ズボンがひとつしかなく洗濯したらパンツ一丁で待つ男……他、読めばみるみる心が自由になるイラストエッセイの数々。その中でヨーコさんはときに、「私が一番嫌なのは、これが真実、これが真実とわめく事である」と釘を刺す。
    本作は、人生に何が大事か、変哲のない人生の重みを、おかしく優しく、けれども鋭い視点で教えてくれます。
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062200554

  • 前の本に続いて読んでしまいました。

    歳をとっても自分の中に4歳の自分や9歳の自分がいるという話が好き。
    小さい頃思っていた大人と今の自分のギャップって誰もが感じることだと思う。

  • 佐野洋子は、ほとんど読んだので、この本を見た時も、「上手い商売やってるな」くらいにしか思わなかった。
    が、手に取って読んでみると(もちろん読んだことのある文章ばかりなのだが)改めてグッときた。
    構成が上手いんだな。

    佐野洋子のエッセイにはすごい言葉がたくさん詰まっているのだが、あまりにたくさんあるので、記憶している言葉が、どの本のどのエッセイに入っていたか思い出せず、探しているうちに夢中になって読みふけり、「ああやっぱり佐野洋子、すごい」とは思うものの、結局探していた文章にはたどり着けなかったという経験がある私としては、画期的な本だった。佐野洋子の文章ををこういう風に整理して、絵をつけて見せることによって、またあらたな読者が生まれるし、佐野洋子の唯一無二の表現を再び味わうことができる。
    絵も原文の雰囲気を壊さない。

    NHKの番組を書籍化したとあるが、この絵を見せつつ、ナレーションで文章を読むのだろうか?だとしたら本の方が、佐野洋子の肉声を想像できていいなあ、と思った。
    佐野洋子を知らない人にプレゼントするのにも向いている。(もうちょっと安ければ良かったかな、とは思う。)

    勿論巻末に出典があり、それぞれの言葉がどの本に載っているかもわかるので、読み返すのにも便利。

  • 佐野洋子のエッセイに北村裕花がイラストをつける。第2弾。3冊目もあるらしい。

  • 「100万回生きたねこ」が生まれた背景が分かります。

  • 北村裕花氏の絵の横に、作者佐野洋子氏の文字が並ぶ。
    ほんの少しの文字で、絵との組み合わせで、話したいことが、一目瞭然の本である。

    世の中、凄く便利になった。
    洋子さんの幼い時代には、途轍もない夢のようなことが、当たりまえのような生活である。

    PCの発達で、人との関わり合いも無くなったし、達成感の喜びも少なくなったような気がする。

    老化現象についても、4歳の時の自分と比べて、何が違うのだろうか?
    画学生だった時、お金が無くても楽しかったし、それをバネにして、がんばってきたと、、
    哲学的に思いにふけるのだが、、、絵と共に見ていると、じんわりと、わかる気がする。

    掃除機で、ごみを一瞬んで吸い込んで掃除を終えるのでなく、たまには、箒と塵取りで、掃除してみると、今までしていたことと違った視野が、見える。

    清潔さをモットーにしてても、枠にはまった清潔感。
    砂場の泥んこ遊び、そして、ペットの足跡、それが、長い人生のうちでどうしたということでもないと感じる。

    60年もの付き合いのあった人の永眠や、若くして亡くなった兄の思いを、たどりながら、老いていく寂しさを痛感する。

    愛猫のフネが喚きもせずに、クエってと、鳴いて、飼い主の作者に別れを告げて目を閉じる。
    そのように生き物の宿命の死を受け入れることが出来るだろうか?
    フツーに死にたいと、、、ヨーコさんの考え方、、、である。

  • 文は佐野洋子(1938~2010 享年72)さん、絵は北村裕花(1983~)さんの「ヨーコさんの言葉 それが何ぼのことだ」、2016.4発行です。ヨーコさんの歯に衣着せぬエッセイ、2014年から、Eテレ、日曜、8:55AM~9AM、放映中ですね!

  • 洋子さんのビターですこしだけやさしくて、涙がキラリと光る言葉の数々。絵も味があって最高。宝物です。泣いた。

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著者プロフィール

佐野洋子

一九三八年生まれ。幼少時代を中国・北京で過ごす。武蔵野美術大学デザイン科卒業。主な作品に、絵本『おじさんのかさ』『わたしのぼうし』(講談社出版文化賞絵本賞)『100万回生きたねこ』『ねえ とうさん』(日本絵本賞・小学館児童文化賞)、童話『わたしが妹だったとき』(新美南吉児童文学賞)、エッセイ『ふつうがえらい』『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)『シズコさん』『役にたたない日々』など。〇三年に紫綬褒章、〇八年に巌谷小波文芸賞を受ける。二〇一〇年永眠。

「2020年 『嘘ばっか 新釈・世界おとぎ話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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