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Amazon.co.jp ・本 (306ページ) / ISBN・EAN: 9784062202572
作品紹介・あらすじ
2016年、ペルー。山岳カメラマンの真山はシウラ・グランデ峰を登っていた。十年前、クレバスに置き去りにしてしまった親友・樋口を迎えにきたのだ。しかし、遺体を前に驚愕する。極寒のクレバスに閉じ込められた遺体は、歳を取ることなく凍りついているはずだが、樋口は明らかに老いていたのだ。樋口、お前は一体何をしていたんだ?親友が過ごした謎に包まれし“歳月”。真相にたどり着いたとき、あなたはきっと胸を熱くする。
ありえない、そんなはずはない。
10年前、あいつは死んだはずだった――
極寒の氷雪峰に置き去りにされ、
“時”とともに氷漬けになったはずの友。
しかし、対面した遺体は明らかに歳をとっていた……
2016年、ペルーはブランカ山群。山岳カメラマンの真山道弘は単身シウラ・グランデ峰を登っていた。10年前、クレバスに置き去りにしてしまった親友・樋口友一を迎えにきたのだ。ずいぶん待たせて悪かったな――クレバスの底に降り立ち、樋口を見つけ出した真山だったが、遺体の顔を覆う氷雪を落として驚愕する。極寒のクレバスに閉じ込められた遺体は、歳を取ることなく凍りついてしまうはず。しかし、樋口の顔は明らかに10年前より老いていたのだ。なぜだ、ありえない。まさか、樋口はあの時生還していたのか?ならばなぜ連絡をよこさなかった?そしてなぜ同じ場所で命を落としている?樋口、お前は一体何をしていたんだ?
親友が過ごした、謎に包まれし“歳月”。
真相にたどり着いたとき、あなたはきっと胸を熱くする。
注目の乱歩賞作家が仕掛ける、哀しき罪と罰。
『生還者』につぐ感涙必至の山岳ミステリー!
みんなの感想まとめ
極寒の雪山を舞台に、男の友情や信頼、執着が描かれる物語が展開します。10年前にクレバスに置き去りにした親友・樋口を迎えに行った主人公・真山は、驚愕の事実に直面します。彼の遺体は歳を取っていたのです。樋...
感想・レビュー・書評
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登山のあれこれを忘れないうちに山岳ミステリー第二弾を読了です。
今作は男の友情、妬み、嫉み、逆恨み…
誰の事も信じられない男が出会った唯一の相棒
命を預ける相手への信頼、そして執着…
死の間際に何を思ったのだろうか。
ちょっぴり切ない(。-_-。)
いよいよ冬ですね。
遭難救助のニュースを聞くと思います。
気軽に登山はやめましょう!
山をなめてはいけませんよ!
修学旅行で会津磐梯山に登らされた記憶が蘇ります
二度と山は登らないぞ!
高所恐怖症だし(u_u)
山岳世界に女はいらないですね!
まさに山男に惚れるなよ♪です( ̄▽ ̄)笑
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めちゃくちゃ評価高いのね(°▽°)
山岳小説の傑作だって‼︎
山女になりそう…いやムリ\(//∇//)めちゃくちゃ評価高いのね(°▽°)
山岳小説の傑作だって‼︎
山女になりそう…いやムリ\(//∇//)2022/12/16 -
独特の伝奇小説やSFやバトルものが魅力の作者さんですが、この作品では変化球一切なしの直球山岳小説で勝負されています。
読み応えは充分でしたよ...独特の伝奇小説やSFやバトルものが魅力の作者さんですが、この作品では変化球一切なしの直球山岳小説で勝負されています。
読み応えは充分でしたよ。
ぜひ、山女に!
