エウレカの確率 経済学捜査員VS.談合捜査

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 69
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062201889

作品紹介・あらすじ

奥西建設の会社員・飯田功の死体が、自宅マンション近くの崖下から発見された。現場に遺書が残されていたことから警察は自殺と判断、捜査を終える。働き盛りの男が、幼子を残して突然自殺するはずがない――。経済学の理論で事件を解決してきた異色の捜査員・伏見真守は疑問を覚え、人事交流で来日していた中国公安部のエリート捜査官・王花琳とともに再調査に乗り出す。
捜査の中で浮上する談合疑惑、建築偽装、裏金問題。建築業界の黒い裏側を目の当りにしつつ、伏見が見つけた真実とは?

犯人の勝ち逃げは100%許さない!
新感覚経済学ミステリ第3弾!!

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすかった。タイトルにあるような対決構造はあまり感じられなかったけれど。

  • 表紙のlog、∫、f(x)、、、昔習ったのに、忘れてしまっている事に気が付き、どんなふうに経済学と、犯罪学を結び付けているのか?・・・と、興味を持った。

    1、2、も読んでは、ないのだが、、、

    談合、裏金、建築偽装、、、、を暴くことが出来るか、、、、

    主人公の警視庁捜査員 伏見 真守が、主人公で、中国公安部のエリート捜査官の王花琳と調査へ。
    奥西建設の会社員の自殺を不審死と、再捜査ヘと、、、建設業界の裏側をどのように、暴くのか?
    自殺者の家族は、「アンカリング効果」は、意思表示の可能性を、最初の自殺という判断に委ねてしまって、無意識に現状とは反対に作用してしまうと、、、

    働き盛りで、子供も居るのに、どうして突然自殺をしなくてはいけないのか、、、、という判断を、覆すには、、、、

    議員の所で、「カリカチュア・ヒューリスティクス」という言葉が、出て来る。
    初めて聞く言葉であるのだが、、、ステレオタイプに飛びついてしまう人間心理と、、、教唆扇動、、、

    2020年のオリンピックをひかえて、その後は、ゼネコンは尻すぼみになって行くと予測を、大手は、海外への新興国に拠点を広げようとしている。と、、、

    ゲーム理論の「コモンズの悲劇」・・・強者だけが生き残る構図。

    最後の伝染するのは、恐怖だけでなく、勇気も伝染s流という事に、いい終わり方だな~と、思った。

    もっと、ゲーム理論の事を書いて欲しいと、思ったのは、贅沢かな?

  • 02/25/2017 読了。

    図書館から。

  • 「プロファイリング」とは異をなす、
    「行動経済学」を犯罪捜査に取り込んだ、
    新しぃ着想の頭脳派ライトミステリーの、
    シリーズ3作目です。

    1作目では、作者さんが、まだ、
    「行動経済学」といぅ目新しい武器(素材)を、
    使いこなし切れてなかった点が、残念でしたが、
    2作目では、その辺りもうまくこなれてきて、
    作品の目指した醍醐味が出ていたと思います。

    そんな感じで期待しての、3作目でしたが…、
    いぃ感じでまとまっていて、面白かったです。

    特に、前作までは、
    「行動経済学」を、無理くり組み込んだり、
    それを正当化するために説明過多になったり、
    そのために、多少難解になったりもしましたが、
    本作品では、要所々々で差し込んでくる感じで、
    あまり前面に出過ぎていなぃ点がよかったです。

    また、前作までは、
    キャラ立ちが弱ぃ、といぅ一面もありましたが、
    その辺りは、マイルドに落ち着いてきた感じで、
    それはそれでいぃのかな~?、といぅ雰囲気…。

    総じて、
    前作よりも、さらによくなっていたと思います。
    あとは、「行動経済学」のネタ切れだけですね?
    次回作も、期待しまそぅ!

  • 発売日をチェックしてまでも読みたかったシリーズ3作目。

    考え方は難しいのですが、芯は「その行動で利益を得るか否か」
    とシンプルなものだと解釈して読めば難しい!と
    思わずに楽しめる。
    文中にもそれらしき表記が目立つので、3作目は特に
    読者にやさしく語られているのかなと思いました。

    犯罪捜査以外にも、行動経済学を知っていると
    普段と違う冷静な判断・分析ができるのではないかと
    思い、難しい内容だとわかっていても
    うっかりその世界の書籍に手を出してみようかと
    思わせる物語です。

    今後何作でも読み続けていきたいシリーズです。

  • 面白かった
    エウレカシリーズの3作目、最初にあとがき(謝辞)から読み始めたら意味深なことが書かれていて何事かと思ったが、読んでいって合点がいった
    このシリーズをみていない人にもおススメできるが、シリーズを通してみているからニヤッと出来る場面があってよかった
    あと、ヒーローものが好きな人にははまるんじゃないかなぁと思った、というのも私がそういったものを好きだからなのだが

    この作品を読み終わってモノの見方が変わった、TPPは大丈夫なのかって思った

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著者プロフィール

1985年神奈川県生まれ。25歳のときに書いた『グレイメン』で2011年に国際的小説アワードの「ゴールデン・エレファント賞」第2回大賞を受賞。’12年に同作品が日米韓で刊行となり、26歳で作家デビューを果たす。『エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守』は、経済学を絡めた斬新な警察小説として人気を博した。また’18年に『60(ロクジユウ) 誤判対策室』がドラマ化され、本書はそれに続く作品。その他の著書に『小鳥冬馬の心像』『法廷外弁護士・相楽圭 はじまりはモヒートで』『ため息に溺れる』『キリングクラブ』『第三者隠蔽機関』『本と踊れば恋をする』『この色を閉じ込める』『断罪 悪は夏の底に』『いたずらにモテる刑事の捜査報告書』など。現在は医療系企業に勤めながら、執筆活動に励む。

「2021年 『20 誤判対策室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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