プライベートバンカー カネ守りと新富裕層

著者 :
  • 講談社
3.46
  • (18)
  • (63)
  • (67)
  • (19)
  • (1)
本棚登録 : 471
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062201995

作品紹介・あらすじ

大金持ちをタックスヘイブンの国に誘う「カネの傭兵」。それがプライベートバンカーだ。
野村證券のトップセールスマンからプライベートバンカーに転じた主人公が見たのは、本物の大金持ちの世界だった。
シンガポールに移住し、ただ時間が過ぎるのを待つ元大手メーカー会長、若くして300億円を手にしたIT業界の寵児、伝説の相場師、そして脱税を見逃すまいと潜伏する国税庁の美人調査官。
やがて、バンカーの周囲では、カネを巡る詐欺と殺人未遂事件まで発生する。
バンカーが実名で明かす衝撃のノンフィクション!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • レビュー書いてなかったか。
    シンガポールのニューリッチとそれを取り巻くプライベートバンカーの悲哀。
    当時より税逃れの国外居住期間は5年から10年に変わっている。野村の客は野村から奪えが印象的。実際の巨額脱税事件を元にしているが小説として面白すぎる。清武さんの本は一気読みしてしまう。

  • ★ドロドロ感に何かが足りない★小説だと思って読んでいたら、ノンフィクションだと分かりびっくり。怪しげな人をここまでよく持ち上げられるなあ、と。週刊誌の連載をもとにしているためか、それぞれのエピソードはそれなりに面白くても全体を通して読むと散漫で底が浅い印象を受ける。それにシンガポールのプライベートバンカーと若い富裕層のストーリーとしては、何となくイメージのつく話が多かった。もう少し著者に期待していたのだが。

  • 出演者の大半が実名でネット業界の有名な人もいるため、その部分は非常に興味深いが、淡々と事実と調査内容が(ほぼ)時系列で並んでいくため、話に入り込むというような感じではない。
    主人公がだんだん分からなくなってくるので、小説として読むのではなくドキュメンタリーとして読むのがいいだろう。
    とにかく一般社会人では預かり知らない世界の出来事のようにも感じるが、確かに富裕層の世界というのはあり、見えないところで激しく動いている。
    2018年10月20日に発売される完結版も読んでみようと思う。

    ちなみに、一応の主人公である杉山氏が書いた「プライベートバンカー 驚異の資産運用砲」は海外の富裕層向け資産運用に興味がある人は読んだらいいと思うが、読みやすいかどうかは分からない。

  • この世にはごく少数の大金持ちがいて、その資産を守るために税金が安い国に住む人をサポートする金融屋さんの話。。。全く私とは関係のない世界だけど、そのエゲツなさは充分面白かったし、金持ちになってもあまり幸せになっていないなぁ。というのが正直な感想。
    まぁ、一生関係のない話だけど(笑)

  • 相変わらずの取材力と構成力。この本のページをめくることで一人のバンカーとなれ、億万長者とれ、そしてそれを取材する作者自身となれる。それにしてもこの世には桁違いのお金持ちがいるものだ。。。

  • 【感想】
    「プライベートバンカー 驚異の資産運用砲」著者が主人公になったノンフィクション小説。

    プライベートバンカーとは・・・
    個人の富裕層をメイン顧客とし、その顧客にとって最も適した資産管理・資産保全・資産運用方法(ソリューション)を提案し、顧客が独力では得られない資産防衛と運用のためのインフラや環境を手にしてもらう。
    日本の投資銀行のように手数料で稼ぐのではなく、主要な収入源は、顧客から預かった資金の残高に対する年間管理費用である。
    (アカウント・マネジメント・フィー)

    富裕層には、こんな素敵な「執事」が就くのか!!と羨望の気持ちで眺めつつ、
    自分のような庶民にはこのような「執事」は就かないのかと落胆しつつ・・・

    上記の著書は読んでいて面白かったが、この本は小説としてはイマイチな出来だった。
    「ハゲタカ」シリーズの方が読んでいてドラマチックだったな。比べるのは失礼だが・・・

    「資産運用砲」を読んでいて思ったが、まずは自分の資産を2000万くらいに上げないと、資産運用だけでは食っていけないね。
    頑張って資産を形成しましょうか。


    【引用】
    p14
    これは資産家全般に言えることだが、資産が一生の生活をまかなうところを超えて使いきれないほど抱えると、多くの人たちがそれを目減りさせずに跡継ぎに残す事を考える。
    その点、シンガポールは絶好の地だった。

    第一に、日本以上に治安が良く、時差も1時間しかない上、移住者の好む近代的な街並みを備えていた。
    第二に、天然資源がなく有力な企業も少ないため、政府が外国人富裕層や外国企業を積極的に受け入れる政策を採っている。
    第三に、富裕層誘致のため相続税や贈与税などを廃止したオフショア、つまり課税優遇地である。
    地方税なキャピタルゲイン課税もなく、所得税率と20%と日本の半分以下だった。

    そして第四に…多分これが彼ら資産家によって一番重要なのだが、日本の税法には抜け道があって、そこを巧く突けば相続税を払わずに資産を継承できる。
    現地では、「相続後には晴れて日本に戻れる」と言われていた。


    p28
    彼らが使う「オフショア」とは実に曖昧で便利な言葉だ。
    本来オフショアとは陸から海へと吹く陸風のことである。
    カネにからむ話をする時には、「海へと吹く」というよりも、あるいは海の向こうへと逃れていく陸風、つまり課税の重い国から税のない外国に吹く「カネの陸風」である。

  • 文化放送
    「村上信五くんと経済クン」
    ゲスト 杉山智一さん
    (2018年12月22日放送)

  • お金がありすぎるというのも大変だ.税金逃れも自由な生活を捨ててまでするのは意味がないと思った.フィリピンの事情や凄腕バンカーたちの暗躍,知らない世界だったので非常に興味深かった.

  • ノンフィクションだし、華やかでなく地味な内容なのはリアルさをかもしだしてます。
    野村マン輝いてるなあ。今でもブラックさで名を馳せてますけど。

  • まあまあかなあ、後半の失速感、シンガポールって魅力ないなあ、やはり、ヨーロッパに勝るものなし

全55件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

清武英利(きよたけ・ひでとし)
1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、75年に読売新聞社入社。青森支局を振り出しに、社会部記者として、警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より読売巨人軍球団代表兼編成本部長。11年11月、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任され、係争に。現在はノンフィクション作家として活動。著書『しんがり 山一證券 最後の12人』(講談社+α文庫)で2014年度講談社ノンフィクション賞受賞。近著に『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』(講談社)、主な著書に『プライベートバンカー カネ守りと新富裕層』(講談社)、『奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢』(講談社+α文庫)など

「2017年 『空あかり 山一證券“しんがり”百人の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

プライベートバンカー カネ守りと新富裕層のその他の作品

清武英利の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
池井戸 潤
池井戸 潤
伊賀 泰代
高野 和明
リンダ グラット...
ベン・ホロウィッ...
村田 沙耶香
恩田 陸
中村 文則
國重 惇史
村上 世彰
有効な右矢印 無効な右矢印

プライベートバンカー カネ守りと新富裕層を本棚に登録しているひと

ツイートする