- Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062200998
作品紹介・あらすじ
映画化された『お引越し』、『ごめん』など新機軸の児童文学を生み出し続けるひこ・田中さんの描いた小さな小さな恋の物語を、『りんごかもしれない』、『りゆうがあります』などの大ヒットで飛ぶ鳥を落とす勢いのイラストレーター、ヨシタケシンスケさんが、豊富な挿絵でさらにさらに世界をふくらませた一冊です。
8歳だって、恋をするんです!
ハルは、「大人は本当にややこしくて、がまん強い生き物だな」って思っている小学2年生。
カナは、停留所ごとにバスに乗ったり降りたりするカエルを思い浮かべているうちに、数を数えるのが好きになった、やっぱり小学2年生。
ハルは、休み時間になると、なんで男子は男子と、女子は女子と集まるのかなって不思議に思う。
カナは、ユズやキララといると楽しいし、安心できるけど、それって女の子どうしだからなのかな? って、これまた不思議に感じてる。
でも、ふたりとも、なんだか気持ちが変わってきたことに気がついてたんだ。
「わたし、ハルくんのこと」、「ぼく、カナちゃんのこと」、「もっともっと知りたいな」。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
ひこ・田中さんの文章にヨシタケシンスケさんの絵がピッタリ♪
園児から児童に微妙に(笑)ランクアップした小2の男の子女の子の気持ちが上手に表現されているなぁ。ホカホカする♪ -
文と絵が合っていてスラスラ楽しく読めました。
自分の子供と重ねたり、自分の子供の頃と重ねたり。
忘れていたことを思い出したり、子供ってこんな思考をしているんだ(変なことを考えているのはうちの子だけじゃなかったんだ!)と思ったりしました。
それを書ける、ひこ・田中さんがすごいなと思いました。
色んな子がいていいんだなっていう昨今の流れにも合っているので子供たちに是非読んでほしいです。
子供はどんな感想を持つのだろうと気になるところです。 -
好きになる、という気持ちを考えるお話。
性別を意識しなくても遊んだり話をしたりする時期もあるのに、そしてその時期は楽しいのに、いつのまに男女に分かれてしまうのは残念だ。
意識しないでいられたら、気づかないでいられたら、いいのにと思うけれど、それはそれで難しいのだろう。
紹介ページ
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189830
インタビュー
https://news.kodansha.co.jp/20160824_b01 -
ハルはおとうさんとおかあさんをよく見ていて、自分がどう感じているかをわかっているところがすごいなと思った。(読み始め)
-
ハルは「大人は本当にややこしくてがまん強い生き物だな」と思っている小学2年生。カナは数を数えるのが好きな小学2年生。それぞれが持っている自分の世界と考え方がいいなと思う。そしてお互いをおもしろいと思ったところからふたりの関係が始まっていく。小さな小さな恋の物語でした。
-
ヨシタケシンスケさんの絵に惹かれて、子供用に図書館で借りた本。
小1の娘は文字が多いからか読まず、小4の息子は興味がなくて読まず、私が読んでみました。
小学2年生の初恋のお話。
最近老後にまつわる本を何冊か読んで色々と考えてしまっていたので、子供時代のほのぼのと平和な世界でよかったです。
-
こんな幼児時代もありかな?なんて思いました。
-
遠い記憶…甘酸っぱい。いいなあこんな気持ち、気になる人も気にしていてくれる。