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Amazon.co.jp ・本 (234ページ) / ISBN・EAN: 9784062201513
作品紹介・あらすじ
海に浮かぶ街、ヴェネツィア。この地で友を亡くし、同じ悲しみを知る君と出会った。――時は明治。日本語講師としてイタリアに赴任した誠次郎は、下宿先の料理店で働く美青年・ルカとともに、迷宮都市で起きる様々な怪事件にかかわることになって――?
海に浮かぶ街、ヴェネツィア。
この地で友を亡くし、同じ悲しみを知る君と出会った。
時は明治。日本語講師としてイタリアに赴任した誠次郎は、下宿先の料理店で働く美青年・ルカとともに、迷宮都市で起きる様々な怪事件にかかわることになって――?
水上都市で起きる難事件を、二人は“智慧”と“情”で解き明かす。
マルコ・ポーロのように東方で財を成した大富豪が、見初めた花売り娘を探す「黄金の国」
ゴンドラに乗った仮面姿の怪人が、金貨をばら撒くという「水の都の怪人」
“カサノヴァ”とあだ名された男が、魚雷の設計図を盗んで消える「錬金術師の夢」
“ガリレオの望遠鏡”を逆さにのぞいたせいで失踪した米国人を探す「新地動説」
温かくて切ないミステリー
みんなの感想まとめ
海に浮かぶ街、ヴェネツィアを舞台にした連作ミステリーは、明治時代に日本語講師として赴任した青年が、亡き友を偲びながら数々の怪事件に挑む物語です。主人公は、地味でありながらも温かい人情を持ち、知恵を絞る...
感想・レビュー・書評
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海の街・ヴェネツィアを舞台とした連作ミステリ。
明治時代に、祖国を飛び出し、イタリアに日本語講師として赴任した青年が、街で起こる奇妙な事件の数々を解き明かしてゆく。
才気走ってはいない地味な男が、敢えて知恵を振り翳さずに、持ち前の気の好さと人情でもって謎を解きほぐす下りは、筆者従来の良き作風と言えよう。
異国の地で亡くした友人を偲ぶ彼の感傷が優しく、温かい友情が、沁み入る水のように心を浸すのが心地好い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ベネツィアをご堪能あれ。
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要素としてBLぽい話かと思ったけどBLではなかった(笑)
それはそれとして、題材と話運びはとても良く、それなりにお勧めです。 -
時は明治の頃、水の都ヴェネツィア。亡き旧友が没したこの地に日本語講師として赴任した主人公が、旧友を知る下宿先の青年と共にこの地で起きる怪事件にかかわる――
三木先生の作品は、青年が、もう一人の青年に心酔して慕う関係性を描かれる事が多い印象ですが、今作はちょっと変わってて、心酔先の相手が既に死没してるという状況。そこで残された、同じ痛みを持つ二人の青年の関係がどう進展していくのか…というワクワク感が良かったですね。 -
個々の事件は小さいものですが、ちょっと前の時代の雰囲気もあって楽しめました。
ただ個性的なキャラが多いのに、あまり人物の内面に踏み込んでいないので、もったいない印象。もう少しキャラのことも深く知りたかったです。 -
明治時代に日本語講師としてヴェネツィアに赴任した誠次郎が、さまざまな事件を体験する短編集。
ヴェネツィアの風景や人々の人情が美しくしんみりする話。ゴンドラに乗った仮面姿の怪人が金貨をばら撒くなんて想像するだけで楽しい。最初は頼りなさげだった誠次郎が成長していくのもよかった。前任者の清人について描写があまりないので、それほど皆に慕われるのがピンとこなくて、そこは残念。 -
ミステリというには軽いけど、すっと読めて、面白い。事件の謎を解くというよりも、登場人物たちの心をそっと覗いていくお話たち。
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一つ一つは三木先生っぽい話。
ラストの、持っていき方はずるいな。 -
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明治時代とか、軽い謎解きとか、好きだけど
清人をリスペクトしまくるルカとか必要かな?
物語に絡んで来るのかと思えばそうでもないし
中途半端なBL要素っぽさが、却って邪魔
物語としては、ない方がすっきりすると思う -
ヴェネツィアと日本。
明治時代に日本から日本語講師としてヴェネツィアにやってきた誠次郎は、下宿先の料理人ルカと共に事件の謎を解いていく。
三木さんの描く、このつかず離れずみたいな男子2人の関係と気持ちのいい読後感の話が大好きです。 -
面白かったです。
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明治のはじめ、遠いヴェネチアで日本語を教える日本人。
セイが不思議な物事を解き明かす。
日常系ミステリー。
町並みがとてもきれいです。 -
10/01/2016 読了。
図書館から。 -
日本の鎖国が解かれた時代のヴェネチアが舞台。頭に入ってこなかったのはこの設定のせいか。
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読み飛ばしてしまったのか、2話まで時代がよくわかんなかった。現代かな? 近代かな?って。現代でもそういう表現することあるから。
2話で近代かとわかったのはいいのだけれど、清人を「清の人」としばしば読んでしまい、そうよね極東だもんね、ヴェネツィアの人にはごっちゃになるかもね、なんて解釈してとんだ斜め上の読み方をしておりました。なにやってんだろ。
セリフでは人々は生きているんだけれど、地の文が音のしない無機質で突き放した冷静さを常に保ち、独特の雰囲気を作り上げているのは作家さんの多分特徴で、
読んでる方も常に客観的に誰かに入れこむことなく、世界の上からながめることができて。
それはまた、感情の自由度を高めることにもつながって。
作者に押し付けられることのない、自分自身の感じる意思を持つことができて。
で、まあ、淡々と終わっちゃうのかなあ。1冊が続編のための伏線とかだったら少々アレかなあ……と油断させておいて
僕はね、エピローグでやられましたよ。ああもう!
(´;ω;`)ブワッってこのためにあるんだってもんですよ。ちょっとクヤシイ。
おかげでそっとページを閉じることができたんで嬉しいんですけれど、ああやっぱり1冊通してちゃんとお話になってたんだなあってそういうのも。
日本・フランス・イタリアときて……次はどこかな? 次作も楽しみです。
著者プロフィール
三木笙子の作品
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