「ベルギーの最も美しい村」全踏破の旅

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062200592

作品紹介・あらすじ

お城を囲む石畳の街と郷土料理、ビールを愛する地元の人々をじっくり取材。ベルギーの美しさを誌面に映す、吉村和敏のガイド写真集!

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  • 1994年に「ベルギーの最も美しい村」が発足してから2016年までの認定27村を全踏破。フランス、イタリアの美しい村を訪れていた時からベルギーが気になっていたといい、旅立ったのは2015年夏。想像以上に素朴だったとある。冬にも訪れたが、レストランのメニューがジビエを中心とした料理に切り替わっていたとある。各村では必ずレストランに訪れ、氏が食べた料理の写真とともに食レポも。

    フランスとオランダにはさまれた小さな地域、という消極的なイメージだが、吉村氏は、EU本部があり、日本の二大企業の欧州統括本部があるベルギーがとても気になっていた様子。ちなみに二大企業って、トヨタは分かったのだがあと1社は?

    表紙はカスピエール村(ワロン州)。フランスとの国境にちかい。「石の家」というラテン語から名付けられ、ローマ人の居住地が見つかったという古い村。現在の家家は17~18世紀に建てられたもの。低くくっつくように家が並んでいるのは耕作地を広くし、強風やスモワ川の氾濫から守るため、といわれている。チーズとポテトのグラタンがおいしそうだ。


    2016.5.23第1刷 図書館

  • 本当に旅している気分になり、癒される

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著者プロフィール

吉村 和敏
1967年、長野県松本市で生まれる。県立田川高校卒業後、東京の印刷会社で働く。退社後、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビュー。東京を拠点に世界各国、国内各地を巡る旅を続けながら、自ら決めたテーマを長い年月にわたって丹念に取材し、作品集として発表し続けている。光や影や風を繊細に捉えた風景作品、地元の人の息づかいや感情が伝わってくる人物写真は人気が高く、全国各地で開催されている個展には、多くのファンが足を運ぶ。近年は雑誌の連載やエッセイ集の出版など、文章による表現の幅も広げている。2003年カナダメディア賞大賞受賞 2007年日本写真協会賞新人賞受賞 2015年東川賞特別作家賞受賞

「2023年 『美しい世界をめぐる旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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