まずは眼光鋭く、無精髭をボウボウに(笑)
読書でなりきってください。2022/12/16 -
2022/12/16
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十年前クレバスに置き去りにしてしまった親友樋口の死体を迎えに行くと、その顔は歳を取っていた⁉︎樋口、生還していたのか?そして自ら失踪し数年後またここに戻って死んだ?なぜそんな事を…真山は樋口との思い出を振り返りながら彼の足取りを追っていく。
樋口には消えなければいけない理由があった。だけどただひとり真山にだけは気づいて欲しかったのだ。本当の自分、本当の登りを。
不器用な樋口だったけど最期は真山を信じ安らかに眠れただろう。なんだかんだ言ってもふたりのザイルはずっと繋がっていたのだから。
生還者の時より山の描写が巧みで、山の素晴らしさ、山の怖さ、山にかける男たちの熱さが伝わってきた。
娘さんよく聞けよ、山男にゃ惚れるなよ〜♪シリアスな小説なのに頭の中はこの歌がずっと浮かんでいた。山男ってやつは…。 -
雪山でクレパスに落ちた親友。10年後に死体を拾い上げに来たら、彼は10年分歳を取った死体となっていた、、、というとんでもなく引き込まれる導入。雪山という極限状態での男の友情の話。ちょっと同性愛的できついと感じる部分もあったが、作者らしい引き込まれる深堀りされた人物像が描かれている。
スター登山家のモデルは不謹慎だが亡くなってしまったあの人かしら、と思って読んでいた。なんとなく事件の背景は序盤から感づくだろうが、幾重にも重なる思いにグッとくる小説。 -
専門用語など、登山なんて全く未知の世界なので全くわからず、登山用具など一つ一つ調べながらの読書で少し時間がかかった。
雪山登山って命がけだからこそ、ここまでザイルパートナーとの結束が強くなるのかな。
お互いの命を預けるだけの信用がないとパートナーとはなれないのだから‥かもしれないけど、未経験者の私には何となく異常?恋愛感情?って思うくらいの2人のお互いを想う気持ちが強くて、少し引いてしまった。
男女であれば、これは恋愛ものと思ってしまう感。
男同士の嫉妬とか、うーんちょっと‥理解不能。
男性読者だったら、男同士の友情ですんなり納得するのかな?
ストーリーは、最後まで生還後の謎が分からなくて面白かったけど、年代が3つくらいに分かれていて、あっちこっちいって今どの年?ってなる事が多くて疲れた。 -
男のロマン…はけっこうこじれると厄介。
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山岳カメラマンの真山は、10年前に遭難しクレバスに置き去りにしてしまった親友の樋口を見つけるために単身で向かう。そこで見つけた樋口の遺体は、どうみても10年前より年を取っている姿だった。
樋口はあの時死なずに済んでいたのか、そして何故生きていたのなら・・・
真山と樋口の友情が熱く描かれている。途中でなんとなく感じる違和感が、真相へと繋がる。
樋口の人となりを表すために書いたのかもしれないが、恋愛の部分はそれほど必要なかったような気がした。 -
山に登る。なぜあんな苦しいことをするんだろう。
自分との闘いか。自然との闘いか。
10年前置き去りにした友人を迎えに行った山岳カメラマンが見た事実。いったい何がどうなっているんだ。10年間の間、クレバスに埋もれていたはずの友人になにがあったんだ。
さまざまな可能性を思いながら読んでいく。
圧倒的な大自然の中で、人間なんて無力でしかない。その無力な人間の、それでも命や人生や生活のさまざまを思い胸が熱くなる。
山岳小説、ってなんでこんなに心惹かれるのだろうか。 -
登山の最中に亡くなったはずの友人が生還していた、という事実に直面した山岳カメラマンが、真相を追うミステリー。
前作の『生還者』同様、未知の登山気分を味わいながらすらすらと最後までたどり着く。
最初に提示された謎にはひかれるが、あえて時間を前後させた部分はどこにどうつながるのか今ひとつわかりにくかった。
また、主人公をはじめ孤独な友人や悪役などステレオタイプの人ばかりが登場するので、それぞれの人物にもう少し深みがあると渋い山岳小説になるのでは。 -
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「怒り」(ジグムント・ミウォシェフスキ)と同じ。めちゃくちゃキャッチーなつかみの謎が開巻すぐにあっさり解かれ、さりとて、それを凌駕するものを用意できているわけではない。結果、肩すかし感が漂う。
一応ふたひねりほどあったり、「怒り」よりはできは良く、こぎれいにまとまってはいる。他レビューには、主人公2人の関係性を評価するものが多かった。
