QJKJQ

著者 : 佐藤究
  • 講談社 (2016年8月9日発売)
3.13
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  • (33)
  • (8)
  • 本棚登録 :495
  • レビュー :80
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062202190

作品紹介

市野亜李亜(いちのありあ)は十七歳の女子高生。猟奇殺人鬼の一家で育ち、彼女自身もスタッグナイフで人を刺し殺す。猟奇殺人の秘密を共有しながら一家はひっそりと暮らしていたが、ある日、亜李亜は部屋で惨殺された兄を発見する。その直後、母の姿も消える。亜李亜は残った父に疑いの目を向けるが、一家には更なる秘密があった。

「平成のドグラ・マグラ」
「ものすごい衝撃を受けた」
選考委員たちにそう言わしめた、第62回江戸川乱歩賞受賞作。

QJKJQの感想・レビュー・書評

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  • 市野亜李亜(いちのありあ)は十七歳の女子高生。
    猟奇殺人鬼一家に育ち、スタッグナイフで人を刺し殺す。
    一家は秘密を共有しながらひっそりと暮らしていたが、ある日、兄の惨殺死体を発見。直後に母も姿を消し、亜李亜は父と取り残される。
    何が起こったのか探るうちに、亜李亜は自身の周りに違和感を覚え始め―。

    と、ここまでで、オモシロそう~!と思い早速予約w
    本を開いて、猟奇殺人鬼一家それぞれの名前に萌えるww
    ところがどっこい、内容は期待したものとは違う方向へ・・・(何を期待してたんだか?ww)

    それでも、おお、こんな展開かい!と別の期待をしつつ読み続けるも、どうも雲行きが怪しい・・・あー、なんか先がわかるわー・・・みたいな?w

    ふーむ、第62回江戸川乱歩賞受賞作なわけね(知らずに読む奴)、乱歩賞ならアリなのかも、的な?ww

  • 暗殺一家のスプラッタもの。ではなかった。
    兄の惨殺と母の失踪。犯人は父なのか?はたまた…

    結局のところ、猟奇的だろうと、グロかろうと、ミステリであろうとも、『少女(少年)の成長』という物語は、絶対的に面白い。それに、今作の異常な設定が付随されると、極上の作品である。ただし、ミステリの部分はよくできているが、文芸ばたけの作品だと認識した方がいい。

    松本人志作品ビジュアルバムの「システムキッチン」を思い出した。社会に組み込まれた人々は、気付かない。安心した生活が当たり前だと思っているのだ。

    思い込みとは危険である。想像を超えた先に待っていた恐怖。鳥肌が立った。

    生活が壊れる。こんな恐ろしいことに挑んだ、危うさにぶれる少女の未来への道標。よくキレイにオトしたもんだ…

    タイトル覚えにくいでしょ?読後、絶対にタイトルを間違うことはない。

  • 有栖川氏の「平成のドグラ・マグラ」という評は言い得て妙。『ドグラ・マグラ』の構造と読後感によく似ている。奇書の酩酊感を現代の丁寧さと綺麗さのニーズみたいなものでブラッシュアップした感じで、ある意味昭和の奇書のいい部分を打ち消しているとも取れなくはない。それでもやはり奇書風で、良いも悪いも含め「平成の」なのかなと思う。物語の前提条件、登場人物と彼らの置かれた環境から、全く先が予想できない。予想外の展開、良い意味での不安定さで読ませた後にあのラスト。ラストが綺麗に収まり過ぎている感はあるが、個人的には好きだ。

  • 第62回(2016年)江戸川乱歩賞受賞作品。初読み作家。
    猟奇殺人鬼の父・母・兄と暮らし、自らも殺人者である女子高生の市野亜李亜。異常を自覚しつつも大人しく暮らしていたが、兄が惨殺されることで生活が一変する。翌日には母親も失踪し、亜李亜は父親に疑いを向ける。何が現実で、何が虚構で、そして真実は・・・
    内容に難解なところや、グロテスクな部分もあるが文章は読みやすかった。どうまとめていくのかと思ったが、国家ということになると少々違和感が。
    途中、”大金持の不動産王がいたとして、大統領になって、他国へ”みたいなことが書いてあったのには笑ってしまった。

  • 乱歩賞受賞作。

    帯が良かったんですよね。でもちょっぴり「予告編が興奮のピーク系映画」のような印象もあったり。

    淡々とした筆致が異常性を醸し出し、真相が見えそうで見えないヒントの小出しにやきもきします。

    序盤、主観である少女の視点が、所謂中二感とシリアルキラーキャラのシーソーでギッコンバッタン。ところがところが、うーん……って思っているとそのシーソーが地面の泥水に飛び込むようにグリンっと180度回転。高速でギコバタし始めるのです。向こう側(いや、こちら側?)に跨がっているのは、もう中二っ子なんかじゃないんですよねえ。

    しかし「バイオクリミノロジー」。色々とツッコミ所はあるものの面白い考え方ですね。

    複雑なようで案外親切。一応きっちりと終らせているのだろけれども頭のどっかにモヤモヤしたものが残るのは、自分が拾いきれてない要素があるのだろうかと不安になります。

    いちばん最後のシーンが好きです。でもこれすらも著者の意図した読み解きができているのか自信はない。

    トータル評価に悩む本でした。

    でもこれから先、渋滞にはまったときに「これはもしや……」と、ハンドルをトントンしていた指を引っ込めて居住まいを正しちゃったりするならば、小さくとも己のなかに爪痕が残っているということでしょうね。

  • 本屋で帯の書評にひかれて読んだ本。
    読み始めは良かった。父親、母親、兄、自分の家族全員が猟奇殺人鬼という設定!
    だが兄が惨殺されてその死体が消え、母も姿を消す辺りから面白さが半減していく。すべては自分が作り上げた幻覚であり、実は富裕層に実際の殺人をみせる秘密組織が存在するという。その辺の理論がむずかしくてよくわからなかった。
    ただコメダ珈琲とかめざましテレビとか、身近な単語が出てくるのがいかにも
    現代文学で新鮮だった。

  • 地元が舞台なので興味深く読めた。

  • 02/09/2018 読了。

    図書館から。

    んー難しい。
    でも、世界観と設定は惹かれる。

  • 家族4人それぞれが殺人を犯す殺人一家の少女の話。
    脳が作り出す偽りの記憶とか、国家による殺人防止組織とか、殺人遺伝子とか。
    よくよく考えると意味不明な記憶ってあるなあ。そういうのって結局、考えるだけ無駄なのだと思わされた。
    ラストが悲しい。

  • 話の展開は良かったが、畳み方の雑さと奇抜さが合わなかった

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