朝からスキャンダル

著者 :
  • 講談社
3.09
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本棚登録 : 102
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062202008

作品紹介・あらすじ

ブラキャミ出勤の是非を問い、中年感が溢れるフジテレビを応援し、女性の個食スポットが気になり、ジェームズ・ボンドと寅さんの共通点を発見し、無個性になれる人間ドックでリフレッシュ。

一億総活躍って出産のこと? ラグビーブームは銃後願望の表れ? 最近の不倫は地味こそ非日常? 世間を賑わすスキャンダルから、男が、女が、人生が見えてくる。『負け犬の遠吠え』から13年経ってもユーモアと毒と優しさは絶好調、アラフィフ代表が贈る大人気エッセイ!

感想・レビュー・書評

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  • 週刊現代連載エッセイの11冊目。
    題名を並べてみて気づくことがあります。

    『その人、独身?』『駆け込み、セーフ?』『いつから、中年?』『女も、不況?』『こんなの、はじめて?』『昔は、良かった?』『もう、忘れたの?』『そんなに、変わった?』『泣いたの、バレた?』『気づくのが遅すぎて、』『朝からスキャンダル』
    そうです!9冊目までは「、」「?」がついていたのに、前作で「?」がとれ、今回「、」も外されてしまったのです!
    かわいそうに、リストラされた「、」と「?」…。

    ではなくてー。
    私は推測してみました。
    おそらく最初の9冊では「一目で週刊現代のエッセイであること」が必要だったのでは?学校の制服のように。
    しばしば週刊現代を読む人が「おっ。エッセイの単行本がでたね」と気づくことができるように。

    でもこの10年ちょっとで、酒井順子さんという人が有名エッセイストとして不動の地位を得たということで、「一見週刊現代と関係なくても、いけるのでは」ということで、前回「?」をとってみた。
    そしてなんの影響もなかった!
    だから今回は「、」もとった!たぶんノープロブレム。
    私のような酒井順子ファンは、彼女のエッセイを待っているわけですから!

    あるいは単純に「もういいや、面倒くさいし」なのかも…
    今回のように『朝からスキャンダル』と書かれて、この一年のワイドショーネタが走馬灯のように頭の中を走りめぐったのは、私だけではないでしょう。
    図書館に予約してから毎日「まだかまだか」と待っていました。(買わなくてごめんなさい)

    『負け犬の遠吠え』が講談社からでてヒット、それからずっと書き続けている酒井順子さん、この本の連載中に50歳になられました。
    この11冊を最初からすべて読んだら、日本のその時々の様子がわかると同時に、酒井順子さんの心の変化などもわかるのでしょう。
    いつか、読んでみたいです。

    さて個人的には、「週刊現代の罪」というのが、最近読んだ家田荘子さんの『昼、介護職。夜、デリヘル嬢。』と共通する部分がありまして、「やはり、真実だったんだ」と確信することとなりました。

  • やっぱり酒井順子のエッセーは読みやすい。
    林真理子や群ようこ、三浦しをんとかも
    面白いんだけど
    酒井順子だけちょっと別格な感じがする。
    何でだろう?

    理知的な展開だからだろうか?
    結論というか、締めがきいているのだ。
    思わずうまいと唸るような。
    それだろうか。
    多分上野千鶴子なんかだと
    もっと切れ味するどいんだろうなあ。
    あんまりキレすぎるのもエッセーとしては
    つかれるだろうけど。
    酒井順子のキレ具合が相性良いのかも
    --------------------
    P15
    「この女性と初めてする、という時に、
    最も『関門を抜けた』感を得られるのは、
    パンツを脱がせる時でも、
    挿入する時でもなく、
    ブラジャーのホックを外す時なんだよ」
    ブラジャーのホックを外すという行為は、
    プレゼントにかかっているリボンを
    解(ほど)くようなものらしい

    P15
    男女の関係において
    相手に乳首を見せれば
    ほぼ「した」も同然

    P9
    「ぼく」にオスとしての
    意識が芽生え始めると
    彼は「俺」になるのでした
    -----------------
    たかが「ブラ」とか「俺」とか
    に対する考察なのだが
    執拗で、でもその指摘が的を得てるようで
    感心するのだ。
    「そこ?」ってツッコみたくなるし。
    陽の当たらない人にフォーカスする小説や
    中島みゆきの「地上の星」のように
    隠れている宝や磨いてない原石を
    取り上げる感動があるのかも