が、私はそこに乗れなかった。いや、この樋口という男、ちょっと気持ち悪すぎでしょ。いくつになっても「捨てられたガキ」のまま、精神的にまったく成長していない。「誰ともザイルは結ばない」なんてうそぶいて孤高をきどりつつ、いったん気を許した相手へは気持ち悪いくらい執着する。そのトラウマ()で辺りかまわず切りつけ、他人を傷つけて憚らないくせに、自分が傷つけられた()時は「オレより同僚の過労を重んじるなんて! オレのために仕事を辞めてくれないなんて!」と被害者ヅラ。
登山技術のたちどころの向上ぶりや「とうてい無理なのでは?」という状況での登頂成功など、眉唾要素も多々。まあ、それはフィクションとして許すこともできるけど、樋口のキモさはガチである。
2019/8/3読了 -
ペルーのシウラ・グランデ峰で親友、樋口を遭難で亡くしてしまった真山道弘。その10年後、真山は再び山に登り、氷の中に閉ざされた友の遺体と再会する。が、樋口の風貌は10年前よりも明らかに年を取っていた。
衝撃的なプロローグからはじまる山岳ミステリー小説。遭難後の樋口の足取りを追う真山の前に現れるのは謎の登山家谷本、アイドル登山家榊などなど。次々と起こる疑惑を乗り越え、到達した結論に真山は樋口との友情を再確認する。
それにしても、遭難者が実は生きていて、再び同じ場所で死ぬなんてありえない展開を、どうにかこうにか着地させてしまった作者の筆力はすばらしい。
本書のミステリー性もさることながら、様々なタイプの登山家が登場し、彼らの孤独、苦労などがストーリーを盛り上げる。改めて思うのは、登山家という職業がハイリスク・ローリターンだということ。 -
最初の謎で、引き込まれる。途中、予想は半分当たったけど、理由までは分からなかった。自分では、肉眼で一生見ることができない景色なんだろうと思うと余計に見たくなる。
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下村さんの登山小説面白い。二人の友情に涙。
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遭難した親友の遺体を見つけた主人公。
しかしその遺体は10年年をとっていた。
天才的なクライマーと彼に心酔する主人公。
男たちの嫉妬、憧れ、野望の中で何があったのか? -
これ、「××していたのは実は○○ではないか」と思って一度本を置き、そこから推理を展開してからまた読み進めると概ねその通りなのねん……。
『シックスセンス』のときもそうだったけど、「こうじゃないか」という推定がほぼ合っている展開だとワクワク感はなくなり、答え合わせ的な観方、読み方になってしまうので損だなぁ。
まあ、なんだかんだ、樋口はツンデレ(^^; -
山岳ミステリ。10年前に死んだはずの遺体が年をとっていた……というなんとも魅力的な謎から始まる物語。
生きていたはずの彼がなぜ行方をくらませたままだったのか、彼の真意を探る主人公の物語は、とにかく熱いです。寒風吹きすさぶ雪山が舞台だというのに、とことん熱い。友情(というのはなまぬるい表現のように思えるかも)と山男のプライドがカッコよくて、山に憧れ……はしないか(苦笑)。あまりに過酷すぎて、中途半端に足を踏み入れてはいけない領域だと思いました。
ミステリとしての部分も印象的。樋口があまりにカッコよすぎて、だからこそ結末(というより最初から分かってるんですけどね)がなんともやりきれなくはあるのだけれど。読後感はじーんとさせられました。 -
山岳カメラマンの真山と親友樋口の、山岳ミステリー。
山を愛してやまない樋口の謎を、親友の真山が追う展開は読みごたえが有ります。
山岳小説に付き物の登山場面は、多分一作目の「生還者」より増えているような気がします。三作目、四作目と更に迫力ある登山場面を期待します。 -
「生還者」に続く山岳ミステリ。10年前、クレバスに置き去りにした親友の遺体を発見した主人公は、遺体が10年前より明らかに老いていることに気付き愕然とする。全く先の読めない、篤い友情の物語です。
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とっても面白かった!!
「生還者」に続く著者2作品目
前回同様雪山に纏わるお話なんだけど、今回は友情×ミステリーって感じ
先が気になって一気読み
涙することはないけど心にジーンと熱いものを感じた
著者プロフィール
下村敦史の作品
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