涙倉の夢

  • 講談社
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本棚登録 : 56
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062201605

作品紹介・あらすじ

中学に入ったばかりの亜美。それまでの友達とも離れてしまい、たいくつな夏休みを過ごしていた。田舎のおばあちゃんの家に遊びに行くと、そこには古い倉があった。亜美の母親が買った倉だ。
 その古い倉におばあちゃんと入ると、亜美は、何十年前の世界に迷い込んでしまった。しかも、その世界では、動物の顔をした人たちが、人間にまざって暮らしているのだ……!?

感想・レビュー・書評

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  • 中学生の亜美の母は、家族に理由も説明しないまま温泉宿だった実家の倉の一つを買い取った。夏休みに祖母の家に泊まりに行った亜美は、母から送られてきた荷物の中にその倉の鍵を見つけた。母は彼女に、祖母と一緒にその倉を見てくるように依頼する。彼女はそこで、山と里のものたちのやりとりの秘密を垣間見てしまう……。

    自然に対する畏怖の念を、著者らしい軽い語り口で解くファンタジー。
    ところどころにちりばめられた、ユーモアとナンセンスにくすっと笑える。

    主人公の年齢から、中学生向きとされているが、内容は小学生。ボリュームがあるから高学年で十分です。

  • 山のものと里のもの。
    里で生きられない命と山の命を交換する。
    不思議なお話。
    人でないものが人として生きるとゆーのはどんなもんかな
    慣れるか、忘れないと苦しいだろーなーっと思う。
    一番印象的だったのは山の気の怖い風のこと。

  • 柏葉幸子さんの児童ファンタジーは大人になった今でも好き。タイムトラベルファンタジー。

  •  亜美(中1)の母が、おばあちゃんの実家の倉を買う。三の倉に入った亜美は、不思議な体験をする。
     増田、ハ巻と地名が出てきたけれど、実在の場所?架空の?

  • 中学生になって友だちができず“とんがったさん”のままの亜美

    夏休みを祖母のところですごすことになり、母が買った実家の三の倉=涙倉で迷いこんだのは何十年も前の世界だった

    猿の顔の女の子やねずみのおばあさんがいる不思議な世界で、亜美は里の人間と山のものたちがいまより仲良くくらしていたのを知る

    「里で一人はつらかろう。人になってしまったら弱いぞ。一人では生きていけん。だれかにたよらなな。たよっていいんだぞ。」

    あちらの世界とこちらの世界を行き来する少女というモチーフで展開する柏葉幸子のファンタジー最新刊

  • 和風ファンタジーは、好きだなぁ
    挿絵が駒子さんのようだったら、もっといいんだけどなぁ
    最近の児童書だから、しょうがないかな

  •  母親が、こだわっていた蔵を買ったという。おばあちゃんの実家が昔営んでいた「さがえ」という旅館が所有していたものだ。

     亜美はおばあちゃんが住む町にあるその蔵で、不思議な場面に遭遇した。それは何十年か前の暮しをしている「さがえ」の姿だった。
     そしてその中の数人の顔が、亜美には動物に見えたのだ。

  • 2017/9/13(火曜日)

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著者プロフィール

1953年、岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクル・ファミリー』(講談社)で第45回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で第54回産経児童出版文化賞大賞を受賞。『つづきの図書館』(講談社)で第59回小学館児童出版文化賞を受賞。『岬のマヨイガ』(講談社)で第54回野間児童文芸賞受賞。ほかの著書に、『ぼくと母さんのキャラバン』(講談社)、「竜が呼んだ娘」シリーズ(朝日学生新聞社)など。

「2021年 『岬のマヨイガ 映画ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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