嘘ですけど、なにか?

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 136
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062202169

作品紹介・あらすじ

やっと出会えたはずの高級官僚の男は、新幹線爆破テロの発生直後から様子がおかしくなる。怪しんだ彼女が警察に通報すると、待っていたのは自分自身の逮捕だった。「君の言うことは、もう誰も信じない」木内一裕10作目は、完全エンターテインメント大作!

感想・レビュー・書評

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  • 嘘をつく方が悪いのか、嘘をつかれる方が悪いのか?
    人はみんな大なり小なり嘘をつく。
    子供が咄嗟につく嘘は可愛いものが多いけれど、大人がつく嘘は果たして…?

    主人公の女性・亜希は平然と嘘をつく。
    けれどそれは自分の利益のためや相手を傷つけるためのものではなく、相手を束の間ハッピーにするもの…物は言いようである。
    とにかく事をスムーズに進めるため次から次へと嘘をつく頭の回転の速い女性だ。
    こんな女性を敵に回すと部が悪いのに、そうとは気付かずまんまと丸め込まれてしまう間抜けな男達。
    亜希がタイトルのセリフを言いながらほくそ笑んでいる姿が目に浮かぶ。

    どんなトラブルも機転を利かせてサクッと回避する彼女といい話の展開といい、最後まで爽快感漂うスカッとする物語だった。

  • 追いつ追われつ。次の展開にワクワク。

  • どんな犯罪小説も木内一裕が書くと暗いものではなく、こうしたコメディータッチに仕上がってしまう。
    内容だけをみると、書き方によればどんよりとした暗い読後感に包まれるだろう本書も、爽やかで強い主人公の亜希のキャラと、ところどころでジャブのように与えてくるギャグが犯罪小説ではなく、ドタバタコメディーを読み終えたような、それでいて充実した読後感をもたらしてくれる。
    それだけでなく、文章も上手く、まるで映画のように流れる映像と、ジェットコースターに乗っているかように一気にラストまで連れて行ってくれる筆力はさすが。

  • 最高におもしろかった!!!!
    水嶋亜希、32歳独身、文芸編集者。
    ひょんなことから罪を被せられそして逮捕され…。
    と、本当ならもっとハラハラしたり悔しい気持ち、やるせなさを読み手のこちらとしても感じるはずなのに、いやはや、痛快!
    読みながら何度笑わせてもらったことか。
    水嶋亜希って人は最高すぎる!陥れようとしても陥れられるようなタマじゃない!
    取調室でのやり取りもおもしろかった。
    またどこかで再会したいと思わせてくれる、そんな主人公だった。シリーズ化したらおもしろそうだけど、毎度毎度事件に巻き込まれるのも変だし難しいかなぁ。

  • なんと、木内さん!be-bop high school の人だったんだ。
    爽快なヒロインが一気に駆け抜ける感じかとっても面白かった!でも、事件に関しては水嶋亜希さん嘘ついてない(笑)

  • 文芸編集部員の亜希が出会ったのは、スマートなエリート官僚待田。
    二人が出会ったことで、ある事件が大きく動き始めた。

    待田がもっと格好良いと思って読み始めましたが、早々に裏切られ、その後の怒涛の展開には、先が気になり、一気に読ませてもらいました。
    こんな警察関係者は嫌だな~(笑)

    はじめましての作家さん。
    らしい作品とのこと。また機会があったら、別の作品も手に取りたいと思います。

  •  息をするようにいけしゃあしゃあと嘘をつく女がヒロイン。
     彼女がイケメンと出会うところから物語が始まる。

     ヒロインが、けなげじゃなくてしたたかっていうか小狡い時点でお察しの通り、登場人物のうち、一筋縄で通る人がいない。たいていの人物に悪いところと格好いいところがある。とある事件が起きてドタバタするんだけれども、まったくどこに行くかわからない。どうなるんだこれは。
     面白かった。

  • 【ネタバレ】相変わらずリーダビリティに優れた極上エンタメミステリです。ただ、大団円の結末には若干のできすぎ感もありました。

  • 木内さんらしい小説です。何より表紙にやられました。ほんとにお上手です。

  • 事件の構造は前半の内に判明してしまい、そこからはやるかやられるかのジェットコースターサスペンス。頁を繰る手が止まらず一気読み。
    特に何か超人的な特殊能力がある訳じゃないけど口が立って、でまかせ交えながらもポンポン言いたい事言っちゃう二枚舌主人公水嶋亜希は確かに痛快!読んでスカッとした。こういうヒロイン好き。最後のマンションのシーンは想像しながら読むと笑えますw
    しかし表紙が亜希ならそれより褒めそやされる被害者はどんだけ美人なの。てかこれが写真じゃなくてイラストってのがまた凄い…。

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著者プロフィール

1960年、福岡生まれ。2004年、『藁の楯』(2013年映画化)でデビュー。他著に『水の中の犬』『アウト&アウト』『キッド』『デッドボール』『神様の贈り物』『喧嘩猿』『バードドッグ』『不愉快犯』『嘘ですけど、なにか?』がある。

「2018年 『ドッグレース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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