パレイドリア・フェイス 水鏡推理

著者 :
  • 講談社
3.30
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本棚登録 : 106
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062201346

作品紹介・あらすじ

腐敗に塗れた霞が関、官僚支配にたった一人立ち向かう女子事務官。話題沸騰の下克上ミステリ第3弾、金箔豪華装丁の単行本版。

大地震の後、山中に出現した巨大な土の塊。人の顔そっくりの隆起は「人面塚」と名付けられ、マスコミが貧村に殺到する。その隣村では地球のN極S極が逆転する現象の新たな証拠が見つかる。立て続けに発見された地球の成り立ちの常識を変える二大現象に、文科省タスクフォースのヒラ事務官・水鏡瑞希が挑む。

最近の事件とも共鳴する、胸躍るミステリー。その膨大な知識と緻密な構成に脱帽。水鏡瑞希は、時代が求めるヒロインだ!―茂木健一郎(脳科学者)

松岡圭祐の物語構築力は驚くばかりだ。シリーズの通しテーマともいうべき文科省の伏魔殿ぶりも詳らかにされ、社会派作品としても読み応えのあるものになっている。―香山二三郎(コラムニスト・文芸評論家)

科学の不正を糺すため、真理の鉄槌をおろす女神。ここに降臨! 地震によって起こった土地の隆起が、人の顔に見えることから起こった騒動を解明していく、女性国家公務員。人々の善意と悪意が交錯し、官僚たちの思惑に踊らされる庶民を助けるため、たった一人で立ち向かう。実に痛快な物語である。―東えりか(書評家)

パレイドリア(Pareidolia)とは?
雲の形が顔に見えたり、壁のしみの形が動物や虫に見えたりと、不定形の対象物が違ったものに見える現象。一度その現象に陥ってしまうとその知覚からなかなか逃れられない。

(講談社文庫版も同日刊行です)

感想・レビュー・書評

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  • 地震で突然隆起した人面塚を巡るシリーズ第3弾。今作も瑞希以外の登場人物が全員変わっており、やっぱり物語に愛着を感じない。今回は廣瀬以外の登場人物のほとんどが私利私欲にまみれていて、人面塚が出来た過程もかなり無理があると言うか、その近くでN極とS極が入れ違う現象が起きていることとか、その伏線必要?と思ってしまう。地学の知識がある人は面白いかもしれないが、トリックがかなり難しい。ちなみに「パレイドリア」とは錯覚で、雲や地面が人の形に見えてしまうことを言うそう。それだけは勉強になったかも。

  • 官僚の思惑に振り回される現場を題材にした社会派小説と思ってたら、SFやったんか、いややっぱり社会派小説かとか、主人公と思ってたらサブが実は、みたいな、色々意外性があって楽しかった。最後はキャラ変わってる的なのも含めて、伏線回収の強引さは感じつつ一気に読めた。

  • シリーズ3作目だが、Qやαに比べて、いい人が少なくて、読んでて疲れる。瑞希ももうひとつ。イマイチだなあ、このシリーズ・・・

  • 表紙違う感じで続きなのか不安でした。
    でもすぐ世界に入り込めて。官僚にも廣瀬みたいな人いたらなぁ。
    水鏡も理解ある人のそばでこそ活きる能力だからこれからもどんどん危険な目にあいながら頑張って。

  • 好きなシリーズ!こんな役人いたら良いのにね~水鏡と山男。

  • 大地震の後、山中に出現した巨大な土の塊。人の顔そっくりの隆起は「人面塚」と名付けられ、マスコミが貧村に殺到する。その隣村では地球のN極S極が逆転する現象の新たな証拠が見つかる。立て続けに発見された地球の成り立ちの常識を変える二大現象に、文科省タスクフォースのヒラ事務官・水鏡瑞希が挑む。

  • 101-9-5

  • あ、これシリーズになったの?
    と思って検索してみたら、水鏡推理3なのか。
    え、2を読んでない!!!
    後先考えない部下は扱いにくいだろうけれど、その勢いが結局は役に立っている。
    毛嫌いしなくても個性ということでいいんじゃないか。

  • 栃木県北部の小さな村に突如出現した人面塚。その近接地で発見される地球の地磁気逆転の痕跡。過疎化、貧困に苦しむ林業の村。地主、村長、諸々の思惑に、研究者の欲が絡む。今回の瑞希の相方は、静岡大出身の総合職官僚・廣瀬。
    3.8

  • シリーズ三作目。今回のテーマ「地磁気反転」……うーん、あまり意味が分かりませんでした。噛み砕いてもらってもけっこう難しくて、あまりよく分かっていません。でも謎解きとしては楽しめたし、面白くないことはないので。ひとえに私の理解力不足……ちょっと悲しいっ。
    相変わらずの瑞希の暴走ぶりにははらはらしたり、わくわくしたり。そりゃあ自治体の抱える問題は切実ではあるのだろうけれど。だからといってこの捏造は頂けませんね。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2021年 『千里眼 ノン=クオリアの終焉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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