王様に恋した魔女

  • 講談社
4.02
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本棚登録 : 132
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (138ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062202527

作品紹介・あらすじ

舞台となる世界には、いくつもの国々があり、ときにお互いに争っていました。その世界には魔女もいて、魔女は忌み恐れられながらも、王様とともに国を守ることもありました。
 人々から追われながらも、国を守る。そんな魔女達の短編集です。
 10年以上に渡って、すこしずつ書きためてきた魔女の物語。未発表作品もふくめて、ここに結実しました。
 総ルビで、小学生にも読みやすい作りになっています。

 挿絵は、児童書で数々の挿絵を描いてきた、佐竹美保氏が担当します。

 柏葉幸子×佐竹美保の珠玉の魔女物語です。

感想・レビュー・書評

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  • りんご畑の作品が好きで読んでみたのですが、まったく作風が違って驚きました。守人シリーズを思わせる重厚感のある文体で、ストーリーは全然違うのに、作品の印象がよく似てます。杖殿というネーミングに見られるように日本風の舞台ですが、魔女狩りという西洋の要素があいまって、独特の世界観を生み出しています。短編ですが、同じ世界でおきた魔女の話を集めたもの。時代も50〜100年くらいの枠組みに収まると思います。

  • さまざまな国の魔女をめぐる10の物語。

    すべての漢字にふりがながついているが、難しい語彙も多い。読解力の高い子には読み応えもあり、短時間で読める面白い話がたくさん入っているので、お得感があるのではないだろうか。

  • 国を守るとして杖殿と呼ばれた魔女たちをどの王様も欲しがっていた。杖殿を召し抱えるために大金をもいとわない。だから、一般の人々は魔女とわかると金貨欲しさに王様に突き出すのだ。しかし、杖殿として使えないとわかると魔女はすぐに処刑されてしまう。だから魔女たちは名前を名乗らず、人間の女としてひっそりと暮そうとする。また杖殿としてお城で暮らす魔女も、常にお城を守ることに気を配らなくてなならない。そんな時代(世界)の魔女たちのお話。
    短編集だが、世界観が統一されている。戦や処刑があるという設定ではあるが、実際にはその現場が出てくるわけではない。ゆったりとした世界観で楽しめる。

  •  騎士となった息子のために、戦いに参戦し杖をふるって国を守った魔女がいた。その魔女は、杖殿と呼ばれた。どの国も杖殿として魔女をほしがり、魔女の受難がはじまる。
     10のお話があって、その10話は同じ人が主人公というわけではなく、1つの世界観でゆるくつながっているといった感じ?

  • 【図書館】魔女の10の短編集。お話に少しつながりもあり、よかった。「竜になりたかったお姫さま」が少しウルっとなりました。精霊の守り人シリーズの挿絵もされてる佐竹美穂さんの表紙絵が素敵です。

  • ものすごくよかった。
    どの話も好みすぎた。
    少しずつ繋がる短編連作。
    上質なおとぎ話のような小説だった。
    竜まきの姫君が、いじらしくて、もうほんとうに素敵!
    卵の話も、よかった。こもりうたがなんとも愛にあふれてる。
    たぶん表題に当たるお話の、魔女と王様は、個人的にはまさかでした。そうきたか!
    結構な人物が出てきたのに、どれも、どの魔女も、彼女の回りの人たちも、読了後、きちんと残るくらい印象的でした。
    今後も何度も繰り返して読みたい。
    図書館で借りてきたけど手元にほしい。

  • ★★★★★
    児童書の枠に収まりきれない魔女たちの恋の物語。
    女の子たちが恋をする前に読んでくれたらいいな。
    (まっきー)

  • 様々な魔女の姿を生き生きと描いた短編集。魔女といっても、ふつうの女性として暮らしたり、戦ったり、恋をしたり…。当たり前だけど、いろんな魔女がいる。

  • ヒヤリとする話もあれば心温まる話もあって、魔女の様々な生き方に唸り魅了される。共通するのは、魔女狩りの嵐吹き荒れる生きにくい時代の中で、信じられる僅かな人や仲間と繋がり大切な者を必死で守ろうとする彼女たちの誇り高く美しい姿。“杖殿”という呼称も魔女に対する敬意が感じられて好きだ。
    「蜘蛛の帷子」と「イチノツメとよばれた魔女」が心に残った。

  • 昔から大好きな柏葉幸子さんの物語。オムニバスになっていてたくさんの魔女が出てきます。

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著者プロフィール

1953年、岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクル・ファミリー』(講談社)で第45回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で第54回産経児童出版文化賞大賞を受賞。『つづきの図書館』(講談社)で第59回小学館児童出版文化賞を受賞。『岬のマヨイガ』(講談社)で第54回野間児童文芸賞受賞。ほかの著書に、『ぼくと母さんのキャラバン』(講談社)、「竜が呼んだ娘」シリーズ(朝日学生新聞社)など。

「2021年 『岬のマヨイガ 映画ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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