ぼくたちのリアル

  • 講談社
4.06
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062200738

作品紹介・あらすじ

そいつの名前は秋山璃在(リアル)。
スポーツ万能。性格良好。顔がかっこよくて、気もきくから女の子にももてる。勉強も絵も書き初めも、カラオケだって、何をやらせても誰よりもできてしまう学年イチの人気者。幼なじみの渡(わたる)は、平凡な自分と比べて、そんな璃在(リアル)に昔からコンプレックスを感じていた。
しかし、小学5年生の新学期、美しい転校生の来訪によって、運命の日がやってきたのだった。
人気子役との恋がこじれた合唱祭、リアルの家族の悲しい過去、サジへのいじめ……。それぞれ助けあいながら、三人は次第に友情を深めていく。
出席番号一番、秋山璃在。二番、飛鳥井渡。三番、川上サジ。三人ですごした五年生の春と夏の思い出。

感想・レビュー・書評

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    佐藤 真紀子(著者詳細情報) | 絵本ナビ | 作品一覧・プロフィール
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    『ぼくたちのリアル』(戸森 しるこ,佐藤 真紀子)|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189805

  • リアルくんが優しくて。こんな初恋は宝物だね。

  • なんか、いいなあ。
    子供に読ませたい。小学校5年生になる、ぼくの子どもに。
    道徳な感じもするし、NHKの教育テレビな感じもするし、読みやすくて、小説になってて、面白かった。
    友達の良いところばかり見えちゃって、自分に自信がなくなる時ってあるよなあ。

  • リアルって名前なのか。

  • 何でもできる、みんなの憧れの幼なじみのリアル。
    彼がいるとクラスはスムーズに回るし、彼が出てくるとトラブルもスッキリ解決。
    そんなリアルだけど実は人には見せない顔がある。それは幼なじみだからこそ知っている。
    児童書だからこれでいいのか、私にはわからないが、色々な問題がふわふわしている。
    子ども達にとっては重大問題なのかもしれないが、私には子どもだってもう少し現実的ではないか、とも思う。
    サジのことは今の社会を反映した話題だった。
    リアルの反応もうなずける、良い悪いは別として。
    難しい問題だ。
    これからの児童書にはLGBTも題材になってくるのかもしれない。

  • 小6で泣いた気がする

  • 勉強も運動もできてみんなの人気者のリアル
    幼なじみのアスカは5年生で同じクラスになったことにガッカリしていた。
    昔はよく遊んでいたけれど,あるときから話をしなくなった
    話し辛いのにリアルはガンガンやってくる
    そんなある日転校生サジがやってきた。

    サジをいれてリアルとアスカは3人でいることが多くなった。
    サジが転校してきた理由
    アスカが大人であろうとする理由

    LGBTのことにも触れているけれど,それよりも生きていくことが主題なのかなと
    よいお話しでした。

  • 著者インタビュー
    https://news.kodansha.co.jp/20170605_b01


    みんなそれぞれ抱えているものがある。
    人と比べても意味がないことはわかっていても比べてしまうよね。
    でもダメなところではなく、自分の良いところ、人と違うところを見るようになれるといいね。
    登場する男の子たちの距離感、深入りせず放っておこう、聞かないことにしておこう、という繊細さが好ましいと感じた。

  • 最初の方は懐かしい学校生活だったけど、リアルが最後サジとの思い出としてスプーンを渡してあげたり、サジがリアルのために漫才のDVD をリアルの母に渡してあげたりしていて、感動した

  • いつも、人気者がどういう気持ちをしているかが分かった

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著者プロフィール

1984年、埼玉県生まれ。武蔵大学経済学部経営学科卒業。東京都在住。『ぼくたちのリアル』で第56回講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。同作は児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。2017年度青少年読書感想文全国コンクール小学校高学年の部の課題図書に選定された。『ゆかいな床井くん』で第57回野間児童文芸賞を受賞。その他の作品に『十一月のマーブル』『理科準備室のヴィーナス』『ぼくの、ミギ』『レインボールームのエマ』『すし屋のすてきな春原さん』 (以上、講談社)、『トリコロールをさがして』(ポプラ社)、『しかくいまち』(理論社)、『れんこちゃんのさがしもの』(福音館書店)、『ジャノメ』(静山社)などがある。

「2023年 『ぼくらは星を見つけた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

戸森しるこの作品

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