    こういうのが本を読む醍醐味なんだと
    改めて思わされる

  • 久しぶりの酒井順子。林真理子同様、安定感があるというか、まぁそう変わりばえのない感じ。もうここまでくると、この安定感がいいわけで。穏やかな気分でザアアアッと読む真夏の冷えた電車の中。職場についたら隣の席のコが「婦人公論に酒井順子が10年間同居している人がいるって対談で言ってるんですよ」「どう思います?」と怒っていた。まあ、なんて奇遇、私いま酒井順子のエッセイ読んでるところなんだけど…。(なぜか会社のコの怒気を含んだ言葉にあおられて)そんなことエッセイには微塵も出てこないね。なんか裏切られた気分ね! なんて話し。酒井順子がよく使うフレーズであるところの“カミングアウト”したのならば、これからのエッセイには、そのテの同居生活などが話題に載ってくるのでしょうか?そうだとしてももう安定感には変わりない気がするのですが…(笑)

  • このシリーズもかなり長期間続いていますねぇ…僕は週刊現代は読んでいないのですけれども、こうして単行本にまとまるたび、図書館で借りて読んでいます…なので、著者には印税が入らないんですけれども…(!)

    ヽ(・ω・)/ズコー

    2015年~2016年の夏あたりまでのスキャンダルを特集した本書でしたねぇ…ああ、そんなこともあったねぇ…とスキャンダルっちゅーのはやっぱり「鮮度」が大事なんだなぁ…ということを改めて気づかされましたね!

    ほんの一年前の出来事なのにやたら遠い過去の出来事に思える…それがスキャンダルの特徴なのでせう…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 大学生のときから雑誌にエッセイを書き始め、雑誌も対象年齢があるため、世代を順に渡り歩き…というようなくだりがおもしろかったです。TVを観ていたら瀬戸内寂聴さんは通販生活から原稿依頼が来ていました。最高齢の作家の雑誌エッセイは通販生活なのでしょうか。

  • 性別は違いますが同年代。楽しく読ませてもらいました。

  • 友人が酒井さんの事が好きで、
    彼女からよく話を聞くので
    なんだか友人の知り合いって感じがしてた。

    が、初読みです。

    友人から聞く通りの雰囲気だった。

    が、
    同年代の彼女を名前しか知らなかったのは。。。と
    思うと私が
    彼女の書いてきた雑誌をことごとく読んでなかったからと
    思われる。

    今時の分け方だと
    赤文字系の雑誌イメージの酒井さんだけど
    私は、なんだろ、多分黒文字ってやつか?
    私が読んでた雑誌は今はほとんど廃刊だからねぇ。

    ま、笑えるところと
    ふーんと思うところとあったけど
    不倫と光源氏以外はまぁまぁかな。
    私は嫌いなんだ、エロばっかで変態の光源氏が。
    という話はおいといて
    去年の出来事を振り返りつつ読了。

    書いてる雑誌が「週刊現代」だからでしょうか
    少々男性に媚びてる感じが見受けられるのも
    大人の仕事ってことかな。

    他のを読んでないからわかんないや。

    綺麗な装丁です。

  • クスっと笑ってしまうフレーズいっぱい。
    人間ドッグで婦人科系の診てもらった時の"開脚につぐ開脚”
    もう肉の塊としか見てないだろう。とか
    驚きだったのはSMAP解散の話しに触れ、昔でいう”ダークダックス”と同じ年代というが衝撃だった。
    すごいおじさんと思っていたけど、40代だったんだ。
    波平が54歳でフネは少し年下らしいってことは…53か52といったところか。
    サザエさんの23歳よりこっちのほうが驚きだったわ。

  • 酒井さんのエッセイは読みやすくて好き。
    読んでてなんだか安心する。
    突拍子も無いこと書いてないのがいい。

  • こういう本とは知らずに読みました。
    まぁ、たまにはいいかも知れません・・・

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。高校在学中から雑誌にコラムを発表。立教大学社会学部観光学科卒業後、広告会社勤務を経て執筆専業となる。2004年『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。『男尊女子』『子の無い人生』『女子と鉄道』『源氏姉妹』『枕草子REMIX』『an・anの嘘』『オリーブの罠』など、現代世相の分析から古典エッセイまで著書多数。

「2018年 『百年の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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