日本人の肖像

  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062201131

作品紹介・あらすじ

武将、剣豪、志士、女傑――歴史小説は幾多の日本人像を描いてきた。作家がつくる主人公たちは、我々日本人の自画像ともいえよう。源義経から織田信長、坂本龍馬まで、誰もが知る歴史人物を通して、浪漫あふれる「この国のかたち」を見つめ直す。
毎日新聞連載「ニッポンの肖像」が待望の書籍化。直木賞作家・葉室麟、初の史談エッセイ!

感想・レビュー・書評

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  • 当時の大名がキリシタンになったのは、西洋文明がもたらす富や武器の魅力もあったでしょう。キリスト教を受け入れないと、交易できなかった。貿易したいから入信する。一神教だから、寺や神社を焼き打ちにするまです大名もあった。しかし官兵衛はすごまではしてはいない 自分を含む共同体、コミュニティーを信じている。己や周囲を大切にするリアリズムを持った家康が出て、日本は平和と安定の時代を迎えることができた 西郷がそこまで踏み切れたのは、天皇が徳でおさめる国を実現する理想があったからです 日本国憲法の九条は昭和天皇守る交換条件としてGHQから出されたものです
    20220125
    吉川作品を読むと、日本人とは何かが、戦前からの声として伝わってくる。司馬さんはその次の世代として、日本人は戦後の世界をどう生きるか問い続けたのだと思います
    吉川武蔵は己の理想像でもあった。史実の武蔵も相当勉強して、五輪の書を書き、重要文化財になるほどの絵を描いた

  • 日本人の偉人に対する独断と偏見の羅列。
    定番の評価に終始していると言える。
    実は読み終わって2週間経ってからレビューを書こうと思ったのだが何にも覚えてない。
    漠然と上記の印象だけが浮かんだ。

  • 山田風太郎の太閤記を読みたいと思った。
    広く受け入れられている正史に表れない事実から考察するのが興味深い。

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著者プロフィール

1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。著書は他に『実朝の首』『橘花抄』『川あかり』『散り椿』『さわらびの譜』『風花帖』『峠しぐれ』『春雷』『蒼天見ゆ』『天翔ける』『青嵐の坂』など。2017年12月、惜しまれつつ逝去。

「2023年 『神剣 人斬り彦斎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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