ブーちゃん

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 25
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062201360

作品紹介・あらすじ

藤城清治が「絵本木馬」に連載していたお話が絵本になりました。
捨て猫だったブーちゃんが拾われて、飼い主が変わったり、ほかの家に入り込んだり。波瀾万丈の人生が猫目線で描かれます。
モノクロの線画に、ほどよく着彩された、
「最初に出合った猫を描いた、ぼくの最初の猫の絵だから、ぼくの猫の原点となった絵といってもいいだろう」と語る、著者にとっても思いの深い作品です。

感想・レビュー・書評

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  • 60年前の作品なので、動物の扱いが雑な印象も受けるのですが、本当のお家を見つけられてよかったなと思いました。ブーちゃん可愛い

  • 藤城さんの影絵が好きなので、絵本も出されていると聞き図書館で借りてみた。影絵ではなくイラストの絵本だった。猫の行動が愛らしい素敵な絵本。

  • 藤城さんらしい優しさを感じられる絵本。あとがきによると、ご自身の終戦後間もない頃の体験を元にした作品とのこと。布団にもぐりこんでくるブーちゃんが可愛らしい。ところで、どうしてブーと名づけたのだろう。

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著者プロフィール

1924年東京に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業。12歳から油絵を始め、独立美術協会展、新制作派展に入選。名編集者の花森安治に認められ、雑誌「暮しの手帖」に影絵を連載。また影絵劇団・木馬座の上演、展覧会の開催など多彩な活動を続ける。1983年には本作『銀河鉄道の夜』(原作・宮沢賢治 講談社)で、BIB金のりんご賞を受賞。紫綬褒章、勲四等旭日小綬章など多数の受章、受賞歴がある。
著書に『セロ弾きのゴーシュ』『画本 風の又三郎』(ともに原作・宮沢賢治)、『ぶどう酒びんのふしぎな旅』(原作・アンデルセン 訳・町田仁)、『絵本マボロシの鳥』(原作、文・太田光)、『藤城清治の旅する影絵 日本』『ブーちゃん』『藤城清治 影絵の絵本 グリム』『藤城清治 影絵の絵本 アンデルセン』(以上すべて講談社)などがある。

「2022年 『新装版 銀河鉄道の夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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