ホームズ四世

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 87
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062201407

作品紹介・あらすじ

あの名探偵シャーロック・ホームズの曾孫は、新宿歌舞伎町のナンバーワン・ホストになっていた!? こんなホームズ、見たことない! 新堂冬樹しか書けない、掟破りのホームズ×ホスト×アドベンチャー!  
歌舞伎町のホストクラブ「ポアゾン」のナンバーワン・ホスト、木塚響の「太客」である加奈が失踪した。今こそ、曾祖父であるシャーロック・ホームズから受け継いだ、響の卓越した推理能力を発揮する時! その調査の途中で響は美女探偵・桐島檸檬と出会う。彼女はなんとホームズの盟友、ワトスンの曾孫だった!? しかも失踪事件の背後に潜む巨悪は、ホームズの宿敵というべき「あの男」の血を継ぐ者・・・!? 
現代のベイカー街と化した歌舞伎町を舞台に、とびきり異色なヤング・ホームズの大胆不敵な冒険が始まる!

感想・レビュー・書評

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  • こういうのをライトノベルと言うのかな?とにかく会話が多いので、読んでいて落ち着かなかった。謎解きも設定に無理があるのかあまり引き込まれなかった。

  • 改行と空行が多い。単行本の厚さほどには内容がない。
    ホームズとワトソン、モリアーティのひ孫。
    スミソニアン博物館のホープダイヤモンドを巡るホストと探偵、オカマ。ホストの客だった質屋の女社長が失踪。さらに殺人事件が発生。父親が監禁される。どうするホスト。
    日本に子孫が勢揃いすることを見てもお察し。エンターテインメントとしても薄い。挿絵の方が印象に残ったぐらい。

  • ホームズの曾孫の日本人が主人公なので時代は現代の日本。実家の探偵事務所を辞め歌舞伎町でホストをしているプレイボーイの青年が、太客である女性社長の失踪を調べ始める。その途中、ワトスンの子孫と名乗るアイドル並みの可愛い女性探偵と行動を共にする。

    偉大な曽祖父へのコンプレックスを抱えていたりする描写が多々あり、敵の組織がアレ(ネタバレ回避)でした。続きそうな結末。

  • 軽い感じが、良かった。

  • ホームズパスティージュ。テンポ良く読みやすいが、これで終わり?という感。短編でもいい内容かなと。

  • ※辛口注意(辛い)。

    古今東西のホームズ・パスティーシュを読むようになって早数年(浅)。

    ホームズ本人を主人公に据えた作品が多い中、本作の主人公はホームズの曾孫!しかも日本人ときました!!


    というわけで、読む前にハードル上げすぎた私も悪かったんです(前置き)。


    人嫌いなホームズの孫が、女の子大好きっていう設定が違和感なのか(ホストっていう設定は斬新でいいと思ってたのに、読んでるとコレジャナイ感がすごかった…汗)。

    ホームズとワトソンを男女にしたことで恋愛展開になることが見え見えな感じが違和感なのか(これは真新しくもないから、多分通り一遍な会話にイマイチ乗れなかっただけ)

    モリアーティがアレ()なのが違和感なのか(アレなのはBBCで既にやってる←)。

    上記は瑣末事に過ぎません。
    問題は、ホームズ役がホームズしてない(動詞)ことなんです。
    今作の主人公が「ホームズの孫」である必要が無いように感じてしまったのです。
    読者に提示される謎にも、あまりに魅力を感じないし。
    ホームズがホームズするまでもない謎、大物感のない黒幕達、取ってつけたような意外性を狙ったラスト。

    ホームズの名を借りた、あまり読み応えのないミステリー風エンタメ小説(ミステリーではない)でした。

    もう1度言いますが、ハードル上げすぎた私も悪いって分かってます、はい。ごめんなさい、新堂先生。

  • タイトル通り、シャーロック・ホームズの曾孫が活躍する探偵ミステリ。だけどホームズっぽさは皆無のイケメンホストって!(笑) ただしもちろん、推理の能力はきちんと備わっているので安心しました。ホームズ好きの人も幻滅はしない……かな?
    さらにあんな人やあんな人の子孫までが登場してきて、とにかく全体的にキャラクターが濃すぎます。テンポもよく楽しく読めて、ラストには二転三転の驚きも! ライトな読み口ですっきりする一冊でした。

  • なんか軸がずれてる。と読後思ってしまった

  • 出だしは「キャラが色物になっていないし、割と地に足が付いているな」と期待しながら読んでいた。が、途中から足元がふらつき始めて何だか行き先が見えなくなり、結局最後も着地を決めきれないまま流れてしまったような。終わってみればホームズの子孫という設定をあまり生かせていないようにも思え、なんとももったいない。

  • あの名探偵シャーロック・ホームズの曾孫は、新宿歌舞伎町のナンバーワン・ホストになっていた!? こんなホームズ、見たことない! 新堂冬樹しか書けない、掟破りのホームズ×ホスト×アドベンチャー!
    歌舞伎町のホストクラブ「ポアゾン」のナンバーワン・ホスト、木塚響の「太客」である加奈が失踪した。今こそ、曾祖父であるシャーロック・ホームズから受け継いだ、響の卓越した推理能力を発揮する時! その調査の途中で響は美女探偵・桐島檸檬と出会う。彼女はなんとホームズの盟友、ワトスンの曾孫だった!? しかも失踪事件の背後に潜む巨悪は、ホームズの宿敵というべき「あの男」の血を継ぐ者・・・!?
    現代のベイカー街と化した歌舞伎町を舞台に、とびきり異色なヤング・ホームズの大胆不敵な冒険が始まる!

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著者プロフィール

1998年作家デビュー。2003年『忘れ雪』が大ベストセラーとなる。『ある愛の詩』『あなたに逢えてよかった』と続く“純恋小説”という新ジャンルを打ち立て、話題となる。著書に『動物記』『ブルーバレンタイン』など多数。近年、『虹の橋から来た犬』がスマッシュヒットとなる。

「2023年 『なごり雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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