- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062201001
感想・レビュー・書評
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どのエピソードも微笑ましくて面白くて一気に読んだ!さかなクンの話でありながら子育て本。さかなクンもお母さまも魅力的すぎる。
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母親の姿勢が素敵だなと感じました
・子どもの好きなものに共感、否定しない
・子どもとお店との人とのやりとりでは口を挟まない
・お料理を作ってくれて、不味くても不満を言わない
・魚の絵ばかり描いて成績が思わしくない時、先生に「あの子は魚が好きで、絵を描くことが大好きなんです。だからそれでいいんです。」と受け止める
子どもの気持ちを受け止めたいと思っていても、成績が悪くなったりすると
つい口を出してしまいそう、、、と感じました。
お母さんの広い心があったから、さかなクンは好きなことに一直線になれたんだな。
さかなクンのお母さんみたいに、好きなことを伸ばしてあげる母親になりたいです。 -
なんだかすごく感動した。
さかなクンの印象そのままの素直な文章で読みやすいし、魚が大好きなことが伝わってくる。
高校卒業後の仕事選びに迷っていた期間も含め、「魚が好き」という一点からブレることなく生きた結果、それが特別な才能になり評価されるようになった。
小学校の卒業文集で書いた「東京水産大学の先生になって、調べたお魚のことをみんなに教えてあげたい。そして図鑑を作りたい。」という内容を、大学には進学しなかったのに実現している。なんて素敵な人生だろう。
そしてお母さんが素晴らしい。
勉強もせず魚の絵ばかり描いていても、ずっとさかなクンの好きなようにさせてあげる。
小学校の先生に勉強させた方が良いとアドバイスされても「成績が優秀な子もいればそうでない子もいるからいいんじゃないですか」。絵が上手いから、先生の元で習ったら?と言われれば「それでは絵の先生と同じ絵になってしまうから、好きなように描いてほしい」。魚屋や水族館に沢山連れて行き、魚を丸一匹買い、魚料理も沢山作る。
不器用で大人しくて勉強もできない子供だと、できない所を修正してしまいそうだけど、そうではなく魚への興味や、上手に描ける絵の才能を伸ばす。いざ自分の子供のこととなると、私も含めなかなかできない親が多いと思う。さかなクンもそんなお母さんが大好きで感謝していることが、文章から滲み出ている。とても良い本でした。 -
素敵な人生
本当に好きなものに出会いたい -
さかなクンの半生をさかなクン自身が書いた自叙伝。さかなクンは本当に純粋で「好き」を突き詰められた人だと思いました。そしてそのさかなの「好き」を温かく見守ったお母様には感服します
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子供向けの装丁だが、大人でも十分楽しんで読めた。お母さんの子供への向き合い方が特に印象に残った。
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さかなクンもすごいけど、お母さんがもっとすごかった。好きなことに没頭させてあげる器の大きさよ。あと、せまい水槽に入れるとイジメが始まるメジナの話にとても感心した。
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一魚一会のことば通り進んできたからさかなクンはいるんだなあと感じた。好きなここは隠さず、みんなに話すと、人は繋がってゆく。