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- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062202152
作品紹介・あらすじ
2兆円の発明も、一晩でゼロになる。
研究者の日々野は、成功すれば世界初となる、人工蜘蛛糸の量産化の研究に邁進していた。しかしある日、ベンチャー企業が量産化に成功したのニュースが飛び込んでくる。企業のトップは、大学時代の友人の片桐だった。片桐は在学中、大学イントラネットへのサイバーアタックにより、貴重な研究データを消失させた過去をもっていた。
ときを同じくして、新聞記者の広瀬は大手通販サイトを利用しようとするもアクセスできず、調べを進めるうちにハッカーに攻撃されているであろうことがわかる。
ハッキング対策にかかる費用は膨大だ。研究データを守るため国に費用を出させるためには、同様の被害が出ないようにするため、企業にすぐさまハッキングの事実を公表させるためには、有効な手はあるのだろうか。
乱歩賞作家が長期の取材に基づき書き下ろす、会心の社会派ミステリー。
感想・レビュー・書評
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日々野は大学で、世界でまだ誰も成功したことのない人口蜘蛛糸の量産化の研究に取り組んでいた。ある日、ベンチャー企業が実用化に成功したとのニュースが入り、調べてみると代表者は学生時代の友人・片桐だった。一方、新聞記者の広瀬はサイバー攻撃をしかけるハッカー集団の事件を追う。その取材先であった相手は・・・
生物模倣分野というのは面白いと思ったが、IT関連/ハッカーの話とのリンクは必要性をあまり感じなかった。もっとどちらかに重点を置いた方がよかったような。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
170516図
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